「教科書を閉じ、現場で問いかける3日間」南三陸町観光協会、2026年夏の探 究学習受入実績レポートを公開。多角的なフィールドワークで高校生の自主性を引き出すプログラムを提供
震災復興から持続可能なまちづくりへ。一次産業・行政・事業者が一体となり、「正解のない課題」に挑む次世代型教育旅行をコーディネート

一般社団法人南三陸町観光協会は、2026年8月に実施された探究学習「夏の東北地域探究旅行(南三陸 海の営み×いのちの循環コース)」の受け入れ実績レポートを公式Webサイトにて公開しました。全国の中学高校・中高一貫校を中心に「総合的な探究の時間」の質的拡充が求められる中、当協会では単なる被災地視察や観光にとどまらない、地域の多様なアクター(一次産業従事者・行政・民間事業者・NPO)と連携したフィールドワーク主導型の探究学習プログラムを展開しています。
▼ 受入事例詳細レポート(公式Webサイト):
https://www.m-kankou.jp/educational-travel/case_study/2026tohokutour/
■ 実施概要とプログラムの特徴
今回の探究ツアーでは、志津川湾の豊かな自然環境と、東日本大震災からの復興を経て「人と自然が共生する『いのちめぐるまち』」を目指す南三陸町をフィールドとして実施しました。
実施日程: 2026年8月19日(水)〜8月21日(金)2泊3日
対象: 武蔵高等学校中学校(東京) 生徒16名(引率教員1名)
テーマ: 海の営み×いのちの循環
協力・講師陣: NPO法人海の自然史研究所(全体伴走コーディネート)/ 南三陸町役場農林水産課 / 宮城県漁業協同組合 / 南三陸海しょくにん / カネキ吉田商店 / 南三陸311メモリアル

■ 3日間のプログラム展開と生徒の「問い」の変化
本プログラムでは、あらかじめ「用意された答え」をレクチャーするのではなく、生徒自身が地域での体験を通して「なぜ?」「どうして?」という当事者としての問いを見つけ出すプロセスを重視しました。
Day 1|海と地域のつながりを知る(インプット&体験)
志津川湾の独自の地形と生態系を、サンオーレそではま海水浴場での自然観察を通して体感。震災伝承施設「南三陸311メモリアル」での講話やまちあるき語り部を通して復興の歩みを学ぶとともに、役場職員から近年の海水温上昇や人口減少による水産業の最新課題を聞きました。
Day 2|現場で生きる人々の営みと「声」に触れる(フィールドワーク)
早朝の地方卸売市場見学、漁船での養殖場洋上視察、水産加工工場の見学を実施。現役の漁師や水産事業者へ直接インタビューを行い、新魚種への挑戦の難しさや高齢化といった「現場のリアルな葛藤」を肌で感じ取りました。
Day 3|体験を「問い」に変え、探究計画へ(アウトプット)
3日間で収集した一次情報をもとに、生徒自身が探究テーマを設定。「新しい漁業への資金調達」「志津川湾の海藻保全」「養殖技術の伝承」など具体的な探究計画を作成し、プレゼンテーションを行いました。
■ 参加生徒・引率教員のコメント(一部抜粋)
【参加生徒の声】
「津波の被害があった町として知っていたが、知識だけではない本当の実感を得られた。」
「『人と交流する』ツアーを期待して参加。海に関わる様々な立場の方と深いお話しができた。」
「実際に体験して自分でさらに深掘りすることは、とても大切なことだと強く気づかされた。」
【引率教員のコメント】
「探究テーマとなる地域の海で泳ぐなど、まずは楽しみながら地域に入っていけたことが良かった。漁師、行政、漁協、水産加工業者と、さまざまな立場から”海”を知ることで、学校だけでは伝えきれない現場の課題にも触れることができた。この経験が、生徒たち自身の地域を見つめ直すきっかけになればと思います。」
■ 本プログラムが提供する教育的価値(学校関係者様へ)
当協会では、全国の中学校・高校・教育委員会様向けに、地域一体型の教育旅行・探究学習をワンストップで企画コーディネートしています。
専門コーディネーターによる伴走支援:
NPO法人等の専門家が事前指導から現地ワークショップ、事後学習の接続まで一貫してサポート。引率教員の負担を軽減しつつ質の高い学びを実現します。
本物の「一次情報」へのアクセス:
教科書やネット検索では出合えない、第一線で働く人々の生の声や課題に直接触れることで、生徒の思考力・当事者意識を引き出します。
学校のカリキュラムに応じた柔軟なカスタマイズ:
「防災・減災」「環境・生態系」「地方創生・SDGs」「キャリア教育」など、学校が設定したいこの地域ならではのテーマに応じたオーダーメイドの行程作成が可能です。

■ 今後の展望・教育関係者様向け相談窓口
一般社団法人南三陸町観光協会では、来年度(令和8〜9年度)に向けた探究学習、修学旅行、校外学習の受け入れ相談および事前現地視察(ファムトリップ)のご案内を随時承っております。
【お問い合わせ・資料請求先】
一般社団法人南三陸町観光協会 担当:旅行企画部門
TEL:0226-47-2550(受付時間:9:00〜18:00)
E-mail:travel@m-kankou.jp
教育旅行公式Webサイト:https://www.m-kankou.jp/educational-travel/
■ 団体概要
名称: 一般社団法人南三陸町観光協会
代表:会長 佐藤 太一
所在地: 〒986-0752 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1(道の駅さんさん南三陸内)
設立: 2009年
公式HP: https://www.m-kankou.jp/
すべての画像
