ECOMMIT と西尾市が「循環型社会形成に向けた事業連携」に関する協定を締結

循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築する株式会社ECOMMIT（本社： 鹿児島県薩摩川内市、代表取締役 CEO：川野 輝之、以下「ECOMMIT」）と、愛知県西尾市（市長：中村 健）は地域の廃棄物削減化及び分別意識の醸成を図ることを目的として「循環型社会形成に向けた事業連携」に関する協定を締結いたしました。

経緯及び目的
ECOMMITは、西尾市の行う官民連携事業による課題解決の取組として、昨年度の課題テーマ「県内ワースト１返上！家庭から出る燃えるごみを減らしたい」に対し、民間事業者等から企画提案を公募する方式により、最優秀提案に選出されました。市民の生活動線上に衣類、雑貨を回収できる「PASSTO（パスト）」を設置することにより「捨てる」から「再利用」の行動変容を促し、ごみの減量及び分別意識の醸成を図ることを目指すものであり、市内５か所における実証実験を経て、令和7年12月から本実施いたします。

取り組みについて
本協定により、令和7年12月5日より、ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO（パスト）」の不要品回収ボックスを市内8拠点に設置し、ご家庭で不要になった衣類や雑貨を廃棄するのではなく、リユースやリサイクルへと繋げる仕組みを提供することで、地域全体で資源循環に取り組みます。

「PASSTO（パスト）」で回収された不要品は、ECOMMITの循環センターで選別され、国内外でリユース品として再流通させるほか、リユースが難しいものはリサイクルパートナーを通じて再資源化等を行います。またトレーサビリティシステムにより、再流通先をデータで管理しているため、廃棄を最小化できているかを常に可視化し、透明性の高い循環を実現することができます。

今後もECOMMITと西尾市が連携しながら、市民の皆様の身近な生活導線上に、資源循環の入口を創出することで、気軽に資源循環に取り組める環境づくりを行ってまいります。

連携協定について
■協定の名称
「循環型社会形成に向けた事業連携」に関する協定

■締結日

令和7年12月4日

	回収方法	回収場所	回収日時
1	資源循環サービス「PASSTO（パスト）」の不要品回収ボックスの設置 ■回収できるもの 衣類（こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカート、タオル　他） 雑貨・おもちゃ（バッグ／キャップ・ベルト／ミニカー・鉄道玩具／ぬいぐるみ・フィギュア等）	・おしろタウン　シャオ(下町) ・憩の農園ファーマーズガーデン（斉藤町） ・ドミー　一色店（一色町） ・八ツ面ふれあいセンター（戸ヶ崎町） ・西野町ふれあいセンター（上町）  ・一色町公民館（一色町） ・きら市民交流センター（吉良町） ・西尾市文化交流センター（寺部町）	令和7年12月5日〜
2	宅配PASSTO LINEの友だち登録をするだけで、ご自宅から送料・集荷無料で不要品をお送りいただけます。	LINEミニアプリから無料で集荷	令和7年12月5日〜

▼「宅配PASSTO」LINEの友だち追加はこちらから

宅配PASSTO WEBサイト：http://bit.ly/4mYwQit

西尾市 市長 中村 健 氏　コメント

株式会社ECOMMIT様との連携協定により、衣類や雑貨等を回収するボックス「PASSTO」を市内に設置する運びとなりましたことを深く感謝いたします。

西尾市は、平成26年度から令和4年度まで家庭ごみ排出量が県内３８市中ワーストという課題を抱えてきました。令和5年度ではワーストを脱したものの、依然としてごみが多い現状です。

本協定は、生活動線上に衣類や雑貨を回収する「PASSTO」を設置することにより「捨てる」から「再利用」への意識転換を促し、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会から様々な資源を有効活用する循環経済への移行とごみ減量を進めていく足がかりとなると期待しています。 多くの市民の皆様にご活用いただき持続可能な循環型社会の実現と、未来の世代に誇れる環境を創り上げることを目指します。

株式会社ECOMMIT 上席執行役員 CSO（Chief Sustainability Officer）・ESG推進室長　

坂野 晶 コメント

この度、西尾市と循環型社会形成に向けた連携協定が締結できましたことを心より感謝申し上げます。また、「家庭から出る燃えるごみを減らしたい」という地域課題解決に向けての公募において、最優秀提案に選出いただき、大変嬉しく思います。当社は、ご家庭で使わなくなった衣類や雑貨などを、リユースやリサイクルへと繋げる資源循環のインフラの担い手として、様々な「まだ使えるけれど使わなくなった」ものの回収機会と仕組みを作り、まだ使えるものを次の使い手につなげています。これは、地域の廃棄物量の削減に貢献することはもちろん、資源循環を当たり前の社会の仕組みとしていく大きな一歩です。さらに、「宅配パスト」により、自宅から送料無料で不要品を手放せるサービスもスタートし、ますます捨てる以外の選択肢を市民のみなさまにお届けすることができるようになりました。こうした仕組みづくりの先進実践地として、西尾市でご一緒できることを益々増やしていきたいと考えております。今後も中村市長をはじめ、西尾市民の皆さまとともに、地域の課題解決、そして循環型社会の実現の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。

「PASSTO」について

捨てない社会をかなえる「PASSTO（パスト）」〜 あなたの街の循環ステーション 〜

「PASSTO」は、 “PASS TO”を短縮した造語で、「次の人に渡す、未来へつなぐ」を意味しています。PASSTOは、生活者の身近な場所で資源循環の入口となり、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくります。PASSTOでお預かりした衣類のリユース・リサイクル率は約98％。単純焼却された場合と比べて、CO2排出量の削減にも貢献しています。

PASSTO official website : https://www.passto.jp/

Instagram：https://www.instagram.com/passto.jp

PASSTOコンセプトムービー：https://www.youtube.com/watch?v=seu_1WqX1fA

ECOMMITについて

ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」ために、ものが循環するインフラをビジネスで実現する循環商社です。全国8箇所に自社の循環センターを持ち、不要になったものを回収・選別・再流通しています。さらに、"ものの流れ"をデータ化する自社開発のトレーサビリティシステムにより、リユース・リサイクル率の算出や、CO2削減量のレポーティングまで行うことで、企業や自治体のサステナビリティ推進に向けたサービスを包括的に提供しています。

（１） 会社名：株式会社ECOMMIT

（２） 代表取締役CEO：川野 輝之

（３） 所在地：鹿児島県薩摩川内市水引町2803

（４） URL： https://www.ecommit.jp/

（５） 設立： 2008年10月1日

（６） 事業内容：循環型社会に向けたインフラ・システム開発およびリユース・リサイクル事業

西尾市について
https://www.city.nishio.aichi.jp/