ハコベル、Azoop社より運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」事業を承継。
〜トラック新法など法改正対応が続く運送事業者の経営効率向上を後押し〜
「物流の『次』を発明する」をミッションに掲げるハコベル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:狭間 健志、以下:当社)は、この度、株式会社Azoop(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:朴 貴頌、以下:Azoop)が運営する運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を対象とした吸収分割契約を締結し、2026年2月1日(日)より事業を承継することをお知らせします。本承継により当社は、物流を支える運送事業者に対する経営支援機能を一層強化し、物流業界の持続的発展へのさらなる貢献を目指します。

◼️「トラッカーズマネージャー」とは
「トラッカーズマネージャー」は、運送会社の収益性・業務効率向上ならびに法令遵守の取り組みを支援する運送業務支援システムです。
車両管理機能・運行管理機能を有しており、従来Excelや紙ベースで行われてきた車両・ドライバー・運行の各種情報管理をクラウド上で一元化するほか、請求・売上管理も同一システム上で行うことができます。さらに、トラック1台あたりの収益を集計・可視化します。これらの機能を通じて業務効率改善ならびに車両あたりの収益性向上が図れるほか、車両状態等の適切な管理によるメンテナンスコストの低減や、労務管理等を含む監査対応・法令対応にも寄与するため、多くの運送会社から支持されています。
◼️本承継の背景
当社は、ビジョンに「物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る」を掲げ、運送手配マッチング事業と物流DXシステム事業を展開しています。これらの事業を通じて、運送事業者や荷主、3PL事業者など様々な立場で物流を支える顧客の課題解決に向き合ってきました。
昨今、物流業界では2025年4月の物流関連二法改正を受け、様々な取り組みが進められています。2026年4月以降の特定荷主等での物流統括管理者(CLO)設置義務化などが注目されている一方、今後はトラック新法の段階的施行などが予定されており、運送事業者にも影響が及ぶ見込みです。こうした事業者は日本の物流を支える存在ですが、特に中堅・中小規模の事業者においては投資余力や人的資本が限られているのが実情であり、業界構造や経営環境の改善を目途とした法改正にも関わらず、その対応が負担となりかねません。このため当社は、運送事業者の経営効率向上に資するソリューションを拡充し、事業環境を取り巻く変化への対応を支援することがビジョン実現に繋がるとの考えのもと、他社との協業を含め様々な方法を検討してきました。
「トラッカーズマネージャー」は、運送事業者やメーカー物流子会社、3PL事業者等の経営効率化を支援するシステムであり、当社の既存顧客・運送パートナーに対して提供価値の拡大が見込まれます。また、従来「トラッカーズマネージャー」を利用されてきた運送事業者に対しては、運送手配マッチング事業を通じた事業機会の拡大という価値提供も可能です。事業運営を一元化することでこうしたシナジーを最大化できると考え、この度当社が当該事業を承継し「トラッカーズマネージャー」の運営を担う運びとなりました。
当社は、「トラッカーズマネージャー」と、Azoopが展開する中古トラック売買プラットフォーム「トラッカーズオークション」との連携を今後も継続するとともに、当社既存サービスである「ハコベル配車管理」との連携も進め、様々な規模の運送事業者に対し経営効率のさらなる改善を支援してまいります。
◼️株式会社Azoop 代表取締役社長CEO 朴 貴頌 氏 コメント
「トラッカーズマネージャー」は、私たちが創業以来、『運送会社の経営を強くしたい』という一心で育て上げてきた、まさに手塩にかけたサービスです。まだアナログな管理が主流だった現場に何度も足を運び、お客様一人ひとりの切実な声に耳を傾けながら機能を磨いてまいりました。その結果、多くの事業者様において、Excelや紙での煩雑な管理からの脱却、そして『1台あたりの収益可視化』という経営の透明化を実現できたことは、私たちの大きな誇りであり、確かな実績です。共に歩んでくださったユーザーの皆様には、感謝の言葉も尽きません。
今回、収益性向上や法令遵守を目指すお客様にとってより便利で使いやすいサービスを実現すべく、その運営をハコベル社に託すことになりました。これまで私たちが大切にしてきた物流・運送業界への想いを同社が引き継ぎ、既存事業とのシナジーを最大化することで、よりお客様のお役に立つサービスへと育てていただけると確信しております。これまでのご愛顧に感謝を申し上げるとともに、新たな運営のもと「トラッカーズマネージャー」がより大きな価値を発揮していくことを楽しみにしております。私たちは引き続き「次世代に、新たな選択肢と可能性を。」というミッションの実現に向け、物流・運送業界に向き合い邁進してまいります。
◼️ハコベル株式会社 代表取締役社長CEO 狭間 健志 コメント
当社は「物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る」というビジョンのもと、B2B輸送の新しい業界標準、オープンなプラットフォームの構築を目指しています。同業他社との協業にもオープンに取り組んでおり、特に2022年のセイノーホールディングスとラクスルによるJV化以降、様々なステークホルダーとの連携を強化してきました。そのなかで、当社の既存事業とのシナジーが見込まれ、顧客への提供価値拡充に繋がるサービスの事業承継は重要な選択肢であると考えております。このたびご縁に恵まれた「トラッカーズマネージャー」は、物流を現場で支える運送事業者の皆様の経営効率改善に直結するサービスです。今後も物流業界では変化の波が続くことが見込まれていますが、Azoop様が大きな使命感を持って提供されてきた本サービスを引き継ぎ、一層成長させていくことで、こうした環境下で事業を営む運送事業者の皆様の一助となるとともに、物流業界の持続的な成長・発展へのさらなる貢献を目指してまいります。
◼️ハコベル株式会社について
ハコベル事業は「物流の『次』を発明する」をミッションに、印刷のプラットフォームを展開するラクスル株式会社の新規事業として2015年に開始いたしました。2022年8月に分社化、セイノーホールディングスの出資を受け、セイノーホールディングス・ラクスルのジョイントベンチャーとして新たなスタートを切りました。2023〜24年には山九・福山通運・日本ロジテム・日本郵政キャピタルにも資本参画いただき、2025年には環境エネルギー投資、SOMPO Growth Partners、JA三井リースからもご出資いただいております。
【企業情報】
商号:ハコベル株式会社
代表取締役社長CEO: 狭間 健志
設立:2022年8月1日
所在地:東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル1・3F
事業内容:運送手配マッチングサービス、物流DXサービスを展開する物流プラットフォーム事業
URL: https://corp.hacobell.com/
サービスサイト:https://www.hacobell.com/
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