博士の研究活動は週41.8時間/専門分野によってインターンシップへの参加度合いに差も【課程別・専攻別:24卒理系学生576人に調査】
技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、2024年新卒の理系学生576名を対象に、「就職活動に対する意識調査」を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査目的:理系学生の就職活動の動向把握
調査対象:就活サイト「アカリク」会員のうち、2024年新卒の理系学生(博士:26.0%,修士:69.3%,学部4.7%)
有効回答数:576名
- 博士は週平均41.8時間を研究・学業に費やす
- 博士が就活に費やす時間は週平均5.6時間
- インターンシップへの参加は学部・修士が5社程度、博士は1.7社に留まる
- 最も研究に時間を費やしている分野は化学・生物系
- インターンシップが最も盛んなのは情報系
- 【調査者コメント】
専攻別で見ると、研究活動に費やす時間が最も多いのは化学・生物系で34.3時間、最も少ないのは情報系で17.4時間でした。インターンシップの参加状況については、情報系の参加企業数が最も多く平均5.3社で、95.2%が1社以上のインターンシップに参加しています。一方で、参加企業数が最も少ないのは化学・生物系の3.8社で、1社以上のインターンシップを経験している方は67.8%に留まっています。この結果については様々な要因が考えられ、一概には言えませんが、専攻により研究活動や就職活動への取り組みは差が出てくることが伺えます。
研究職・技術職採用の担当者におかれましては、このように、在籍課程や専門分野による研究や就職活動への時間の使い方の差にも注目していただき、特に多くの時間を研究・学業に費やす専攻分野の方や博士課程学生に対しては、研究活動と両立しやすい採用フローを提供することで学生自身の満足感にもつながると考えられます。当社としてもそういった学生に対して、早期からキャリア形成ができるような機会を積極的に提供していくことで、実際の就職活動期間が短くても学生が十分納得してキャリア選択することができるよう、引き続き支援して参ります。
- 詳細レポート
詳細レポート:https://biz.acaric.jp/whitepaper/3613
【詳細レポートの調査内容】
学業・生活時間についての調査(課程別・専攻分野別)
就職活動に対する意識調査(課程別・専攻分野別)
推薦の利用状況について(課程別・専攻分野別)
インターンシップの参加状況について(課程別・専攻分野別)
本エントリー状況について(課程別・専攻分野別)
- アカリクについて
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
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