インドネシア・タイでの数学教育事業が文部科学省「EDU-Portニッポン」応援プロジェクトに採択
関数電卓の活用を通じて「自ら考え学び続ける」人材の育成を支援
カシオ計算機は、インドネシア・タイでの数学教育事業が、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択されましたのでご案内します。7月より順次、両国の現地教員等と協働で、後期中等教育の生徒が関数電卓を用いながら主体的に学べる探究型授業の開発を進めていきます。
「EDU-Portニッポン」は、官民協働で取り組む、日本型教育の海外展開を推進する事業です。今回当社の取り組みが、授業開発を通じて教育の向上を目指すプロジェクトとして海外展開モデルとなることが期待できることから「応援プロジェクト」に選定されました。当社では、学校現場での関数電卓の普及を図る「GAKUHAN」活動をグローバルで展開しており、両国では2008年に活動を開始しました。
両国では教育政策として「自ら考え学び続ける」人材の育成を推進しており、関数電卓の活用を通じて、考える力や問題解決能力の養成を重視した授業の定着を図ります。その延長線上で、インドネシアでは産業人材の育成・日系企業への雇用促進、タイでは都市部と地方との教育格差解消を目指します。
【プロジェクトの主な取り組み】
■教材の開発
「自ら考え学び続ける」ためのスキルを習得する学習指導案や教材(教師向け・生徒向け)を開発・作成します。
■教員に向けたトレーニングの実施
遠隔でもトレーニングできるようエミュレータソフト※を使用し、教育現場における関数電卓の有効な活用方法や授業ノウハウを現地の教員に伝える機会を設けます。模擬授業の実施を通じて、実践に向けたサポートも図ります。
※ パソコン上に関数電卓を表示し、本体と同様の操作で計算ができるソフトウェア
■パイロット授業の実施
地域ごとのモデル校を設定した上で、学習指導方法を実践するパイロット授業を実施。結果分析を行い、新たな授業開発に生かします。対象となる生徒には、関数電卓等の提供を行います。
当社は今後も「GAKUHAN」活動を通じて、教育現場への貢献に努めてまいります。
【ご参考:文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」について】
「EDU-Portニッポン」は、官民協働のオールジャパンで取り組む、日本型教育の海外展開を推進する事業です。
世界が日本の教育に大きな関心を持っている中で、教育コンテンツを海外展開する取り組みを、パイロット事業や応援プロジェクトとして採択しています。2016年の事業開始以降、世界36の国と地域に展開しています。
今回の当社の取り組みは、海外展開モデルとなることが期待できる案件として「令和3年度 EDU-Portニッポン 応援プロジェクト」に採択されています。「日本型教育の官民協働プラットフォーム」を通じて、現地機関との調整支援などを受ける予定です。
・関連リンク:https://www.eduport.mext.go.jp/
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