サーバーワークス、ITエンジニアの生成AIによる働き方、スキルの変化に関する調査結果を公表

約4割が生成AIを「脅威」、約3割が「相棒」と捉え、約3割は中立

株式会社サーバーワークス

アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS)のAWS プレミアティアサービスパートナーである株式会社サーバーワークス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大石 良、以下:サーバーワークス)は、ITエンジニアの生成AIによる働き方、スキルの変化に関する調査結果を公表しましたので、お知らせします。

サーバーワークスは、エンジニアを中心として働き方に関する様々な調査を実施し、新しい時代の働きやすさについて考察していく「働き方ラボ」を立ち上げています。今回の調査結果は、全国に住む20歳以上の企業に勤めるITエンジニア264名を対象に実施した調査をまとめたものです。

これまでの「働き方ラボ」での調査はこちら

<調査のポイント>

  • 生成AIの導入以降、業務内容が「大きく変化した」が31.4%、「やや変化した」が51.9%と、8割以上のITエンジニアが変化を実感

  • 求められるスキルの変化について、「とても感じている」が26.1%、「やや感じている」が57.6%と、変化を感じる割合が8割以上

  • 生成AIを約4割が脅威、約3割が相棒と捉え、割合としては「脅威」と感じている人のほうが多い結果に

  • 生成AIの活用で、4割以上の人が働きがいが「上がった」と回答。

■調査概要

方法:インターネット調査(Fastaskを利用)

期間:2025年9月29日~10月6日

対象:全国に住む20歳以上の企業に勤めるITエンジニア264名

■調査結果

生成AIの導入以降、業務内容に変化を感じているかたずねたところ、「大きく変化した」が31.4%、「やや変化した」が51.9%と、8割以上のITエンジニアが、変化を感じていると回答しました。

生成AIにより求められるスキルに変化を感じるかたずねたところ、「とても感じている」が26.1%、「やや感じている」が57.6%と、こちらも8割以上が、変化を感じていることがわかりました。

生成AIをどのように捉えているか、「脅威」か「相棒」かで選んでもらったところ、「脅威だと感じている(12.1%)」「どちらかというと脅威(28.0%)」で、約4割が脅威と捉えていると回答しました。

また、「相棒だと感じている(13.3%)」「どちらかというと相棒(17.8%)」と、約3割が相棒と捉えていることがわかり、割合としては「脅威」と感じている人のほうが多い結果となりました。「中立的」との回答は3割弱でした。

一方で、生成AIの活用で働きがいに変化があったかをたずねたところ、働きがいが「上がった(14.8%)」「やや上がった(28.0%)」と、4割以上の人が働きがいが「上がった」と回答しました。最も多かった回答は53%の「変わらない」でした。

前問では生成AIを「脅威」と見る人が割合としては多いながらも、実際の変化としては、生成AIが働きがいを向上させていることがわかります。短期的には生成AIによる効率化で働きがいが向上しつつも、長期的な視点では脅威と捉えている人が多いことも推測できます。

生成AIの利用によって、時間が減ったと感じる業務を選択してもらったところ、最も多かったのは「テストコードの生成」で、45.1%の人が減ったと感じると答えました。そのほか「ドキュメント作成(44.7%)」、「定型的なコード記述(43.9%)」が続きました。

一方で、時間が増えたと感じる業務については、最も多かったのが「AIへの指示(プロンプト)作成(43.9%)」で、続いて「AI生成物のレビュー・修正(42.4%)」、「新しい技術のキャッチアップ・学習(34.5%)」でした。

生成AI時代に、ITエンジニアにとって最も重要になると思うスキルをたずねたところ、最も多かったのは「AIツールの活用スキル」で24.6%、続いて「論理的思考力」が14.4%、次に僅差で「プロンプトエンジニアリング」11.4%、「問題解決力」11.0%が続きました。

生成AI時代に、非技術スキルの必要性の高まりを感じるかたずねたところ、非常に感じるが27.7%、やや感じるが56.8%と、8割以上が非技術スキルの必要性を感じていることがわかりました。

■サーバーワークスの取り組み

本調査では、ITエンジニアの約4割が生成AIを「脅威」と捉え、「相棒」と捉える約3割を上回りました。

サーバーワークスは、これからの社会に不可欠となる生成AIを、人と競合する「脅威」ではなく、人の能力を拡張し、共に価値を創造する「相棒」であると位置づけています。

実際に生成AIの活用で定型的な作業が効率化され、4割以上のエンジニアが「働きがいが上がった」と回答しているように、AIとの協働は、より創造的で本質的な業務に集中できる環境を実現すると考えています。

その信念に基づき、サーバーワークスは以下の通り、社内外で生成AIの活用を具体的に推進しています。

〈お客様の生成AI活用を支援する社外向けの取り組み〉

〈社内における積極的な生成AI活用〉

  • 研修でのAI活用とスキル向上

    中途入社者研修に「生成AIトレーナーBot」を導入し、教育の効率化と質の向上を実現しています。
    ▽中途採用者研修における「生成AIトレーナーBot」活用事例

    https://www.serverworks.co.jp/blog/ai/generative_ai_trainer_bot.html

  • 生成AI活用推進チームの発足、発信等の活動

    「Amazon Q Developer」の活用を推進しており、現在利用者は90%を超えています。ほかにも、各エンジニアが積極的に自社の技術ブログで発信を行っています。
    ▽サーバーワークスエンジニアブログ

    https://www.serverworks.co.jp/news/awsaiamazon_q_developer_proai.html

また、直近では「Amazon Q Business」の社内実証実験を開始し、常に最先端の活用方法を模索しています。

▽概要(プレスリリース)

https://www.serverworks.co.jp/news/20251029_amazonqbusiness.html


私たちは今後も、社内での実践を通じて得た先進的な知見をお客様への提供価値として還元し、ビジネスの成長をサポートしてまいります。生成AIという強力な「相棒」と共に、当社ビジョンである「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」の実現を、より一層力強く推進してまいります。

■株式会社サーバーワークスについて

サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに掲げ、2008年よりクラウドの導入から最適化までを支援している AWS 専業のクラウドインテグレーターです。

2025年8月末現在、1,480社、27,100プロジェクトを超える AWS 導入実績を誇っており、2014年11月より AWS パートナーネットワーク( APN )最上位の「AWS プレミアティアサービスパートナー」に継続して認定されています。

移行や運用、デジタルワークプレース、コンタクトセンターなど多岐にわたって認定を取得し、 AWS 事業を継続的に拡大させています。

取得認定、実績についての詳細はこちらをご覧ください:https://partners.amazonaws.com/jp/partners/001E000000NaBHzIAN/

*本リリースに記載された会社名、サービス名等は該当する各社の登録商標です。

*本リリースの情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社サーバーワークス

20フォロワー

RSS
URL
https://www.serverworks.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
新宿区揚場町1-21 飯田橋升本ビル2階
電話番号
03-5579-8029
代表者名
大石 良
上場
東証1部
資本金
32億92万円
設立
2000年02月