民間にひらかれた商業宇宙港「北海道スペースポート」プロジェクトに新たに15社から企業版ふるさと納税で4.2億円の寄附
〜ロケット射場等の施設整備と、大樹町の宇宙関連企業のビジネス支援に〜

北海道大樹町(町長:黒川豊)は、民間にひらかれた商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」プロジェクトの資金として、2025年10月から12月までの間に、北海道内外の15社から4.2億円の企業版ふるさと納税による寄附をいただきましたいた。
大樹町は、SPACE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役社長兼CEO:小田切義憲)とともにHOSPOを運営しています。HOSPOの施設を拡充するハード整備(航空公園機能拡充事業)と、町内宇宙関連企業のサポートや航空宇宙関連の普及啓発などのソフト支援(航空宇宙関連ビジネス推進事業)を2本柱に、HOSPOプロジェクトを推進しています。
2020年4月のプロジェクト開始から、2025年12月までにいただいた寄附は、延べ341社・34億8,860万円(内訳 ハード:18億1,030万円、ソフト:16億7,830万円)となりました。大樹町とSPACE COTANは、HOSPOのビジョンである航空宇宙産業の集積「宇宙版シリコンバレー」の早期実現を目指して、宇宙港整備と宇宙関連企業のビジネス支援を進め、日本の宇宙産業を支えていくとともに、宇宙産業による地方創生を推進してまいります。
◆この度ご支援いただいた企業のみなさま(五十音順)
アミューズメント北海道株式会社、株式会社アンクシステムズ、SMFLレンタル株式会社、株式会社オーサカステンレス、株式会社釧路製作所、サニー・トレーディング株式会社、三機工業株式会社、有限会社三晃、東京建物株式会社、日本生命保険相互会社、株式会社日本旅行北海道、北海道ガス株式会社、株式会社本間解体工業、マナブデザイン株式会社、他1社(非公表)
自立的な宇宙活動実現へ政府による宇宙輸送支援が加速
民間宇宙ビジネスの拡大により、世界の宇宙市場の規模は2040年、現在の3倍近い140兆円に成長すると予測されています。人工衛星の打上げの需要は高まっていますが、国内では機会が少ないため、多くが海外のロケットで打ち上げられています。
2023年6月に閣議決定された宇宙基本計画では、他国に依存しない宇宙へのアクセス確保・自立的な宇宙活動の実現が示されました。その具体策として、文部科学省によるスタートアップ支援制度「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金)」で、民間ロケットの開発・実証に5カ年・350億円が配分されることとなりました。
さらに、企業や大学の技術開発や商業化を支援する総額1兆円の宇宙戦略基金が創設され、射場に関連する地上系システムの基盤技術開発についても支援対象となりました。政府は、国内での打上げ能力を、2030年代前半までに年間30件程度確保することをKPI(重要業績評価指標)に設定しており、宇宙輸送分野への支援を加速させています。

複数種のロケットを高頻度に打上げられる次世代の射場を目指す
HOSPOは垂直・水平型の多様な打上げに対応した国内唯一の複合型宇宙港です。ロケットやスペースプレーンの射場を整備し、国内外の企業や大学等の打上げ・実験を支援しています。年間40件程度の実験が行われており、2019年と2021年には民間企業が打ち上げた観測ロケットが3度、宇宙空間に到達しています。
2022年から、超小型〜小型ロケット(低軌道に最大2tの輸送能力)を打ち上げられる新たな射場Launch Complex 1(LC1)の建設と滑走路延伸工事を実施してきました。財源の一部は企業版ふるさと納税を充てており、多くの皆様のご支援により寄附総額は目標の11億円に到達しましたが、昨今の資材価格高騰で総事業費が膨らんだことから、継続して寄附を募っています。
LC1は2026年9月の完成後、インターステラテクノロジズなどによるロケットの打上げが予定されています。滑走路延伸工事は2024年6月に完了し、スペースプレーンや空飛ぶクルマ、ドローンなどの次世代エアモビリティの実験等で利用されています。
HOSPOはアジアにおける宇宙ビジネスのハブを目指し、国内外の事業者による高頻度で多様な打上げに対応するため、新たな射場Launch Complex 2(LC2)やP2P輸送(高速2地点間輸送)用の3,000m滑走路整備も計画しています。
◆寄附いただいた企業様のご紹介(五十音順)
アミューズメント北海道株式会社
アミューズ北海道は、人材派遣に加え、スキーレンタルや空港サービス、アクティビティ運営や運送業まで幅広く展開し、地域の多様なニーズに応えています。
所在地 :札幌市中央区北4条西6丁目1 毎日札幌会館9階
代表者 :代表取締役 川村 廣明
事業概要 :人材派遣業、アクティビティ、スキーレンタル、エアポートサービス業
ウェブサイト:https://amuse-staff.com/
株式会社アンクシステムズ
組込制御系や各種アプリ、そして様々なWebサービスなどを開発する技術ソリューション提供の会社です。
社内で完結する内製率100%、10カ国以上からなる社員が在籍するグローバルチームでクライアント企業のビジネス加速をサポートします。
所在地 :大阪市中央区南船場4丁目7-15 TAG南船場ビル3F
代表者 :代表取締役 金 明淑
事業概要 :ソフトウェア開発業
ウェブサイト:https://ankh-systems.co.jp/
SMFLレンタル株式会社
SMFLレンタル株式会社は、三井住友フィナンシャルグループと住友商事をバックボーンとするSMFLグループ唯一のレンタル会社です。
主要レンタル品はPCなどのIT機器と電子計測器てす。電子計測器では、数多くの機器や評価システムに加えて、宇宙分野の開発に欠かせないスペースチャンバ、振動試験器等、信頼性試験に関わる評価環境を提供し、開発工程での様々な課題を解決する独自のソリューションを展開しています。
時代とともに変化する「新たなレンタルサービス」を創造し、常にお客様のニーズを見据えながら新しい付加価値を追求しています。
所在地 :東京都千代田区一ツ橋2丁目1番1号
代表者 :代表取締役社長 大村 尚之
事業概要 :IT機器のリースおよびレンタル・売買、IT機器導入支援・保守等サービス、電子計測器のリースおよびレンタル・売買および受託校正等メンテナンス業務
ウェブサイト: https://www.smfl-r.co.jp/
株式会社オーサカステンレス
オーサカステンレスは高機能金属の専門卸商社です。
創業以来、鋼材流通業者として「ニッチ」と「チャレンジ」をポリシーに、新たな事に挑戦し続けて参りました。
世界でも有数のステンレス・ニッケル合金に代表される高機能金属材料の品揃えと、豊富な海外販売・調達ネットワークを通じて、グローバルに様々な産業分野のモノづくりを支えています。
所在地 :大阪市西区本田3-2-4
代表者 :代表取締役社長 矢賀 亘
事業概要 :鋼材の卸売、金属加工製品の製造販売、金属製品の輸出入
ウェブサイト:https://www.osc21.co.jp/
株式会社 釧路製作所
創業69年、日本最東端の橋梁メーカーです。広大なヤードと大型クレーン、門型マシニングセンタなどを備え、鋼構造物の設計から加工・溶接・組立・塗装・検査、現地架設・据付まで自社工場で一貫対応しています。スローガン「挑戦する企業」を掲げ、宇宙・水門防災・電気事業へも参入。技術を磨き、北海道のものづくりの発展に貢献してまいります。
所在地 :北海道釧路市川北町9番19号
代表者 :代表取締役社長 羽刕 洋
事業概要 :橋梁、各種タンク、クレーン、コンベア、圧力容器、鉄骨、その他一般産業機械の設計・製作・施工、宇宙関連設備製造・鋼製水門製造・電気工事業・塗装工事業・解体工事業
ウェブサイト: http://kushiro-ses.co.jp
サニー・トレーディング株式会社
当社は、ロケット用バルブ類や地上支援設備をはじめとする航空宇宙機器、水素ステーション向けガスコンプレッサーを中心とした環境エネルギー機器、陸上養殖向け水質管理計などの計測機器、食品用ドラムポンプを含む汎用産業機器を、主に米国・欧州から輸入し、日本国内の工場でお客様のニーズに合わせてカスタマイズしたうえで、販売からアフターサービスまで一貫して提供する輸入機械専門技術商社です。
次世代エネルギー、持続可能な産業基盤、そして宇宙開発に至るまで幅広い領域で日本のモノづくりを支えています。
「100年後の地球のため」
その理念のもと、グローバルな視点で社会課題の解決に挑み、未来を拓く領域から価値を創出する企業として、技術革新を支援してまいります。
所在地 :東京都千代田区内神田 2-3-6 楓ビル
代表者 :代表取締役社長 玄地 良隆
事業概要 :航空宇宙用機器、産業用機器の輸入、これら機器を組み合わせた設備の設計、製造、メンテナンス
ウェブサイト : https://www.sunnyltd.co.jp/
三機工業株式会社
三機工業株式会社は空調衛生電気設備工事の建築設備、機械システム、環境システムの3事業を柱とする総合エンジニアリング企業です。
昨年は創立100周年を迎え、「人に快適を。地球に最適を。」の
スローガンのもとサステナビリティ経営を推進しています。
所在地 :東京都中央区明石町8番1号
代表者 :代表取締役社長 石田 博一
事業概要 :建築設備業
ウェブサイト:https://www.sanki.co.jp/
有限会社 三晃
濃い効能の湯に一度浸かるとヌルっとした感覚で実感でき、これが肌に優しく柔らかいツヤをもたらす。
自慢の屋上露天風呂から四季折々の摂津峡を一望し、力のある温泉を味わって下さい。
所在地 :大阪府高槻市塚脇4-20-3
代表者 :代表取締役社長 長山 壽一
事業概要 :温浴施設運営業
ウェブサイト:http://www.syofuen.co.jp
東京建物株式会社
東京建物は、1896年(明治29年)に旧安田財閥の創始者である安田善次郎により設立された日本で最も歴史ある総合不動産デベロッパーです。都市開発・オフィス事業、住宅事業を中心に、多様な不動産開発事業を展開しています。
企業理念「信頼を未来へ」に基づき、引き続き様々な地域の価値や魅力の向上に貢献してまいります。
所在地 :東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル
代表者 :代表取締役 社長執行役員 小澤 克人
事業概要 :オフィスビル・商業施設等の開発、賃貸及び管理、マンション・戸建住宅の開発、販売、賃貸及び管理、不動産の売買、仲介及び、資産運用事業、海外事業、不動産鑑定業コンサルティング、駐車場の開発・運営、リゾート事業、物流施設開発事業
ウェブサイト:https://tatemono.com/
日本生命保険相互会社
日本生命では、『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』を目指し、あらゆる事業活動において、サステナビリティ経営を推進しています。
「国民生活の安定と向上に寄与する」という経営基本理念のもと、「人」「地域社会」「地球環境」の3領域でお客様に価値を提供し、さまざまな社会課題の解決に取組んでいます。
所在地 :大阪府大阪市中央区今橋3-5-12
代表者 :代表取締役社長社長執行役員 朝日 智司
事業概要 :個人および企業向け各種保険の引受・保全サービス、有価証券投資・貸付・不動産投資など受託資産の運用、付随業務
ウェブサイト:https://www.nissay.co.jp/
株式会社日本旅行北海道
当社は、日本旅行グループの北海道地域会社として道内各地に拠点を有し、旅行や観光を通じて地域の活性化に貢献してまいりました。
今後は、北海道の地域特性を活かし、旅行や観光の枠にとらわれず地域の社会課題の解決に寄与する新たな事業領域へのチャレンジを続け、北海道産業の一翼を担える総合商社的企業を目指してまいります。
所在地 :北海道札幌市中央区南1条西4丁目16
代表者 :代表取締役社長 清水 伸一
事業概要 :旅行業、インバウンド事業、地方創生事業、MICE運営、観光コンサルタント、人材派遣業、物品販売
ウェブサイト:https://www.nta.co.jp/hokkaido/
北海道ガス株式会社
当社グループは、積雪寒冷地である北海道に根差す企業として、「エネルギーと環境の最適化による快適な社会の創造」に向けた取り組みを進めています。省エネ・低炭素化・脱炭素化に取り組み、新たなエネルギー社会をお客さまとともにつくり上げてまいります。
所在地 :札幌市東区北7条東2丁目1番1号
代表者 :代表取締役社長 川村 智郷
事業概要 :1.ガス事業
2.電気供給事業
3.熱供給事業
4.ガス機器の製作・販売およびこれに関連する建設工事
5.その他の関連事業
ウェブサイト: https://www.hokkaido-gas.co.jp/
株式会社本間解体工業
本間解体工業は創業後45年以上にわたり、建物解体のエキスパートとして時代を先駆ける確かな技術で、北海道をはじめ全国的に市街地中心部大型物件から家屋に至る実績を積み重ねてきました。
これからも北海道の業界トップ企業、そして解体業界リーディング企業として、「生まれ変わる未来のために、交流広がる活力ある街つくりのため」に、地域の新たな「創造」に向けて貢献してまいります。
所在地 :札幌市西区発寒17条4丁目1番74号
代表者 :代表取締役 本間 文太
事業概要 :総合解体工事業
ウェブサイト: https://honma-kaitai.co.jp/
マナブデザイン株式会社
マナブデザインは「クリエイションを通して社会に笑顔を創出する」デザインオフィスです。
人・モノ・コトをつなぐ共創パートナーとして、課題解決を目指す仲間と伴走・共創しながら、社会にインパクトを与えるイノベーションを起こします。
HOSPOには、弊社のポリシーに近い想いと、それを実現させるエネルギ−を感じています。
所在地 :東京都中央区新川1-3-23八重洲優和ビル5B
代表者 :代表取締役 高橋 学
事業概要 :ものづくりに携わる各種デザイン開発支援およびトータルクリエイション
ウェブサイト:https://mnbd.co.jp/
◆北海道スペースポート(HOSPO)とは
HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働した民間にひらかれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打ち上げる東と南方向に海が広がり、広大な土地による射場の拡張性の高さ等の地理的優位性が
あることから、宇宙港の適地として40年前から航空宇宙産業の誘致を進めてきました。宇宙関連産業の集積である「宇宙版シリコンバレー」を北海道に創出することをビジョンとし、宇宙港を核とした
地域活性化に取り組んでいます。
人工衛星の打上げに対応した射場Launch Complex 1(LC1)の整備を進めており、企業版ふるさと納税制度を活用して整備資金を集めています。地域性を活かした取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町は2022年度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
LC1の整備後は、高頻度打上げが可能な射場Launch Complex 2(LC2)の整備に向けた検討を進めるほか、将来的には大型ロケットや有人ロケット打上げに対応するLaunch Complex X(LCX)や、P2P(高速2地点間輸送)の受け入れに向けて3,000m滑走路の新設も検討します。
また、大樹町とSPACE COTANは、2024年10月に世界5大陸の8商業宇宙港で国際協力に関する覚書(MOU)を締結し、打上げ需要の拡大に応えるため、参加宇宙港とともに射場の国際標準化による相互運用性の確保や運用コスト削減に向けた合理化などの検討を開始しました。
2025年1月には宇宙戦略基金に採択され、ロケットの打上げ高頻度化を目指した射場基盤技術の研究・開発を進めています。さらに、2025年7月には台湾企業の日本法人「jtSPACE」が、海外資本としては国内初となるサブオービタルロケットの打上げをHOSPOで行いました。

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