中高生女子向け理系職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」に参画
中高生女子のSTEM(理系)進路選択を支援し、ジェンダーギャップの解消に貢献
三菱電機株式会社は、中高生女子のSTEM(※1)(理系)進学の可能性を広げることを目的に、STEM領域の職場体験プログラムを中高生女子に提供する山田進太郎D&I財団(※2)の新事業「Girls Meet STEM Career」に参画します。
当社は、個人の多様性や価値観の違いを認め、組織の強みとして活かしていくことが、三菱電機グループの企業理念にある「活力とゆとりある社会」の実現に不可欠であるとの認識の下、「あらゆる人の尊重」を重要課題(マテリアリティ)のひとつとして位置づけ、DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)の推進に取り組んでいます。
DE&Iを推進する上で、重要テーマの一つがジェンダーギャップの解消ですが、日本のSTEM領域への女性の大学進学率は、OECD諸国の中で最低水準の19%(※3)であり、STEM領域の職種であるエンジニアとして活躍する女性の比率は、OECD平均の20.0%に対して日本は16.9%(※4)と低くなっています。これは、人財ポートフォリオにおけるSTEM人財の割合が約62%と高い当社だけでなく、社会全体におけるジェンダーギャップの要因となっており、DE&I推進の課題の一つとなっています。この状況を解決するには、STEM分野に進学する女性学生を増やしていく必要がありますが、当社単独かつ短期視点での施策では難しく、社会全体で中長期的に取り組み続けていく必要があります。
山田進太郎D&I財団は、D&I(Diversity & Inclusion)の推進を目的に設立され、特にSTEMのジェンダーギャップに着目し、改善に向けた活動を行っています。「Girls Meet STEM Career」は、本財団が企業と協力し、オフィスツアーやSTEM分野で働く女性との交流などを通じて中高生女子に魅力を伝えることで、STEM進学の可能性を広げる機会を提供するプログラムです。当社はこの目的に賛同し、社会全体でSTEM女性人財の増加を支援することでジェンダーギャップの解消に取り組むべく、今般、本事業に参画することを決定しました。
■山田進太郎D&I財団について
D&Iの推進を通じて、誰もがその人の持つ能力を発揮し活躍できる社会の実現を目指し、2021年7月に株式会社メルカリCEO山田進太郎氏によって設立された公益財団法人です。特にSTEMのジェンダーギャップに注目し、中高生女子がSTEM分野への進学やキャリアを検討し、自己決定する機運を高めることを目的に、奨学助成金事業を展開しています。2023年から保護者や学校、企業、大学、政府・自治体などのステークホルダーとの連携を強化し、STEM体験イベントなどを通じて女性の成長と社会進出を支援しています。
■「Girls Meet STEM Career」について
「Girls Meet STEM Career」は、山田進太郎D&I財団が企業と協力して実施する、ツアー形式のプログラムです。中高生女子がSTEM分野で働く人や、実際の現場に触れることで、将来の可能性を広げる機会を提供します。
実施時期 |
2024年7月開始(以降通年で実施) |
参加対象 |
中学1年生から高校3年生までの女子(性自認が女性である方を含む) ※プログラムは対面もしくはオンラインで実施 ※プログラムによっては保護者も参加可能 |
プログラム例 |
・全国の企業のオフィスツアー/ 工場・研究所ツアー ・社会人ロールモデル女性との交流会など |
ウェブサイト |
■今後の展開
当社はオフィスツアーを2回予定しており、第1回目は以下のとおり実施します。また、当日現地へ来ることができない学生向けに、別途オンラインイベントも開催予定です。
<第1回三菱電機オフィスツアー概要>
開催日時 |
2024年8月21日(水)13:00~16:00 |
場所 |
三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」(東京都中央区銀座) および三菱電機東京本社(東京都千代田区丸の内) |
内容 |
METoA Ginza見学(AI、遠隔操作ロボット、空中タッチディスプレイなどの体験)、当社本社オフィス見学、当社ロールモデル女性による座談会等 |
定員 |
20名(定員を上回る場合は抽選) |
申込 |
「Girls Meet STEM Career」ウェブサイトから |
申込期限 |
2024年8月11日(日)19:00 |
※1 STEM:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字を取った、「理系」分野を表す言葉
※2 山田進太郎D&I財団HP:https://www.shinfdn.org/
※3 令和5年度文部科学省「学校基本調査」より理学部・工学部を合算して算出(山田進太郎D&I財団調べ)
※4 出典:ヒューマンリソシア株式会社「データで見る世界のITエンジニアレポートvol.12」
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