最新テクノロジー「iPNT-K」を用いたマッチングの機会提供
11月20日、カワサキDAY第6弾 約40人が熱視線
イベントでは冒頭、川崎重工業イノベーション部の原さんより、事業内容や同社のオープンイノベーション、新規事業についての取り組みについて紹介がありました。新規事業の一環として事業展開しているのが、この屋内位置情報サービスiPNT-Kです。
続いて、iPNT-Kを担当するPNT推進部の立川さんから、概要説明がありました。GNSS(いわゆるGPS)が届かない屋内や地下などにおいて、既にあるWi-Fiを活用することで人やモノの位置がリアルタイムに把握できる屋内位置情報を提供しています。高価で特殊な送受信機や多数のビーコン、設置工事が不要で、既存の携帯電話などにも組み込むことができる「スピーディー、リーズナブル、フレキシブル」な特徴を有します。
また、iPNT-Kは位置座標だけでなく屋内マップも併せて提供されるため、ユーザーは携帯電話などで映し出されるマップの中で自分の位置、移動軌跡、目的地とそこまでの経路などを見ることができます。
具体的な活用のイメージは、
① 商業施設 顧客が迷わずお店に行ける
② 大病院 医療機器を探す手間が省ける
③ 駅/空港 混雑緩和を緩和し安全快適に
④ オフィス フリーアドレスでも位置把握可能
⑤ 生産現場 仕掛状況をリアルタイムで把握
など。
さらに、最新の取り組みとして、「3D空間データの活用」についても紹介がありました。
諸事情により建築図面が入手できない空間でも3D測量を行うことによりマップ提供を可能とすることを目指しており、実際にアンカーで取得した3Dデータを交えて紹介しました。この3Dデータはマップ作成のためだけではなく、立体空間表現の中で位置情報を表現できるソリューションといった更なる活用方法を目指しており「いろんなアイデア、可能性があると思います。是非お聞かせください。」と呼びかけました。
iPNT-Kを実際に運用している企業の代表として、大規模商業施設などで導入している三井不動産が登壇。商業施設専用のアプリに、施設のマップを落とし込み、顧客の位置情報を発信しているほか、クーポンの提供などを行っている実例を紹介。「フロアの高さがあっても位置情報を把握でき、設備費用が少なく運用が楽」としました。今後は人流分析を進めており、近い将来、マーケティングにも活用できるようにしたい、とiPNT-Kのさらなる可能性についても言及しました。
iPNT-Kを実感できる体験会も実施しました。参加者は、アンカーの施設マップが表示された携帯電話を見ながら、自分がどこにいるか、移動したらどのように表示されるか、などを体感。「室内なのに移動の表示がとてもスムーズ」などと話しながら、活用できるシチュエーションを模索しました。
同社は、iPNT-Kとのコラボレーションを検討する法人などを募集中です。同社のサイトやアンカーまでご連絡ください。
iPNT-Kの詳細はこちらから
https://answers.khi.co.jp/ja/connected-society/20220727j-01/
【アンカー神戸】
2021年4月26日オープン
開設、施設整備:神戸市
運営:株式会社神戸新聞社、有限責任監査法人トーマツ共同事業体
会員:法人(特別会員、正会員、スタートアップ会員)、個人(正会員、学生会員、朝活会員、夜間・土曜祝日会員)の7種類。11月1日現在の会員数は284。
月額会費:5,500円〜165,000円(別途入会金あり。入会金は退会時にも返金しません)
法人正会員は27,500円(経済団体割引あり)。個人正会員は16,500円(金額はいずれも税込)で、現在はキャンセル待ち。
イベントスペース、会議室(いずれも有料)は会員以外でもご利用可能です。
アクセス、眺望抜群のスペースを是非ご活用ください。
■アンカー公式サイト https://anchorkobe.com/
【問い合わせ先】
神戸新聞社 神戸新聞地域総研地域連携部 担当:射塲(いば)
メール:contact@anchorkobe.com
電話番号:078-325-1414(アンカー神戸)
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