堺市の事業者向けに、再エネ電力・FIT非化石証書の共同購入事業を開始　複数のサービスで脱炭素経営の推進を支援し、コスト削減と環境価値の向上を実現

株式会社エナーバンク

2025年12月5日 14時00分

　株式会社エナーバンク（共同創業者代表取締役：佐藤丞吾・村中健一、本社：東京都中央区）は、大阪府堺市と連携し、市内の事業者を対象に、再生可能エネルギー由来の電力の共同購入事業およびFIT非化石証書（環境価値）の共同購入事業を開始します。

　本事業では事業者の脱炭素経営や環境配慮に関するニーズに合わせて2つのサービス（エネオク、グリーンチケット）を提供し、温対法・省エネ法への対応に加え、SBT、CDP、RE100など国際的な目標や報告制度への対応も支援します。

※「エネオク」：全国の小売電気事業者の電力料金をオークション形式で比較し、最適な電力契約を選定できる仲介サービスです。

※「グリーンチケット」環境価値取引の取引を行うプラットフォーム

・再エネ電力共同購入事業の概要

　複数の事業者が共同で電力を購入することでスケールメリットが生まれ、個別購入に比べて安価に再生可能エネルギーを導入することができる仕組みです。堺市と連携し、地域の脱炭素化及び2050年の脱炭素社会の実現を目指します。

・再エネ共同購入事業のポイントと参加メリット

　　　　　　　　　　　　　　　　　―　事業のポイント　―　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　―　参加メリット　―

➀コスト削減: 共同購入により、個別交渉よりも有利な条件で再生可能エネルギーが導入可能

➁環境への配慮: 温室効果ガス排出のない再エネ電力を選ぶことで、環境保護に貢献できます。

③企業価値の向上：環境に配慮した企業イメージの向上にも寄与します。企業の社会的責任（CSR）を果たし、持続可能な経営モデルを構築することで、競争力を強化できます。

➃電力調達業務のDX：手続きはすべてオンライン上で完結。複雑な電力メニュー選択もエナーバンクがサポートし、業務効率化につながります。

➄高い信頼性: 自治体主導の事業で、安心して参加できます。

※共同調達に加えて、個別の電力オークションによる切り替え支援も可能です。

・FIT非化石証書共同購入事業の取り組み概要

　事業者が事務所、工場、テナント等で使用する電力に対して、化石燃料を使わず発電された電力の「環境価値」をFIT非化石証書として調達することで、再生可能エネルギーの普及や脱炭素化を推進します。購入に当たっては、共同購入により個別に購入するよりも経済的負担を抑えた導入が可能です。

FIT非化石共同購入事業のポイントと参加メリット

➀契約変更不要で再エネ化：電力会社の契約変更なしに環境価値を付与できます。

➁共同購入による価格抑制：複数事業者による一括調達で、経済的な再エネ導入を実現できます。

③PR・制度対応に活用可能：地球温暖化対策推進法の準拠、SBT認定取得、CDPスコア向上、RE100達成など、企業価値向上や、環境に配慮している企業としての情報発信やPRの取り組みにも活用できます。

・今後の展開

　今後は、本事業の参加事業者を拡大するため、「民間パートナー制度」を創設し、パートナー企業と連携して「エネオク」「グリーンチケット」を活用した再エネ調達の促進を図るとともに、コストを抑制した再エネの導入支援を行います。

　また、他地域の共同調達オークションと歩調を合わせて同時期に再エネ電力共同オークションを開催することでボリュームディスカウントの最大化を図ります。

・支援の申込方法等

本事業の専用HPは下記になります（現在準備中になります）
info-city.sakai@enerbank.jp

支援メニューごとに申込の受付を行う予定です。詳細は、以下の堺市ホームページをご確認ください。
（受付開始日は現在未定であり、今後、ホームページ上にて順次情報を更新予定）
https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/gomi/ondanka/shoene/jigyou_saiene/index.html