マレーシアCCS共同スタディと連携した日本起点のCCSバリューチェーン構築共同検討実施にJFEスチールと合意
JAPEX、日揮グループの海外EPC(設計・調達・建設)事業会社である日揮グローバル株式会社、川崎汽船の3社(以下「検討3社」)は、本共同スタディとして、マレーシア国内におけるCO2地中貯留に関する適地調査や技術的検討、ならびに同国サラワク州ビンツル地区にあるペトロナスのLNG基地からのCO2の回収・輸送や、日本を含むマレーシア国外からの将来的なCO2受け入れの可能性検討などを、ペトロナスと共同で進めています。この一環で、検討3社が、日本からのCO2受け入れを想定した調査や候補先との対話を進めた結果、自社事業におけるCO2実質排出量削減を検討するJFEスチールと今後の方向性が一致したことから、このたびの4社での本共同検討の実施に合意したものです。
4社は今後、本共同検討の中で、JFEスチールの日本国内の製鉄所で排出されるCO2の分離・回収、およびマレーシアまでの液化CO2の海上輸送と受け入れまでのCCSバリューチェーン構築について、必要な設備やコストなどを含めた検討を行っていきます。また、本共同検討は、ペトロナスとの本共同スタディにおける、マレーシア国内におけるCO2の受入・貯留に係る検討とも適宜連携していきます。
JAPEX、日揮HD、川崎汽船、ならびにJFEスチールの4社は、本共同検討を通じた国際的CCSバリューチェーンの構築により、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(Asia Energy Transition Initiative:AETI(エイティ))*2」が目指すアジア地域の脱炭素社会の実現をはじめとした、2050年カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指してまいります。
注)
*1: 2022年7月29日付検討3社によるプレスリリース「マレーシアにおけるCCS共同スタディへ新たに日揮グローバルと川崎汽船が参加」参照。
*2: 2021年5月に日本政府が発表した、アジアの持続的な経済成長とカーボンニュートラルの同時達成に向けたイニシアティブ。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。