みん就 「2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」発表

ITトレンドと就活の変遷

ポート株式会社

ポート株式会社のグループ会社である、みん就株式会社(代表取締役社長CEO 赤塩 勇太、所在地:東京都新宿区)は、2026年卒業予定の学生を対象に「みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」を発表しました。

また、この結果を受けて、IT業界のトレンド(技術革新、社会構造の変化など)が、新卒就活における人気企業ランキングにどのような影響を与えてきたのかを過去のデータと共に解き明かします。

1.「みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」とは

運営する口コミ就職情報サイト「みん就」に登録している2026年卒業予定の大学生・大学院生を対象にアンケート調査を実施し、IT業界における就職人気企業をまとめたランキングです。「好き・嫌い」の人気度を測るのではなく、4つの観点「仕事の魅力」「会社の魅力」「働き方の魅力」「採用広報の魅力」から人気度を測り、みん就がポイント化して集計しています。

特設サイトでは、総合トップ150社に加え、「分類別」「文理/男女別」「魅力別」などの各ランキングも掲載しています。

【特設サイト】みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング

https://www.nikki.ne.jp/event/20250514/

2.変わる就活、変わらぬ支持──NTTデータ、16年連覇達成

「みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」の総合ランキングでは、NTTデータが1位を獲得し、2010年の調査開始以来16年連続で1位獲得となりました。

「世界を相手にしたスケールの大きい仕事ができる」や、「社会貢献性の高い事業に携わることができる」など、事業・業務観点で評価されたほか、「自社設備での研修制度」や「ジョブ型雇用制度の導入」など、キャリア支援が充実している点を評価する声が多く集まりました。

≪株式会社NTTデータグループ様 受賞コメント≫


多くの学生の皆さまにご投票いただき、誠にありがとうございます。

当社は「人こそが最大の資産である」との考えから、「人材」ではなく「人財」という表現を用い、多様性を尊重した公平・公正な採用・雇用、そして育成と定着に力を入れています。公共、金融、製造、通信など幅広い法人分野で、自らのキャリアを築ける環境に加え、それを支える人財育成の仕組みが評価された結果だと受け止めております。

こうした取り組みは、ランキングが始まる以前から大切にしてきた当社の姿勢であり、それが変わらずに支持され、16年連続での首位という大変光栄な結果につながったものと考えております。今後も、当社の魅力を正しくお伝えし、学生の皆さまから継続して信頼いただける企業を目指してまいります。

一方で、当社の魅力は短時間の就活イベントなどではお伝えしきれないことも多く、さまざまなチャネルを通じた情報発信に取り組んでいます。具体的には、新卒採用サイトやYouTubeでの動画配信、X(旧Twitter)でのタイムリーな情報提供に加え、社員訪問の機会も積極的にご案内しています。

学生の皆さまには、さまざまな領域・職種で活躍する社員と直接話す中で、自身の将来像や当社での働き方を具体的に思い描いていただきたいと考えています。また、採用目標の達成は重要ですが、それ以上に、入社後のミスマッチを防ぐことを重視し、当社の“ありのままの姿”をお伝えすることに努めています。

転職が一般的となった今、「入社前のイメージと違った」という理由による退職は、本人にとっても企業にとっても大きな損失です。そうした事態を少しでも減らすために、多様な手段を組み合わせ、一人でも多くの方に当社のありのままの姿をお伝えすることを重視しています。

3.高まるIT業界人気

「みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」では、約3,900名の投票が集まりました。これは、2010年の調査開始以来、3番目に多い票数であり、コロナ禍以降では最多となります。2025年4月に開催した、IT企業限定合同企業説明会「IT Job Festa」では、過去最多となる約1,600名の就活生が参加しました。「理系・情報系学生の就職先」というイメージが強かったIT業界は、いまや文理問わず、多くの就活生にとっての人気業界となっています。

2025年4月20日(日)開催 「IT Job Festa in Tokyo」の様子

≪みん就エージェント グループマネージャー 小仲 恵梨菜 コメント≫


IT業界は、幅広いニーズを満たすことができる業界である為、文理問わず志望する学生が非常に多い業界です。


転職が当たり前と言われる時代に突入し、

・汎用性の高いスキルを習得することができる

・習得したスキルを活かすことができる転職先が多くある

上記2点より、スキルアップの観点でIT業界を志望するという学生は非常に多いです。


また、上記のようなスキルアップ観点に加え、事務職やバックオフィスを志望していた学生が、「単純作業はAIに仕事を奪われる」という危機感を抱き、AIを使う側に回ろうとする心理からエンジニアを志望するケースも急増しています。


リモートワークやフレックスタイム制、週休3日制などの多様な働き方をIT業界は推進しているというイメージが強いため、働き方の柔軟性が高い業界として第一想起されやすいことも人気につながっているかと思われます。

4.SNS誕生、スマホ普及、パンデミック、生成AI ──時代の波と共に選ばれたIT企業(2010~2026)──

ここからは、過去16年分のIT業界新卒就職人気企業ランキングを振り返っていきます。

2010~2011年:SNS黎明期──mixiが就活生人気を獲得

2010〜2011年、まだガラパゴス携帯(ガラケー)ユーザーが多かったこの時代に、SNSが普及し始めました。

その中で、特に多くのユーザーを集めていたのがmixiでした。株式会社ミクシィ(現:株式会社MIXI)が運営するソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」は2010年にユーザー数2,000万人を突破しました。(※1)当時の就活生の多くもmixiを利用しており、就活情報の交換を行うコミュニティも作成されていました。


サービスの普及という形で就活生からの認知を得たミクシィは、2011年卒ランキングでは16位、2012年卒ランキングでは12位と上位にランクインしました。

2012年:4G回線の普及──スマホ時代の到来

2010〜2012年には、4G回線が普及(※2)し、大容量データ通信・高速通信が可能になったことで、スマホ利用者が急増しました。特に、三大キャリアの中で、いち早く4G回線サービスの提供を開始したNTTコミュニケーションズ(現:NTTドコモ100%子会社)は、就活生からの人気を獲得しました。2013〜2015年卒ランキングで3年連続トップ5入りを果たしました。

2015年:AIブームの幕開け──人工知能への積極投資企業が人気を獲得

2015年に野村総合研究所が発表した「人工知能(AI)やロボット等による代替可能性が高い職業リスト」(※3)は大きな注目を集めました。同年、GoogleはAIによる写真分析機能を搭載した「Google Photos」をリリースしました。


国内大手企業もAIの研究機関設立を発表(※4)するなど、2015年はまさしく日本におけるAIブームの幕開けの年となりました。この年のランキング(2017年卒)では、「AI関連技術の研究者を倍増させる」などAI関連事業の強化を発表したNECが4位(前年:6位)、「Watson」を開発したIBMは16位(前年:22位)と上位にランクインしました。


また、「Watson」の導入を発表したみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)のシステム子会社である、みずほ情報総研(現:みずほリサーチ&テクノロジーズ)と三菱UFJインフォメーションテクノロジーも前年より順位を伸ばしました。

2020年:楽天が携帯サービス本格参入

2017年、楽天グループは携帯キャリア事業への新規参入を表明しました。翌年2018年に楽天モバイルを設立し、2020年には、4G回線サービスを開始しました(※5)。ながらく、三大キャリアが高いシェアを占めていた市場への新規参入であったため、多くの注目を集めました。この挑戦的な事業戦略は、多くの就活生からの支持を集め、2020〜2024年卒ランキングで5年連続2位にランクインしました。

2022年:GMO新卒給与を710万円に引き上げ──加速する新卒売り手市場

2022年、新卒の売り手市場の加速を背景に、初任給の引き上げを行う企業が多く見られました。バンダイは2022年4月から22万4000円だった初任給を30%増の29万円に引き上げました(※6)。

なかでも注目を集めたのがGMOインターネットグループでした。同社は2023年卒採用から、新卒年収710万円プログラムを開始しました(※7)。大卒の平均年収を大きく上回る設定金額に注目が集まりました。2021年卒では113位だったランキングも、2022年卒:67位、2023年卒:61位と大きく順位を伸ばしました。

2024年:生成AIと就活──Z世代のシン・就活

2024年、ChatGPTの登場を皮切りに、生成AIの普及が急速に進みました。大学生活や日常生活において、生成AIを用いることが常識となり、就活における生成AI活用事例も多く生まれました。

2025年卒の就活生は60%以上が生成AIを利用した経験があり、そのうちの半数以上が、就活でも生成AIを活用していました(※8)。また、企業選びの軸においても「生成AIの導入・活用の積極性」といった観点が追加されました。


2026年卒ランキングでは、生成AIの積極的な活用を進めている金融系SIerが順位を伸ばしました。これまで安定性が魅力とされてきた金融系SIerでしたが、今回の調査では、各社の積極的な生成AIの活用が評価されていました。

■「みん就 2026年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」調査概要

調査主体:みん就

企画協力:日経コンピュータ

調査期間:2024年4月11日~2025年3月27日

調査対象:2026年卒業予定登録学生のみん就会員

有効回答人数:3,901人

調査方法:「みん就」上でのWebアンケートおよび、みん就主催の就職イベントでのWebアンケート・紙アンケート

※ノミネート企業198社の中から、投票者1名につき志望企業を5~7社選択。

※それぞれの企業に対して、あてはまる志望理由を5つの観点において選ぶ(それぞれ一つずつ)。

※昨年順位は「2025年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」の結果。

※ノミネート企業は、昨年発表した「2025年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」のノミネート企業を中心に選出。

※総合順位の算出方法は、第7志望までの票数を合算し順位付けした。同率順位については、志望順位によるポイント制にし、合計ポイントの高い順に再度順位付けを行った。(第1志望を7ポイント、第2志望を5ポイント…第7志望を1ポイントとして合計ポイントを算出。)

【出典】

(※1)MIXI_『mixi』のユーザー数が2,000万人に

https://mixi.co.jp/news/2010/0414/1644/

(※2)総務省_移動通信システムの進化とその影響

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd111220.html

(※3)野村総合研究所_日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

https://www.nri.com/content/900037164.pdf

(※4)NEC、AI(人工知能)関連事業を強化

https://jpn.nec.com/press/201511/20151111_01.html

(※5)楽天_携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ

https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/1214_02.html

(※6)バンダイ_社員が働きやすい環境整備を推進 初任給では 30%引上げを実施

https://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/press/10689?entry_id=7461

(※7)日本経済新聞_GMO、新卒採用は高度人材のみ 初年度の年収710万円

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0836C0Y1A201C2000000/

(※8)マイナビキャリアリサーチラボ_生成AIがもたらす就職活動の変化~2024年卒から2025年卒の変化について

https://career-research.mynavi.jp/column/20240809_84095/

5.会社概要

■ポート株式会社 会社概要 

所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

代表者:代表取締役社長CEO 春日博文

設 立:2011年4月

資本金:2,407百万円(2024年12月末時点)

URL:https://www.theport.jp/

■みん就株式会社

所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

代表者:代表取締役社長CEO 赤塩 勇太

大株主構成及び所有率:ポート株式会社100%

URL :https://www.minshu.co.jp/

■主な運営サービス

≪人材領域≫

就活会議

https://syukatsu-kaigi.jp/

キャリアパーク

https://careerpark.jp/

キャリアパーク就職エージェント

https://careerpark-agent.jp/

みん就

https://www.nikki.ne.jp/

就活の未来

https://shukatsu-mirai.com/

イベカツ

https://evekatsu.com/

≪エネルギー領域≫

エネチョイス

https://enechoice.jp/

≪新規領域≫

マネットカードローン

https://ma-net.jp/card-loan

■本件に関する報道関係のお問い合わせ先

ポート株式会社:広報担当 竹田

コーポレートサイト:https://www.theport.jp/

E-mail:pr@theport.jp

TEL:03-5937-4701

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

ポート株式会社

22フォロワー

RSS
URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5階
電話番号
03-5937-6731
代表者名
春日博文
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2011年04月