女性の健康のためのアクション国際デー記念「みんなで語ろう!HPVワクチンのこと」子宮頸がん予防啓発インスタライブ開催
国際協力NGOジョイセフは、世界中が連帯する5月28日の「女性の健康のためのアクション国際デー」に合わせ、「子宮頸がん」をテーマに、予防啓発のためのI LADY.オンラインイベントを開催します。

5月28日は「女性の健康のためのアクション国際デー」

女性の健康のためのアクション国際デーは、1987年に中米コスタリカで開催された「国際女性の健康会議」から始まったもので、ジョイセフもこのキャンペーンに賛同しています。
世界中でNGOやアクティビストたちが、誰ひとり取り残さず、すべての女性が健康であることを祈願し、毎年この日を共に祝い、声を上げ、連帯し様々な課題に挑戦しています。
I LADY.はこの「女性の健康のためのアクション国際デー」を記念し、「HPV」「子宮頸がん」をテーマにインスタライブを連続開催します。
【HPVは、誰もが感染する可能性のあるウイルス】

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、主に性行為によって感染するウイルスで、性別を問わず多くの人が生涯の中で感染します。ウイルスの種類は200種類以上と多く、そのほとんどは問題を起こしませんが、その一部が、子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。
日本では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約2900人が命を落としています。これは、先進諸国の中で最も深刻な状況です。また、子宮頸がんの主な原因であるHPVは、中咽頭がん・尖圭コンジローマなど男性も患う疾患の原因ともなり得るウイルスです。
予防方法の一つであるHPVワクチンの定期接種は、現在小学校6年生~高校1年生の女性が対象。高校1年生相当(2025年4月1日時点で15歳)の女性は、公費での接種が今年度末(2026年3月末)までとなっています。さらに、公費での接種機会を逃した1997年度生まれまでを対象とする「キャッチアップ接種」も、一部の対象者*には期限を延長して今年度末まで実施されています。また、男性の接種に対する助成を行う自治体も増えてきています。(*1997年度~2008年度生まれの女性で、2022年4月~2025年3月末までにHPVワクチンを1回以上接種した人は、2回目・3回目を公費で接種可能)
すべての人がHPVについて正しく知ることで、子宮頸がんをはじめとする様々な疾患の「予防」や「早期発見」につながります。
I LADY.では、2023年開催の「#HPVってなんですか」、2024年開催の「Let’s think HPV!~子宮頸がん・HPVから身を守るには?~」に続き、本年も「HPV」「子宮頸がん」をテーマに全2回のインスタライブを実施します。第1回は産婦人科医の稲葉可奈子氏に、HPVとワクチン、および子宮頸がんの基本的な情報を共有していただきます。第2回は性教育団体「セクテル」の瀬戸真明空氏・福田大治郎氏・本久碧氏に、男性ユースの視点からHPVワクチン接種に関する考えや経験をお話しいただきます。一緒に学び、一緒に考えていきましょう!
「みんなで語ろう!HPVワクチンのこと」
第1部:あらためて知りたいHPVのこと
【日時】5月22日(木)18時00分~18時30分
【登壇ゲスト】稲葉可奈子氏 ( Instagram @kana_in_a_bar )

産婦人科専門医・医学博士、みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト 代表
【開催】I LADY.公式Instagram LIVE ( @ilady_srhr )
※フォローしていただくとLIVE開始がわかりやすくなります。
【内容】HPV・子宮頸がん・HPVワクチンとは ?/子宮頸がん検診って何をするの? 等
「HPV・子宮頸がんってそもそも何?」「HPVワクチンって安全性は大丈夫なの?」「子宮頸がん検診、どんな検査をするのか不安」…そんな疑問や不安を解消するような、HPVにかかわる基本的な情報をお伝えします。
実際に子宮頸がん検診で使用する内診台や検診器具を投影しながら稲葉先生にお話いただきます。(予定)
第2部:HPVワクチン、男性ユースの本音
【日時】5月28日(水)21時00分~21時30分
【登壇ゲスト】セクテル (Instagram @sex_tell_plan)瀬戸真明空氏、福田大治郎氏、本久碧氏

元男子高校生3名で結成した性教育団体。性教育を「自分ごと」として捉えられるよう、性教育について若者の等身大の目線からイベントやSNSで精力的に発信している。
【開催】I LADY.公式Instagram LIVE ( @ilady_srhr )
※フォローしていただくとLIVE開始がわかりやすくなります。
【内容】HPVワクチン接種の経験談や考え/HPVワクチン接種のハードルになっていることは? 等
男性への接種補助を進める自治体が増える一方で、「本当に接種する意味あるのかな?」「誰に相談すればいいんだろう…」と一歩を踏み出せずにいる人も多いのでは?
セクテルの皆さんから、ご自身のHPVワクチン接種に関する経験や、接種のハードルについて、男性ユースの目線から率直なお話をうかがいます。(予定)
【主催】公益財団法人ジョイセフ
【後援】みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト
■I LADY. について
自分の人生、自分で決める。
そんな“あたりまえ”をすべての人へ。
I LADY. は、これまでジョイセフが培ってきた知見を生かし、特に日本の10~20代を対象にSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)に関する一人ひとりのアクションのきっかけをつくるプロジェクトです。
「I」を主語に、 Love yourself, Act yourself, Decide yourself...
自分を大切にし、自分から行動し、自分らしい人生を自分で決めるライフスキルを持ったI LADY.に生きる人=「I LADYist」を増やしています。
ウェブサイト: https://ilady.world/
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