ダ・ヴィンチの自筆ノートを解読してみたら……。あの天才の正体に迫る『誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ』発売!
芸術家であり、軍事技師であり、科学者でもあった天才画家が本当になりたかったのは、「水」の研究者であり、あのアルキメデスだった!?
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画作品に言及した書籍は数あれども、彼が生涯書きためた、詳細な図像と左右を反転させた「鏡文字」で書き綴った「手稿」(自筆ノート)に注目して、その天才性を説いた本はほとんどありません。古代イタリア語に精通し、鏡文字研究の第一人者でもある著者が、レオナルド没後500年の今年、天才画家の知られざる姿を活写します。
鏡文字で書かれた手稿が、天才画家の実像を明らかに
商品情報
著者:斎藤泰弘
発売日:2019年09月10日
価格:本体1,100円+税
仕様:新書判並製 280ページ
ISBN:978-4-14-088598-7
出版社:NHK出版
購入はこちら↓
NHK出版 公式サイト
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885982019.html
Amazonサイト
https://www.amazon.co.jp/dp/414088598X
「世紀の大画家」「万能の天才」とも評されるレオナルド・ダ・ヴィンチを知らない人はいないでしょう。では、彼が数学・解剖学・地質学・天文学などに秀でていたことは知っていても、その具体的な業績を知る人が果たしてどれだけいるでしょうか? 本書は、そんな「天才」というイメージだけが独り歩きしてしまった芸術家の姿を、彼が遺した膨大な「手稿」を軸に描き出す、まったく新しいレオナルド・ダ・ヴィンチ論です。
まず驚かされるのは、「レオナルドはアルキメデスになりたかった」という指摘です。数学者・物理学者・天文学者でもあった古代ギリシアの発明家に自身をなぞらえ、生涯かけて最も熱中したのは「水」の研究でした。運河の開削や治水事業、架橋計画に関するスケッチとメモからは、水を操る軍事技師として、マキアヴェッリと共にピサ攻略の作戦を練った、意外な一面が浮かび上がります。
あるいは、ミケランジェロに対して「解剖学と地質学を知らない」と揶揄したかと思えば、人間は鳥類のように自由に空を飛べると信じ、人類史上初めて、鳥の視点で地上を眺める鳥瞰図を描きました。
でもなぜ、こうしたエピソードが巷間に知られてこなかったのでしょうか? 理由は簡単で、数千ページに及ぶ、それも独特な鏡文字を解読して、わかりやすく一般書に落とし込む研究者が日本にいなかったから、と著者は言います。著者の斎藤氏は、レオナルドの手稿解読をライフワークとしてきた第一人者。その彼が、長年の研究成果をもとに、ついに本書で天才画家の実像を明らかにします。
とはいえ、せっかくレオナルド・ダ・ヴィンチを取り上げるのならば、やっぱり絵画も見てみたいという方が多いでしょう。そこで本書では「ダ・ヴィンチ最大の謎」と言ってもよい《岩窟の聖母》を取り上げています。作品の寸法も形もほぼ等しくて、その図像もほぼ同じ絵がなぜ2点存在しているのか? 著者は、その大いなる謎にも驚きの解答を述べていますので、ぜひ本書を開いて読んでみてくださいね。
商品情報
『誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ』
著者:斎藤泰弘
発売日:2019年09月10日
価格:本体1,100円+税
仕様:新書判並製 280ページ
ISBN:978-4-14-088598-7
出版社:NHK出版
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NHK出版 公式サイト
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885982019.html
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