台湾人形劇布袋戯『神の威を借るウソつき灯猴(原題:白賊燈猴天借膽)』映像上映会実施決定!
台湾文化センターで台湾で200年以上の歴史を持ち、人気が高い台湾人形劇布袋戯(ポテヒ)を総覧する初の展覧会「指先に宿る命 布袋戯の原点」展を開催しています。同展は実物の人形や小道具など約30点を展示し、台北木偶劇団の紹介映像もあります。展期は10月13日まで(土日休み)。
今回展示に合わせて、布袋戯『神の威を借るウソつき灯猴(原題:白賊燈猴天借膽)』映像上映会を9月30日(金曜)15時と10月7日(金曜)15時、台湾文化センターで開催することになりました(自由席、先着順)。『神の威を借るウソつき灯猴』は台湾戯曲センター(臺灣戲曲中心)で2020年の7月に上演された演目で、光と影のパフォーマンスの要素を組み合わせるなど、台北木偶劇団がコロナ禍の中で発表した、伝統的な人形劇を新たな形で表現した意欲作です。日本で見られる機会のは今回だけなので、ぜひご来場ください。
『神の威を借るウソつき灯猴(原題:白賊燈猴天借膽)』あらすじ
(上演時間:90分。言語:台湾語。日本語字幕あり。)
旧暦の年末になると、蓬莱(ほうらい、台湾の美称)島に住む人々は、五穀豊穣を祈願し、日々の暮らしを神々に感謝するため、神卓を掃除し新しい服を神に着せるも、オイルランプを司る灯猴(とうこう)のことはいつも忘れてしまう。大石公と大樹公にも嘲笑され、恨みと恥ずかしさが極まり怒り狂った灯猴は、つい玉皇大帝にウソの告げ口をしてしまう。天に逆らい怠慢に走る民に激怒した天帝は、東海の龍王に命じて、旧暦の12月29日に蓬莱島を大水で沈めるよう命じる......。
台湾で愛され続けられてきた人形劇の「布袋劇」とは
布袋戯(ポテヒ)とは、台湾に伝わる大衆娯楽の一で、その起源は17世紀まで遡ることができ、手のひら全体を使って操ることから「掌中戯」とも称されています。組み立て式の舞台を用いて、高さ30センチ前後の人形を操って演じるスタイルで、古くより台湾の街かどで上演し続けられてきました。現在では、映像に特化した人形劇も絶大の人気を博しています。
台北木偶劇団について
伝統芸術を愛する有志によって2010年に台北で結成された台北木偶劇団(タイペイ・パペット・シアター)は、娯楽の多様化に伴い台湾における芸能の衰退傾向が続くなか、頑なに伝統を守り続けながらも独自の美学をもって積極的に活動し続ける、布袋劇に特化した劇団です。団員の平均年齢は30数歳と伝統芸能を継承する若い劇団でありながらも、ジャンルを超えた新しい創作に挑み続け、数々の賞に輝き、台湾の演劇界で高い評価を得ています。
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