ナレッジワーク、営業領域の業界特化LLMの研究開発を開始。セールスAIエージェントの精度向上へ
「LIFE WITH ENABLEMENT できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに掲げる株式会社ナレッジワーク(本社:東京都港区、CEO:麻野耕司)は、営業領域の業界特化LLM (大規模言語モデル)の研究開発を開始したことをお知らせします。

ナレッジワークがもつ、セールスイネーブルメントノウハウと、通信、IT、銀行、保険、証券、製造、インフラ、小売、サービス等、業界ごとに異なる商習慣・専門知識を反映した専用モデルを開発します。
モデル開発を担うナレッジワークのAI研究開発組織には、国内外のAI研究開発におけるリーディングカンパニー出身者や、データベース・自然言語処理研究の第一線で活躍してきた博士号取得者、AIスタートアップ出身者などが集っております。営業ノウハウを学習データへと落とし込む設計から、営業特化モデルの構築、複数のモデル連携、業界知識の構造化まで、セールスAIエージェントの精度を支える技術領域を一気通貫で担います。
最先端の研究成果を研究に留めず、自社ソリューションの精度向上へと実装まで落とし込み、研究と実装の両輪をもって、営業生産性の向上を支援してまいります。
◼️営業領域の業界特化LLMの研究開発背景
日本企業の営業生産性は非常に低い状況です。多くの営業組織が、営業担当が商談準備や社内業務に時間を割かれ、顧客との商談の時間をかけられていないという「営業効率」の問題や、営業担当ごとの成果のバラツキが解消できていないという「営業成果」の問題を抱えています。
※1 出典: MIT Project NANDA「The GenAI Divide: State of AI in Business 2025」
※2 出典:McKinsey & Company「エージェント型AI時代の到来:企業変革の新たな戦略」
また、業界ごとに求められる専門知識・商習慣・専門用語・意思決定プロセスは大きく異なります。汎用的な大規模言語モデルは、幅広い業務で利用できる一方、こうした営業領域や業界ごとの特性には対応しきれません。
ナレッジワークは、セールスイネーブルメントのノウハウを蓄積し、営業に特化した垂直型AIエージェントである「セールスAIエージェント」による営業生産性の向上を実現すべく、様々なソリューションを提供してきました。今回のモデル学習の基盤として、顧客課題と自社ソリューションを整理する「営業ソリューションマップ」や必要なアクションやナレッジを整理する「営業プロセスマップ」を活用していきます。
営業現場や業界特有の課題に、低コストかつ安全に実務対応できる、業界別の営業特化型LLMの開発を開始します。
◼️営業領域の業界特化LLMの概要
営業領域の業界特化LLMは、オープンウェイトモデル(自社環境で稼働できるローカルLLM)を基本に、当社が蓄積してきた「営業ソリューションマップ」「営業プロセスマップ」のノウハウ、セールスAXコンサルティングにより蓄積した一般化された実務の知見、そして業界ごとの商習慣・専門知識を学習させることで構築する大規模言語モデルです。
これにより、その業界の営業現場で実際に通用する回答・提案の実現や、汎用モデルで生じがちな誤った出力(ハルシネーション)の抑制など、汎用モデル単体では扱いにくい業界固有の文脈への適合性を高めるAIエージェントを実現します。
また、外部のLLM提供事業者に依存せず、当社および導入企業がコントロールする環境内でモデルを学習・稼働させることができるため、機密情報を外部に送信せずに済む安全性、API利用料の変動に左右されないコストの最適化に加え、海外製LLMの提供条件の変更や輸出規制など、特定のLLM提供元への依存に伴うリスクの低減にもつながります。
この開発を通じて、ナレッジワークはセールスAIエージェントを通じて、営業生産性の向上を実現してまいります。
◼️CAIO 山崎 はずむ コメント

【コメント】
汎用的な大規模言語モデルは幅広い業務に対応できる一方で、専門性の高い営業業務における意思決定プロセスの機微や、業界ごとに異なる商習慣・専門知識までは捉えきれません。今回開発する営業領域の業界特化型LLMは、そうした専門性の高い領域の解像度をAIに宿し、営業現場で適用するためのものです。最先端のAI研究の知見と営業特化のドメイン知識を組み合わせて営業現場まで落とし込めることが、私たちの技術の強みだと考えています。専門性の高い営業領域に特化するからこそ実現できる精度を追求し、日本企業の営業生産性向上に貢献してまいります。
【略歴】
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。ニューヨーク大学大学院特別研究員。商談記録AI「JamRoll」を提供するPoeticsの代表取締役に着任。2025年、ナレッジワークにPoeticsを売却し、入社。ヨーロッパ最大級のピッチ・コンテスト、Pitch Your Startup 2018(ルクセンブルク)でアジア企業として初めて優勝するなど、国際的なピッチ・コンテストで6度優勝。書籍『アフターAI』(日経BP)ゲスト解説。
◼️株式会社ナレッジワーク 概要
ナレッジワークは「LIFE WITH ENABLEMENT できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに掲げ、働く人たちのイネーブルメント(成果の創出や能力の向上)を支援するスタートアップです。
セールスAIエージェントによる営業生産性向上を実現するため、顧客の営業業務にカスタマイズしたAIエージェントの構築・運用を支援する「セールスAXコンサルティングシリーズ」、標準的な営業業務に対応するAIエージェントをスピーディーに提供する「セールスAIプロダクトシリーズ」、精度の高いAIエージェントを提供するための基盤「セールスAIエージェントOSシリーズ」の3つのソリューションを提供しています。
NTTドコモビジネス様、みずほ銀行様、日清食品様など、主に大手企業に数千名規模でご導入いただいています。
営業生産性の向上を実現する「セールスAIエージェント」
所在地:東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 51階
設立日:2020年3月18日
創業日:2020年4月1日
CEO:麻野 耕司
コーポレートサイト:https://knowledgework.com/
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