サーバーワークス、早稲田大学と全学的なAWS調達統一モデル構築で基本合意

国内大学の先進的モデルケース、研究DXを推進

株式会社サーバーワークス

アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS)の AWS プレミアティアサービスパートナーである株式会社サーバーワークス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大石 良、以下:サーバーワークス)は、学校法人早稲田大学(東京都新宿区、理事長:田中 愛治、以下:早稲田大学)と大学全学的なAWS利用における調達・運用モデルの構築に関する基本合意を締結したことをお知らせします。

本合意は、研究室単位で個別最適化されていたクラウド利用の課題を解決し、コスト低減と手続きの簡素化、全学的なガバナンス強化を推進するものです。

■本合意に至る背景

国内の大学や研究機関では、AI開発やデータサイエンス、高度なシミュレーションなど、大量の計算資源を必要とする研究が活発化しています。文部科学省の競争的研究費からクラウド利用料の支出が可能となったこともあり、研究基盤としてAWSをはじめとするパブリッククラウドの活用が急速に拡大しています。

一方で、この拡大は研究室単位での個別導入で進むケースが多く、早稲田大学様においても、多数のAWSアカウントが個別の契約で運用されている状態です。これにより、全学的な利用状況の把握が困難になるだけでなく、サポート契約の重複や、個別に調達することによる事務コスト増といった、管理・運用面での非効率性が大きな課題となっています。

■本合意の目的

こうした課題を解決し、研究者がより創造的な活動に専念できる環境を整備するため、早稲田大学様は学内のクラウド利用を統括する組織(CCoE: Cloud Center of Excellence ※)を軸とした、全学的な利用体制の整備を計画されてきました。

そしてこのたび、本計画の実現に向けたAWS領域の支援パートナーとしてサーバーワークスが選定され、両者間で基本合意に至りました。

本枠組みにおいて、サーバーワークスはAWSリセラーとして早稲田大学様の研究利用向けAWSアカウントを一元的に提供します。さらに、個別のアーキテクチャ設計支援、利用料の最適化(コストコントロール)、セキュリティとガバナンスに関する包括的なアドバイザリサービスを提供することで、早稲田大学様のCCoE運営を強力に支援します。

※ CCoE:組織全体のクラウド利用を最適化し、ガバナンス強化や人材育成などを横断的に推進する専門組織。

■期待される効果

本合意に基づく取り組みにより、これまで個別最適となっていたクラウドの調達・運用プロセスが全学レベルで標準化され、計画の主目的である「利用に係る費用の低減」と「手続きの簡素化」の実現が期待されます。

また、全学統一のガバナンスとセキュリティ基準を適用することで、研究基盤の安全性を高め、研究者が管理業務の負担から解放され、本来の研究活動に集中できる環境を構築します。

■代表者コメント

早稲田大学 情報企画部マネージャー 松澤 裕司

本学では、研究者がより柔軟かつ安全にクラウドを活用できる環境整備を進めています。今回の取り組みを通じて研究活動の効率化とコスト最適化を図り、将来的にはクラウド利用におけるガバナンスやセキュリティも強化することで、本学の研究力のさらなる発展を目指します。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 常務執行役員
パブリックセクター統括本部長 宇佐見 潮

この度は全学的なAWS調達モデルの構築及び、CCoEの立ち上げ、誠におめでとうございます。

クラウド技術を活用した研究基盤の確立は、研究者の皆様の創造性を最大限に引き出し、世界をリードする研究成果の創出につながるものと確信しております。

早稲田大学様の研究イノベーションの加速をサーバーワークス様とともに、全力でサポートさせて頂きます。

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石 良

この度の早稲田大学様との基本合意は、日本の学術研究におけるクラウド活用を推進し、研究者が本来の活動に専念できる環境を実現するために不可欠なものです。当社はAWS専業パートナーとしての実績を基に、大学特有の「研究の自由度」と「ガバナンス」を両立させる調達・運用モデルを提供することで、早稲田大学様の「研究DX」の加速と、その先の新たな教育研究モデルの確立に貢献してまいります。

■今後の展望

サーバーワークスは、早稲田大学様との本取り組みを、国内の大学・研究機関におけるクラウドガバナンスの先進的モデルケースとして確立することを目指します。

今後は、本モデルの構築・運用で得られる知見を活かし、同様の課題(調達の非効率性やガバナンス強化)を抱える他大学や研究機関への展開も視野に入れています。学術研究の効率化・高速化を支援することで、AI・データサイエンス分野をはじめとする日本の研究DX推進に貢献してまいります。

■株式会社サーバーワークスについて

サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに掲げ、2008年よりクラウドの導入から最適化までを支援している AWS 専業のクラウドインテグレーターです。

2025年8月末現在、1,480社、27,100プロジェクトを超える AWS 導入実績を誇っており、2014年11月より AWS パートナーネットワーク( APN )最上位の「AWS プレミアティアサービスパートナー」に継続して認定されています。

移行や運用、デジタルワークプレース、コンタクトセンターなど多岐にわたって認定を取得し、 AWS 事業を継続的に拡大させています。

取得認定、実績についての詳細はこちらをご覧ください:https://partners.amazonaws.com/jp/partners/001E000000NaBHzIAN/

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会社概要

株式会社サーバーワークス

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URL
https://www.serverworks.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
新宿区揚場町1-21 飯田橋升本ビル2階
電話番号
03-5579-8029
代表者名
大石 良
上場
東証1部
資本金
32億92万円
設立
2000年02月