【慶應義塾】加齢に伴う脂質代謝変容から老化の理解へ
-脂質の多様性と加齢変容を解明するリピドームアトラスを構築-
理化学研究所(理研)生命医科学研究センターメタボローム研究チームの津川裕司客員研究員(東京農工大学工学研究院准教授)、石原知明研究員(研究当時、現客員研究員)、有田誠チームリーダー(慶應義塾大学薬学部教授)らの共同研究グループは、加齢に伴って起こる多様な脂質代謝の変化をさまざまな臓器、性別の違い、腸内細菌の有無など多角的な観点から捉え、加齢代謝変容とその分子機序の一端を明らかにしました。
脂質代謝物の構造とその存在量を網羅的に捉える手法「ノンターゲットリピドミクス技術」を用いて、異なる生育段階のマウスにおいて、さまざまな臓器・細胞・血液に含まれる脂質の多様性およびその加齢に伴う変化を網羅的に捉えたリピドームアトラスを構築しました。また、その中で、性別や腸内細菌の有無によって、加齢とともに特定の臓器において脂質代謝物の量が変動することを見いだしました。この基礎的な知見は、ヒトの加齢に伴う脂質代謝変容と疾患リスクとの関連に係る機序の理解につながると考えられます。
本研究は、科学雑誌『Nature Aging』オンライン版(4月12日付:日本時間4月12日)に掲載されました。
脂質代謝物の構造とその存在量を網羅的に捉える手法「ノンターゲットリピドミクス技術」を用いて、異なる生育段階のマウスにおいて、さまざまな臓器・細胞・血液に含まれる脂質の多様性およびその加齢に伴う変化を網羅的に捉えたリピドームアトラスを構築しました。また、その中で、性別や腸内細菌の有無によって、加齢とともに特定の臓器において脂質代謝物の量が変動することを見いだしました。この基礎的な知見は、ヒトの加齢に伴う脂質代謝変容と疾患リスクとの関連に係る機序の理解につながると考えられます。
本研究は、科学雑誌『Nature Aging』オンライン版(4月12日付:日本時間4月12日)に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2024/4/15/240415-1.pdf
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