【刊行イベント申込受付中】森山至貴・能町みね子著『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ――性と身体をめぐるクィアな対話』本日発売
「クィア」を考えるスタート地点にして決定版!
●「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。
本書は、「クィア」というものを巡って、社会学者の森山至貴さんと文筆家の能町みね子さんが行なった対談を収録し、そこに大幅な加筆と改訂を加えた、語り(書き)下ろし本です。「性別」「恋愛」「結婚」「家族」「幸福」「未来」「アイデンティ」といった、人生に直接的にかかわる概念に対し、具体的なトピックを足掛かりに、スリリングに紐解きながら、社会の普遍的な仕組みの不安定さを浮き彫りにしていきます。おふたりの語り口は軽やかで、爽快に斬りこんだり、自身の矛盾を認めて言いよどんだり、葛藤や悩みを持ち寄いながら新しい視座を獲得していきます。
本書のポイント
目次
はじめに 森山至貴
第1章:私たち「その他」は壮大なんですけど? LGBTQ+、分類して整理したあとの、その先の話
●当事者性が強すぎて
第2章:基準を疑え、規範を疑え ——性、性別、恋愛ってなんだろう?
●「わからない」って言いたいだけじゃん
●それは「論」ではありません
第4章:制度を疑い、乗りこなせ ——「結婚」をおちょくり、「家族像」を書き換える
第5章:そんな未来はいらないし、私の不幸は私が決める ——流動する身体、異性愛的ではない未来
第6章:「出過ぎた真似」と「踏み外し」が世界を広げる——「みんな」なんて疑ってやる
おわりに 能町みね子
著者プロフィール
森山至貴(もりやま・のりたか)
1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得満期退学。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師を経て、現在、同准教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。著書に『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房)、『LGBTを読みとく―クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)、『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』『10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」』(WAVE出版)がある。
能町みね子(のうまち・みねこ)
1979年北海道生まれ。文筆家、イラストレーター。著書に『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『結婚の奴』(平凡社)、『私以外みんな不潔』(幻冬舎)、『皆様、関係者の皆様』『お家賃ですけど』『トロピカル性転換ツアー』(文春文庫)など。執筆活動に加え、『久保みねヒャダこじらせナイト』(フジテレビ)、「久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)への出演や、『ニュースLIVE! ゆう5時』(NHK)で大相撲の解説を担当するなど、テレビやラジオでも活躍。
7月下旬に刊行記念トークイベントを開催
日時:2023年7月24日(月)開場 19:00 / 開演 19:30
会場:ジュンク堂書店池袋本店4F喫茶
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2丁目15−5
参加費:2000円(会場参加券)/1650円(オンライン視聴券)
お申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-230724?variant=42493628121274
2022年の対談以降、久々となるお二人の貴重な顔合わせの機会。本の制作を振り返ってのお話、対談から発売までの間にお二人が気になったことや、セクシュアル・マイノリティを取り巻く現状や問題に対して、新たに言葉を交わしていただきます。この本を通して、またお相手との対話を通して、お二人の中で、「クィア」との距離感はどのように変化したのか、お二人にとって今必要だと考えられる「クィアの考えやスピリット」は?――自由に、大胆に、存分に語り合っていただきます。
『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ――性と身体をめぐるクィアな対話』』
全国書店で7月1日より順次発売!
森山至貴、能町みね子・著 / 朝日出版社・刊
四六判並製 / 320ページ / ISBN:9784255013480 / Cコード:C0095
定価: 1,980円(本体1,800円+税)
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