【新生活うつ×肌調査】環境変化で肌荒れ悪化81.3%、新社会人の67.0%が「ストレス性ニキビ」に悩む実態が明らかに

皮膚科医が解説する新生活ストレスによる肌トラブルの原因と予防法

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント

結論から言うと、ストレスで肌荒れが起こる原因は、自律神経の乱れによるホルモンバランスの崩壊と皮脂分泌の増加です。新生活のストレス性肌荒れを予防するには、睡眠の質を確保し、スキンケアをシンプルに保ち、早めに皮膚科を受診することが重要です。大人ニキビは顎やフェイスラインにできやすく、思春期ニキビとは原因も治療法も異なるため、適切な対処が必要です。

・新社会人の81.3%が環境変化のストレスで肌荒れが悪化したと回答

・ストレス性の肌トラブルで最も多いのは「大人ニキビ」で67.0%

・肌荒れが悪化しても皮膚科を受診しない人が58.7%に上る

用語解説

■ ストレス性肌荒れとは

ストレス性肌荒れとは、精神的・身体的ストレスが原因で引き起こされる肌トラブルの総称である。ストレスによって自律神経やホルモンバランスが乱れ、皮脂の過剰分泌、肌のバリア機能低下、ターンオーバーの乱れなどが生じることで発症する。

■ 大人ニキビ(アダルトアクネ)とは

大人ニキビとは、20歳以降に発症するニキビであり、主に顎やフェイスライン、口周りに好発する。思春期ニキビとは異なり、ホルモンバランスの乱れやストレス、乾燥が主な原因となり、治りにくく再発しやすい特徴を持つ。

■ 肌のバリア機能とは

肌のバリア機能とは、皮膚の最外層である角層が持つ防御機能である。外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎ、肌内部の水分蒸発を抑える役割を担う。ストレスや睡眠不足でこの機能が低下すると、肌荒れや乾燥が起こりやすくなる。

大人ニキビと思春期ニキビの比較

比較項目

大人ニキビ

思春期ニキビ

好発年齢

20歳以降

10代

できやすい部位

顎・フェイスライン・口周り

額・鼻(Tゾーン)

主な原因

ストレス・ホルモンバランス・乾燥

過剰な皮脂分泌

肌質

混合肌・乾燥肌に多い

脂性肌に多い

治りやすさ

治りにくく再発しやすい

比較的治りやすい

跡の残りやすさ

色素沈着・クレーターになりやすい

適切なケアで改善しやすい

※一般的な目安であり、個人差があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、新生活を迎える時期に増加するストレス性肌荒れの実態を把握するため、過去5年以内に社会人となった経験を持つ20〜30代の男女300名を対象にアンケート調査を実施しました。本調査では、環境変化によるストレスと肌荒れの関係性、新社会人が経験する肌トラブルの種類、そして対処行動の実態について明らかにしています。

調査背景

4月は新社会人として新たな環境に飛び込む季節であり、慣れない仕事や人間関係のストレスから心身に不調をきたす「新生活うつ」が社会問題となっています。近年、このストレスが肌トラブルに与える影響についても注目が集まっており、当院においても春先に肌荒れやニキビの悩みで来院される新社会人が増加傾向にあります。そこで、新生活のストレスと肌荒れの関係性を調査し、適切な予防法と対処法を啓発することを目的として本調査を実施しました。

調査概要

調査対象:過去5年以内に新社会人として就職した経験を持つ全国の20〜30代の男女

調査期間:2026年2月16日〜2026年2月25日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】8割以上が新生活のストレスで肌荒れ悪化を経験

設問:新社会人として環境が変わった時期に、ストレスによって肌荒れが悪化した経験はありますか?

新社会人の81.3%が環境変化のストレスによって肌荒れが悪化したと回答しました。「明らかに悪化した」と答えた人が47.3%と約半数を占めており、新生活のストレスが肌に与える影響の大きさが浮き彫りになりました。

【調査結果】ストレス性肌トラブルの第1位は「大人ニキビ」で67.0%

設問:新生活のストレスで経験した肌トラブルとして、最も深刻だったものは何ですか?

ストレス性の肌トラブルとして最も多く挙げられたのは「大人ニキビ」で67.0%に達しました。次いで「肌の乾燥・カサつき」が15.3%となっており、ストレスによる皮脂分泌の乱れとバリア機能の低下が影響していると考えられます。

【調査結果】皮膚科を受診しない人が58.7%、自己流ケアが主流

設問:新生活で肌荒れが悪化した際、どのような対処をしましたか?

肌荒れが悪化しても皮膚科を受診した人はわずか21.3%にとどまり、58.7%が自己流のケアまたは何もしないまま過ごしていることが判明しました。市販品での対処が主流ですが、適切な診断なしに製品を変えることで症状が悪化するケースもあり注意が必要です。

【調査結果】72.3%が「十分な睡眠」を最重要と認識

設問:ストレス性の肌荒れを予防するために、最も重要だと思うことは何ですか?

ストレス性肌荒れの予防において、72.3%の人が「十分な睡眠をとること」を最も重要と回答しました。睡眠とストレス、肌の関係性についての認知は高いものの、実際に十分な睡眠を確保できている人は少ないのが現状です。

【調査結果】「第一印象が悪くなる不安」が45.7%で最多

設問:新社会人時代に肌荒れで最も困ったシーンはどれですか?

新社会人が肌荒れで最も困ったシーンは「初対面での第一印象への不安」で45.7%でした。ビジネスシーンでは第一印象が重要視されるため、肌荒れが精神的なストレスとなり、さらに症状を悪化させる悪循環に陥る可能性があります。

調査まとめ

本調査により、新社会人の81.3%が環境変化によるストレスで肌荒れを経験し、その中でも「大人ニキビ」が67.0%と最も深刻な肌トラブルであることが明らかになりました。一方で、肌荒れが悪化しても皮膚科を受診しない人が58.7%に上り、自己流のケアで対処する傾向が顕著でした。ストレス性の肌荒れは放置すると跡が残りやすく、長期化する傾向があるため、早期の専門家への相談が重要です。新生活を迎える方は、睡眠の質を確保し、無理のないスキンケアを心がけながら、症状が改善しない場合は皮膚科受診を検討することをお勧めします。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、新生活のストレスによる肌荒れは『一時的なもの』と軽視せず、早めに適切なケアを始めることが何より重要です。ストレス性の大人ニキビは思春期ニキビとは性質が異なり、放置すると色素沈着やクレーター状の跡が残りやすいため、症状が出始めた段階での対処が肌の将来を左右します。

ストレスと肌荒れの関係は、医学的にも明確に解明されています。ストレスを感じると、脳から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が分泌され、これが副腎を刺激してコルチゾールやアンドロゲンの分泌を促します。これらのホルモンは皮脂腺を活性化させ、皮脂の過剰分泌を引き起こします。同時に、自律神経の乱れによって肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴を塞ぎやすくなります。この二つの要因が重なることで、大人ニキビが発生しやすい環境が整ってしまうのです。

新社会人の方に特に注意していただきたいのは、大人ニキビと思春期ニキビでは対処法が異なるということです。思春期ニキビは主にTゾーン(額や鼻)にできやすく、過剰な皮脂を取り除くケアが有効ですが、大人ニキビは顎やフェイスラインにできやすく、乾燥が引き金となることも多いです。そのため、洗浄力の強い洗顔料で皮脂を取りすぎると、かえって症状が悪化することがあります。

調査結果では、肌荒れ時に皮膚科を受診した人はわずか21.3%でした。市販品で対処される方が多いですが、ストレス性の肌荒れには内側からのケアも重要です。皮膚科では、外用薬だけでなく、ビタミン剤や漢方薬など、体の内側から肌環境を整える治療も行えます。特に、症状が2週間以上続く場合や、同じ場所に繰り返しニキビができる場合は、専門家に相談することをお勧めします。

【エビデンス】日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドラインでは、ニキビ治療の第一選択として外用レチノイドやアダパレン、過酸化ベンゾイルなどが推奨されています。また、生活指導として十分な睡眠とストレス管理の重要性も明記されています。皮膚科医としての臨床経験では、新社会人の肌トラブルは適切な治療を行えば1〜2ヶ月で改善するケースが多く、早期受診が回復を早める鍵となります。

ストレス性肌荒れを予防する生活習慣

・睡眠は6〜7時間以上を確保し、就寝・起床時間を一定に保つ

・バランスの良い食事を心がけ、ビタミンB群・C・Eを意識的に摂取する

・過度な飲酒や喫煙を控え、週に2〜3回の軽い運動を取り入れる

新生活中のスキンケアのポイント

・環境変化の時期はスキンケアをシンプルに保ち、新しい化粧品の試用は避ける

・洗顔は朝晩2回、ぬるま湯で優しく行い、ゴシゴシ擦らない

・保湿を重視し、ノンコメドジェニック(毛穴を塞ぎにくい)製品を選ぶ

皮膚科を受診すべきタイミング

・市販品でケアしても2週間以上改善しない場合

・同じ場所に繰り返しニキビができる場合

・ニキビが炎症を起こして痛みや膿を伴う場合

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. ストレスで肌荒れする原因は?

A. ストレスによる自律神経とホルモンバランスの乱れが、皮脂分泌の増加と肌のバリア機能低下を引き起こすことが原因です。

ストレスを感じると、体内でコルチゾールやアンドロゲンといったホルモンが増加し、皮脂腺が活性化して皮脂の分泌量が増えます。同時に、自律神経の乱れによって肌のターンオーバーが正常に機能しなくなり、古い角質が毛穴を塞ぎやすくなります。今回の調査では、81.3%の新社会人がストレスによる肌荒れ悪化を経験しており、この生理的メカニズムが多くの方に影響していることがわかりました。

Q2. 新生活のストレスによる肌荒れ対策は?

A. 睡眠の質を確保し、スキンケアはシンプルに保ち、症状が続く場合は早めに皮膚科を受診することが効果的です。

調査結果では、72.3%の方が「十分な睡眠」を肌荒れ予防の最重要事項と認識しています。具体的には、6〜7時間以上の睡眠確保、就寝・起床時間の固定、環境変化の時期は新しい化粧品を試さないことが推奨されます。また、市販品でのセルフケアで改善しない場合は、21.3%の方が行ったように皮膚科を受診し、専門家の診断を受けることが根本的な解決への近道です。

Q3. ストレス性のニキビに効く治療法は?

A. 皮膚科では外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイル等)と内服薬(ビタミン剤、漢方薬等)を組み合わせた治療が効果的です。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、ニキビ治療の第一選択として外用レチノイドやアダパレン、過酸化ベンゾイルが推奨されています。ストレス性のニキビには、これらの外用薬に加えて、ビタミンB群やビタミンCの内服、十味敗毒湯などの漢方薬を併用することで、体の内側から肌環境を整えるアプローチも有効です。治療期間は個人差がありますが、適切な治療を行えば1〜2ヶ月で改善するケースが多いです。

Q4. 大人ニキビと思春期ニキビの違いは?

A. 大人ニキビは顎やフェイスラインにできやすく、ストレスや乾燥が主な原因で、治りにくく跡が残りやすい特徴があります。

思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が原因で額や鼻のTゾーンにできやすいのに対し、大人ニキビはホルモンバランスの乱れやストレス、乾燥が原因で顎やフェイスライン、口周りにできやすいです。調査では67.0%が大人ニキビを最も深刻な肌トラブルとして挙げており、思春期ニキビと同じケアでは改善しにくいことがわかります。洗浄力の強い洗顔料は逆効果になることもあるため、保湿重視のケアと専門家への相談が推奨されます。

Q5. 新社会人の肌荒れはいつ頃落ち着く?

A. 新しい環境に適応する3〜6ヶ月後に落ち着くことが多いですが、適切なケアを行わないと慢性化するリスクがあります。

一般的に、新しい環境へのストレスは入社後3〜6ヶ月で軽減し、それに伴って肌の状態も安定してくることが多いです。しかし、調査では58.7%の方が皮膚科を受診せずに自己流で対処しており、適切なケアを行わないまま症状が長期化するケースも少なくありません。特に、同じ場所に繰り返しニキビができる場合や、炎症が強い場合は、早期に皮膚科を受診することで跡を残さず改善できる可能性が高まります。

放置のリスク

・ストレス性の大人ニキビを放置すると、色素沈着やクレーター状の跡が残りやすくなる

・自己流のスキンケアで症状を悪化させ、治療期間が長期化する可能性がある

・肌荒れがさらなるストレス要因となり、心身の不調を引き起こす悪循環に陥るリスクがある

こんな方はご相談ください|受診の目安

・市販のスキンケア商品で2週間以上ケアしても改善が見られない場合

・同じ場所に繰り返しニキビができる場合

・ニキビが炎症を起こして赤く腫れ、痛みや膿を伴う場合

・ニキビ跡が色素沈着して消えない場合

・肌荒れが精神的なストレスとなり日常生活に支障をきたしている場合

クリニック案内 

アイシークリニックの特徴

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通いやすい立地

・皮膚科・美容皮膚科の両面からアプローチできる総合的な治療体制

・土日診療対応で、忙しい新社会人でも予約が取りやすい

・保険診療と自由診療の両方に対応し、症状に応じた最適な治療プランを提案

各院情報 

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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会社概要

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URL
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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月