リスクマネジメント分野における新会社の設立について ~地域社会の安心・安全の実現に向けて~
1. 背景と目的
現在、ESG経営の進展や個人情報保護法の改正等を背景にリスクマネジメントの重要性が高まっています。加えて、サイバー空間における攻撃の高度化・多様化、サプライチェーンの業務停止に伴う自社業務への連鎖的影響等、企業を取り巻く脅威はより複雑化しています。
一方で、地域の中小企業やコミュニティでは、複雑化する脅威への対策の検討や実行に十分取り組めていない課題を抱えており、リスクマネジメントプランの立案や人材育成、有事対応(保険等)等を含むトータルなリスク対策支援が求められています。
このような背景を踏まえ、これまでICTを通して地域の課題解決を進めてきたNTT東日本および損害保険の分野で広範囲にリスク対策に取り組んでいる東京海上日動火災保険、サイバーセキュリティ分野を中心に卓越した技術を有するトレンドマイクロとの3社が共同出資し、リスクマネジメントに関するコンサルティングからサービスの開発・提供までのリスク対策支援をワンストップでご提供する新会社「NTT Risk manger」を設立します。
2. 新会社の概要(予定)
(1)会社名 : 株式会社 NTT Risk Manager (エヌ・ティ・ティ・リスク マネージャー)
(2)本社所在地: 東京都新宿区西新宿3-19-2
(3)事業内容 : ・リスクマネジメント分野に関するコンサルティング事業
・ 損害保険代理業
・リスク対策サービス開発事業
(4)代表取締役社長就任: 一ノ瀬 勝美
予定者 :
(5)資本金 : 2.5億円 (資本準備金2.5億円)
(6)株主 : NTT東日本
東京海上日動火災保険
トレンドマイクロ
(7)設立年月日: 2022年7月1日(予定)
3. 現時点で想定している事業内容
当面の事業の柱として、①コンサルティング事業、②損害保険代理業、③リスク対策サービス開発事業をもとに事業運営をしてまいります。
*事業内容については、今後お客さま等のニーズに合わせて拡充予定です。
4. めざす姿
地域社会の自助・公助のご支援と共助の仕組構築などリスクマネジメント事業を通して、5年後単年で20億円の収益をめざしております。
また、地域社会の安定した経済活動、生産性の向上、価値創造等に効果を波及させ、持続可能なよりよい社会づくりおよび地域の活性化に貢献してまいります。
5. エンドースメント
東京海上日動火災保険株式会社 取締役社長 広瀬 伸一
社会全体のデジタル化が急速に進展する中、手口の高度化するサイバー攻撃のリスクは増大の一途をたどっています。東京海上日動は、サイバー領域を重要な社会課題の一つと位置づけ、企業をサイバーリスクから守る様々な取り組みを推進しております。
そのような中、今般、「地域社会の自助・公助の支援と共助の仕組構築を行い、安心・安全の実現及び地域活性化に貢献する」という、株式会社NTT Risk Managerの設立目的に賛同し、NTT東日本様・トレンドマイクロ様と3社共同で、サイバー領域で新たな付加価値の提供に挑戦していくことといたしました。
損害保険会社として培ってきたリスクマネジメント分野における経験を活かし、新会社の専門性をより高めることに貢献するとともに、「お客様や地域社会の“いざ”を支え、お守りする」という当社パーパスの実現を目指してまいります。
トレンドマイクロ株式会社 取締役副社長 大三川 彰彦
昨今、デジタルテクノロジーは社会や事業活動を支える基盤として機能しています。
その際、重要となるのが自社にとっての脅威、悪用される可能性のある脆弱性、守るべき資産を特定・評価するリスクマネジメントです。
トレンドマイクロは、法人および個人に対してワンストップでリスクマネジメントサービスを提供する株式会社NTT Risk Managerの設立に参画致します。
30年以上に渡り培った当社のサイバーセキュリティにおける知見を、NTT東日本様と東京海上日動火災保険様両社の強みと掛け合わせ、リアル・サイバー空間両面で安心安全な社会の実現に向けて貢献してまいります。
*エンドースメントは順不同です。
以上
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