オムロン サイニックエックス、ヒューマン・コンピューター・インタラクション分野のトップジャーナル「PACMHCI」に研究論文が採択
オムロン サイニックエックス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:諏訪正樹、以下 OSX)は、Human-Computer Interaction(HCI)分野のトップジャーナル「Proceedings of the ACM on Human-Computer Interaction (以下、PACMHCI)」に、最新の研究論文が採択されたことをお知らせいたします。
PACMHCIは、人間とコンピュータシステムの相互作用に関する多様な研究を扱う学術誌です。新たな入出力システムに関する研究成果や、コンピューティングシステムにおけるユーザーエクスペリエンスの研究、コンピュータが媒介する個人・集団への効果などに関する学術研究が掲載されています。
今回採択された研究論文は、10月18日から10月22日(現地時間)にかけてノルウェー ベルゲンで開催される「The 28th ACM SIGCHI Conference on Computer-Supported Cooperative Work & Social Computing (CSCW)」にて発表いたします。詳細は、次のとおりです。
■Poet-Weaver: Reflecting on Communication Failure in Personal Relationships With Stylized AI-Generated Conversation Digests
(日本語訳:Poet-Weaver:詩的なAIがそっと支える、対人関係の振り返り)

著者 |
Seraphina Yong (OSX, University of Minnesota), Chi-Lan Yang (The University of Tokyo), Atsushi Hashimoto (OSX), Hideaki Kuzuoka (The University of Tokyo), Shigeo Yoshida (OSX) |
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研究紹介 |
Poet-Weaverは、親密な対人関係、特に育った国が異なるなどの異文化間の関係における、対話の振り返りをサポートするAIツールです。 ユーザーの会話履歴をもとに、AIが詩的な要約を生成し、それを通じてコミュニケーション上のすれ違いや感情の機微を可視化します。直接的な指摘ではなく、解釈の余地を残した詩が、ユーザーの主体性を維持しつつ、ユーザー同士の内省や対話を促します。 30組の異文化間の友人ペアを対象にした実験では、Poet-Weaverによってコミュニケーションの失敗が認識され、それをきっかけに関係の理解が深まることが確認されました。 |
CSCWでの |
10月20日 11:00~12:00(現地時間) |
※所属は、論文執筆時点のものです。現時点では、情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
オムロン サイニックエックス株式会社について
オムロン サイニックエックス株式会社は、オムロンが考える"近未来デザイン"を創出する戦略拠点です。「AI」「ロボティクス」「IoT」「センシング」など、幅広い領域の最先端技術のトップ人財が研究員として在籍し、社会的課題を解決するために、技術革新をベースに「ビジネスモデル」「技術戦略」「知財戦略」を統合し具体的な事業アーキテクチャに落とし込んだ"近未来デザイン"を創り出します。また、大学や社外研究機関との共同研究を通じて「近未来デザイン」の創出を加速していきます。
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