【エコマークアワード2022 優秀賞を受賞】人工芝が原因となり発生させるマイクロプラスチック流出を抑止、海洋汚染対策に貢献

~アークノハラが、SDGs達成に寄与する人工芝用高速排水材「NHドレーン」を開発・普及~

野原グループ株式会社

野原グループの株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本力、以下:アークノハラ)は、2022年11月、人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」(原料に再生材料を使用)の取組みが「エコマークアワード2022」(主催:公益財団法人日本環境協会、詳細は後述)にて優秀賞を受賞したことをお知らせします。
同時に、12月に開催される「エコプロ2022」にて、受賞品としての展示も決定しました。

■左:人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」と施工事例(2019年、高円宮記念 JFA夢フィールド) 右:エコマークアワード2022ロゴ■左:人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」と施工事例(2019年、高円宮記念 JFA夢フィールド) 右:エコマークアワード2022ロゴ

アークノハラが2015年に開発し普及活動を進めている「NHドレーン」は、グラウンドに求められる高い排水性能で雨水などを高速で通しながら、人工芝の素材として多く使用される「プラスチック片」や充填材に使われる「ゴムチップ」などは通さない、人工芝グラウンド用高速排水材です。

「NHドレーン」は、再生材料を70%使用しており、2019年にエコマークを取得しています。


今回の「エコマークアワード2022 優秀賞」受賞では、アークノハラによる「NHドレーン」の開発・普及活動が、マイクロプラスチックによる海洋汚染について真剣に考えている点、グラウンド業界が抱える環境問題のひとつである「マイクロプラスチック流出による海洋汚染」の抑止に貢献する点が評価されました。


アークノハラは、今回の受賞を機に、より一層、気候変動という地球規模の課題解決向けて、地球環境・地域住民・アスリートに優しいグラウンドづくりに貢献し、持続可能なグラウンドづくりを推進していきます。
 

  • エコマークアワードとは

■SDGs14_海の豊かさを守ろうのアイコン■SDGs14_海の豊かさを守ろうのアイコン

エコマークアワードは、日本環境協会が2010年度に創設した表彰制度です。環境配慮商品の普及に関する優れた事例を広く公表するとともに、エコマーク事業の目的である「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に向けて積極的に活動している企業・団体等を表彰するものです。

今回、アークノハラの人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」は、近年、海洋生態系への影響が問題視されている「人工芝片のマイクロプラスチック化」を防止するものとして選考委員会に評価され、「エコマークアワード2022 優秀賞」の受賞に至りました。

  • ​アークノハラ「NHドレーン」のエコマークアワード受賞理由(原文)
株式会社アークノハラは、再生材料を使用した人工芝グラウンド用ドレーン材「NHドレーン」にてエコマーク認定を取得した。
選考委員会としては、マイクロプラスチックによる海洋汚染について真剣に考え、製品開発を行っている志を高く評価したい。同社は、経年使用により破断した人工芝や充填したゴムチップが排水溝に流出することでマイクロプラスチックとなり、河川や海洋の環境汚染に繋がるのではないかという問題意識から、水は通すが人工芝の破片などは通さないドレーンの開発を思い立ったという。そして研究を重ね、グラウンドに求められる高い排水性能と、マイクロプラスチック流出を抑えるという、一見、相反するとも思われる機能の両立に成功している。原料に再生材を使用するなど資源循環への配慮にも抜かりはない。
直接目にすることのない製品ではあるが、「地域の環境、地域住民、アスリートにやさしいグラウンドづくりの貢献」を目指したものづくりが、持続可能な社会の実現に貢献するものと期待される。
【参考】エコマークアワードについては、公益財団法人日本環境協会エコマークアワード2022ホームページをご覧ください。
https://www.ecomark.jp/award/2022/
  • SDGs WeekEXRO2022 「エコプロ2022」でNHドレーンを展示
「エコマークアワード2022」で優秀賞を受賞した「NHドレーン」は、12月7日(水)~9日(金)に、東京ビッグサイトで開催される、持続可能な未来を拓く社会課題解決に向けた展示会「エコプロ2022」の日本環境協会エコマーク事務局ブースで展示されます。
グラウンド関係者をはじめ、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
【WEB】https://messe.nikkei.co.jp/ep/
  1. イベント名:エコプロ2022(主催:(一社)サステナブル経営推進機構、日本経済新聞社)
  2. 開催期間:2022年12月7日(水)〜9日(金) 10:00〜17:00
  3. 会場名:東京ビッグサイト 東4~6ホール(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)りんかい線「国際展示場駅」(徒歩約7分)/ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」(徒歩約3分)
  4. 展示ブース:日本環境協会エコマーク事務局ブース
  5. 小間番号:6-058
  6. 入場料:無料(事前登録制)
 
  • 人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」とは
「NHドレーン」は、グラウンドの表層近くや端に埋設することで、グラウンドの水はけを良くするほか、人工芝の破片等の流出を防ぎマイクロプラスチックによる海洋汚染の防止に貢献します。

1. 高い排水性能とマイクロプラスチックの流出防止を両立する仕組み

 

■NHドレーンの排水の仕組み■NHドレーンの排水の仕組み


※従来工法との違いは、製品ページ(https://arc-nohara.co.jp/products/construction/nhdrain.html )を参照

2.人工芝グラウンド用高速排水材「NHドレーン」の特長
海洋汚染防止 水は通すがプラスチック片の流出を防ぐ絶妙な空隙率
高排水性 従来工法に比べ、地表に近い位置に設置するため、高い排水性を実現
排水溝不要 排水溝・蓋が不要なため、プレーヤーは安全にプレーができる
再生材を使用 再生PET樹脂約35%、再生ゴム約40%、リサイクルPET樹脂食器約2%を使用

 

3.製品情報

■NH-114F(サイズ:190×240×1000mm、重さ:21kg)■NH-114F(サイズ:190×240×1000mm、重さ:21kg)

 

名称 NHドレーン
用途 人工芝用暗渠(あんきょ)
特長 従来暗渠に比べ排水性能が飛躍的に上昇、U字溝のような蓋がないので安全、その分グラウンドを広く活用できます。
同時に、人工芝を由来とするマイクロプラスチックの海洋への流出も防ぎます。
開発年月日 2015年8月
価格
(税抜)
NH-114F(サイズ:190×240×1000mm、重さ:21kg)¥17,000/m
NH-60(サイズ:120×100×1000mm、重さ:6kg) ¥8,500/m
※その他のラインナップは、製品ページを参照願います。
主な実績 JFA夢フィールド、大田スタジアム、タマホームスタジアム筑後
明治大学八幡山グラウンド、国士舘大学楓の杜キャンパス 等
販売 株式会社アークノハラ
製品ページ https://arc-nohara.co.jp/products/construction/nhdrain.html
受賞歴他

・エコマークアワード2022 優秀賞(2022年)
・スポーツファシリティーズ大賞【器具・機材部門】日本スポーツ施設協会会長賞(2022年)
・エコマーク取得(2019年)

※「NHドレーン」エコマーク情報は、公益財団法人 日本環境協会エコマーク事務局のWEBサイトでご確認いただけます。
https://www.ecomark.jp/ecomarkdb/19131005.html

問合せ先 株式会社アークノハラ
スペック推進室(担当:西村、堀江)
E-Mail:aac-kouhou@nohara-inc.co.jp
 
  • 株式会社アークノハラについて

 

野原グループの株式会社アークノハラは、「安心」「安全」「快適」な街づくりを合い言葉に、道路標識や視線誘導標、歩行者用観光案内標識などのサイン、ガードレール・遮音壁などの安全施設製品について、設計~製造~施工の一貫したネットワークを構築してまいりました。
これからも交通事業の発展及び環境整備の拡充と、安心安全な街づくりに貢献してまいります。
https://arc-nohara.co.jp/

※アークノハラは、建設業界をアップデートする野原グループ内企業です。
  • 「NHドレーン」に関するお客様からのお問合せ先
株式会社アークノハラ
スペック推進室
担当:西村、堀江
E-Mail:aac-kouhou@nohara-inc.co.jp
  • 資料
【リリースPDF】https://prtimes.jp/a/?f=d19866-20221121-7ba2db56f81773655e82326251c29e46.pdf
  • 参考
・マイクロプラスチックとは
プラスチックが川に流出し海に流れ込み、波などによる破砕や紫外線により分解され5ミリメートル以下のものを言います。
マイクロプラスチックによる海洋汚染の現状について、日本国環境省は、2019年6月のG20大阪サミットにおいて、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を各国首脳に共有するなど、重要課題の1つとなっています。実態調査が進められる中で、「人工芝片のマイクロプラスチック化」が問題視されるようになりました。近年はこのマイクロプラスチックによる海洋生態系への影響が懸念されています。
・人工芝の素材の多くは、「ナイロン」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」と言われています。

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会社概要

野原グループ株式会社

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URL
http://nohara-inc.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都新宿区新宿一丁目1番11号
電話番号
03-3357-2231
代表者名
野原 弘輔
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1947年09月