難しくなる「学童期」から「思春期」の子育てあらゆる悩みを優しい言葉で解消します『佐々木正美の子育て百科2　入園・入学後、子どもの心はどう成長するか』5月20日発売！

株式会社大和書房(本社：東京都文京区、代表取締役：佐藤 靖)は『佐々木正美の子育て百科2』（著者 佐々木正美）を2020年5月20日に発売いたします。

■逝去してもなお影響を与え続ける佐々木正美先生の最新刊
２０１７年に逝去された後もメディアで紹介され、書籍もいまだに売れ続ける、児童精神科医の佐々木正美先生。コロナ禍で休校が相次ぎ、子どもと過ごす時間が増えたことでいつも以上に子育ての悩みを抱える親は多いはず。ロングセラー『佐々木正美の子育て百科』シリーズ第2弾となる本書は、子育ての悩みが深い「学童期」から「思春期」についてアドバイスしています。

■子どもの自己肯定感と意欲
教育で最も重要なことは困難を克服していくことではなく自尊心を壊さず、あるいは自尊心を豊かに育てるということのほうが大切です。自尊心は壊さないでおけば育つのではなく、何かができることによって育つのです。他者から承認を受けることによって育てられるのです。

■しつけに一貫性はいらない
親がダメと言っても祖父母がいいよと許してしまい、「しつけに一貫性が保てない」と祖父母とケンカする親が多いです。しかし子どもはたくさんの人の愛情を知ることでのびのびと育つことができます。一貫性はむしろないほうががいいと言います。

■なぜ親の愛情だけでは育たないのか？
将来の子どもと親の関係は、自身の親との関係と似てきます。自分の両親を粗末に扱いながら、自分の子どもからは粗末にされたくないというのは虫のいい話です。それは親以外の人間関係にも置き換えられます。親の社会性が子どもの社会性を育て、それによって子どもが受ける恩恵も大きく、様々な愛情を知ることが出来ます。

■子どもにとって最高の愛情とは何でしょう
親が世間体やプライドにとらわれず、子どもを守ってあげる事だと言います。子どものために、親は泥をかぶり、子どもの盾になること。それが子どもに伝わっていることが最高の愛情だと言っています。

■子どものために、親ができること
子どもというのは、自分の言うことをよく聞いてもらった後に人の言うことを聞き入れるという順番があるのです。子どもは本当に大切にされているという実感を持ってから、自分の言うことを充分聞き入れてくれている人の意見を聞くようになるのです。

■目次
第１章　子どもの自己肯定感を育てる

第２章　子どもは親の愛情だけでは育たない

第３章　親からの質問と悩み事にお答えします

第４章　保育者・教師からの質問と悩み事にお答えします

第５章　子どもの心の成長に寄り添う仕事とは



【プロフィール】
佐々木正美（ささき・まさみ）
1935 （昭和10）年生まれ。新潟大学医学部卒業後、70年、ブリティッシュ・コロンビア大学医学部児童精神科に留学。帰国後、国立 秩父学園・東京大学精神科・東京女子医科大学小児科勤務を経て、 77年、小児療育相談センター（横浜市）所長に就任。95年から横浜市総合リハビリテーションセンターに勤務。97年、川崎医療福祉大学（倉敷市）教授に就任し、以後2003年から2017年迄、特任教授・客員教授となる。ノースカロライナ大学精神科でTEACCH（自閉症の療育支援プログラム）を学んだことをきっかけにその共同研究に携わり、日本での普及に努める。子育て・ 養育の講演やセミナー、保育園・幼稚園の勉強会などを全国各 地で定期的・継続的に重ねる。2017年6月逝去。主な著書に、『子どもへのまなざし（三部作）』『はじまりは愛着から』（共に福音館）、『子どもの心の育てかた』（河出書房新社）、『「育てにくい」と感じたときに読む本』（主婦の友社）、『出会いでつむぐ私の仕事』『出会いでつむぐ私の半生』（共にぶどうの木）、『かわいがり子育て』『子育てでいちばん大切なこと』『＊発達障がい児の子育て』『佐々木正美の子育て百科～入園・入学前に親がしておきたいこと』（共に大和書房。＊は監修）他多数。

【書籍概要】
書名　　：佐々木正美の子育て百科～入園・入学後、子どもの心はどう成長するか～
著者　　：佐々木正美
発売日　：2020年5月20日
販売元　：株式会社大和書房
定価　　：1600円＋税