上場外食産業、6月の売上は9割弱で前年同月下回るも減少幅は改善傾向

依然残る、先行きの不透明感

全国的に新型コロナウイルスの新規感染者数が増加しており、依然として収束の見通しが立たないなか、天候不順、災害も重なり、外食事業者にとって厳しい経営環境が続いている。政府は「Go Toイート」キャンペーンなど、飲食店支援策を模索しているものの、新規感染者数の増加に伴い再度休業要請が検討されるなど、外食事業者の動向には引き続き注目が集まっている。

帝国データバンクでは、外食事業を展開している上場企業(または上場グループ中核企業)において、7月29日時点でHPなどにて6月の月次データを開示している60社について、全店実績を集計し、分析した。
■直営店とFC店の合計をリリースしている企業は、直営店とFC店の合計値で集計。直営店のみをリリースしている企業は直営店のみの数値を集計した

■月次売上高の集計方法等は、リリース企業の手法・方針に準ずる

<調査結果>

前年同月比(全店)前年同月比(全店)

 
  1. 集計対象60社のうち、2020年6月の全店実績が前年同月を下回ったのは53社(構成比88.3%)、上回ったのは7社(同11.7%)
  2. コロナ禍においてもこれまで好調に推移していた日本マクドナルドホールディングス(株)や日本KFCホールディングス(株)が前年同月比減少となった
  3. 5月、6月ともに前年同月を下回った企業51社を比較すると、50社(構成比98.0%)で減少幅が縮小し、1社(同2.0%)で拡大となった。1カ月間通して営業できたこともあり、回復の傾向での推移となった
  4. 新規感染者数が全国的に増加しており、外出自粛など客足が再び減少する可能性がある。また、休業要請なども検討されており、外食事業者にとって厳しい状況が続く
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