工業高校でおしごと体験、就活を控える3年生へ職業体験会を開催しました
【開催レポート】「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア 2024」
株式会社ジンジブ(大阪府大阪市、代表取締役:佐々木満秀、証券コード:142A 以下「ジンジブ」)は、大阪府立藤井寺工科高等学校とともに、工業高校生の主体的な進路選択をサポートし、将来の選択肢を広げる職業体験会「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア2024」を5月2日に開催いたしました。
今年度で2年目の開催となる本特別授業は、7月より本格的にスタートする就職活動の前に様々な仕事について体験を通して知っていただく取り組みで、地元の製造・建設・警備業などを中心に、29社の企業と約90名の高校3年生が参加しました。当日の様子や参加した生徒、教員、出展企業の声をレポートいたします。
<開催概要>
イベント名:「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア」
開催日時:2024年5月2日(木)13:15~15:30
会場:大阪府立藤井寺工科高等学校 体育館内(〒583-0021 大阪府藤井寺市御舟町10番1号)
参加生徒:3年生 約90名
出展企業数:29社
■当日の様子
イベント当日は、参加した生徒が各企業スペースで業界や会社について説明を受け、企業の事業にちなんだ様々な職業体験を行いました。食品製造会社ではうどんの麺切り体験や、警備業界では金属探知機を使用した手荷物検査体験、建設業界では釘打ちやハーネスの装着体験を行い、実際の仕事の一部を体験しました。生徒から積極的に質問する様子や、話を聞き終わった後に一生懸命メモを取り、楽しみながら様々な仕事に触れる様子が見られ、自己理解や企業理解を深めていただくきっかけとなりました。
<「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア2024」開催の経緯>
藤井寺工科高等学校では、毎年3年生の約8割の生徒が就職する中で、毎年1000枚以上の求人票が学校に届いています。しかし、生徒は実際のお仕事や多くの業界に触れないまま、給与や勤務地、企業名など条件のみを見て就職する生徒も少なくなく、視野が狭い状態で就職活動を行ってしまうことに課題感を感じておりました。
また、高校生の就職活動は、7月1日の求人情報公開から9月5日の応募開始まで約2カ月間という短い期間で求人票の文字情報をもとに応募先企業の選定を行い、選考に向けた準備をしなければなりません。自己理解や企業理解が十分にできないまま就職することで、ミスマッチや入社後の早期離職につながる可能性もあります。
これらの課題に向き合うため、「企業理解や興味関心と適性の自己理解を促し多くの選択肢を持った上で進路選択に役立ててほしい」、「卒業後に自身で選択した道で活躍してほしい」という想いが一致し、2023年度より職業体験会を開催しております。ジンジブでは本特別授業の企画及び運営支援をさせていただいております。
<藤井寺工科高校×ジンジブ「おしごとフェア2024」参加者の声>
■高校生
・高校生(男性)
電気を専門に学んでいます。今学んでいることが活かせる仕事につけたらいいなと思い、鉄道関連や電気工事の会社を中心に話を聞いていました。実際に話を聞くと、それぞれの会社の良いところがあることが分かり、就職先は慎重に選ばないといけないと思いました。
・高校生(男性)
まだどんな業界や職種に就くかは迷っていて、いろんな会社や仕事を見て考えています。参加してみて麺を切る体験や、クイズを通して分かりやすくいろんな仕事を知ることができて良かったです。いろんな仕事の体験コーナーがあって、一生で一度しかできないかもしれないことにも挑戦出来きたことは、貴重な経験でした。
■出展企業
・あけぼの化成株式会社(大阪・製造:プラスチック樹脂)
当日は、たくさんの生徒さんにスペースに来ていただき、途切れることなくお話を聞いてもらうことができました。会社説明や用意していたクイズ等にも積極的に参加していただき、高校生に業界に触れていただくことができ、良い機会になりました。運営スタッフの方の対応も分かりやすく丁寧で助かりました。
・帝国チャック株式会社 様(大阪・製造:金属加工)
まず沢山の学生と交流できる機会が少ない中、大変価値のあるイベントでした。就活前の就職に対する学生の生の気持ちが聞けたのも非常に良かったです。弊社もたくさんの藤井寺工科高校の卒業生が在職中ですが、近年少しご縁が遠くなってしまったと感じていたところでのイベントでしたので、再度弊社を知って頂く良い機会になったとも思います。
「マシンオペレーター」一つとっても入る会社や職場で千差万別なので、それが伝えられたのも良かったです。特に弊社は1点もののオーダーメイド製品の金属加工なので、ライン作業を想像しているとミスマッチが起きて早期退職に繋がってしまう恐れがあるので、予め少しでもそういったものの抑止になれば尚嬉しいです。
河内の地場企業として、これからも末永く藤井寺工科様とお付き合いできれば幸いです。
■大阪府立藤井寺工科高等学校 首席兼進路指導主事 中村和寛様
まずは、御参加いただきました各企業様においては公私ご多用の中、本校のイベントへ御参加いただき誠にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申しあげます。
さて、今回のイベントは昨年に続き2回目の開催となりました。昨年のイベント終了後に、生徒および本校教職員や各企業様から多くの反響があり、実際に就職活動が始まってから、応募前職場見学への参加や、内定をいただいた企業様もあったことから、実施することに大きな意味があることを実感できました。当日は各企業様においては生徒からの質問などにも本当に丁寧に対応していただき、各企業様と生徒が直接交流を行い、非常に熱量の高いイベントになりました。イベントの感想を生徒に聞くと「いろいろな仕事を知ることができた」「職業選択の参考になった」「勉強になった」「この仕事が面白そう」「楽しかった」などの嬉しいコメントを多数聞くことができました。
当初の狙いであった、主体的に進路選択ができる力を身に付けてほしいという部分においては、この後の進路選択に大いに役立てる事ができると考えています。最後になりましたが株式会社ジンジブ様においては、イベントの企画から当日の運営まで多大な御協力をいただきトラブルなく終えることができました。ありがとうございました。
<大阪府立藤井寺工科高等学校について>
本校は、昭和38年に府立河南工業高等学校として開校以来、産業界をはじめとする社会の様々な分野で活躍する卒業生を送り出してきました。特に平成26年度からは、府立工科高等学校の中でも、実践的技能養成重点型校に指定され、「広い教養と、豊かな情操をそなえ、国際社会で活躍できる実践的技術者を育成する。」を教育方針に、資格取得指導をはじめとする実践的技術の習得を特色とした教育活動を行っています。また、部活動や学校行事も充実させ、生徒の将来に向けて望ましい自己実現、進路実現ができるように全校をあげて指導・支援していきます。
これからの時代は、急速なグローバル化や高度情報化、人工知能等の技術革新の進行、少子高齢化等、様々な社会的変化が人間の予測を超えて進展していきます。
そのため、生徒たち一人ひとりが予測できない変化に対して、受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要となっています。本校で学んだ知識や技術の深化・定着を図り、これからの時代に主体的に柔軟に対応できるように教育活動全体を通じて取り組んでいきます。
学校名:大阪府立藤井寺工科高等学校
所在地:大阪府藤井寺市御舟町10番1号
校長:松山 国林(まつやま くにしげ)
設立:1963年
HP:https://www.osaka-c.ed.jp/fujiidera-t/
<製造業界の高卒求人数推移>
製造業界は、高校新卒求人の中で最も求人数が多い業界で、過去10年間の中で求人数が増加しており、コロナ禍前以上の水準となっています。
※「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(9月末現在)よりグラフ作成
■株式会社ジンジブについて
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。
同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからを生きる人の夢を増やしてまいります。
●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
<会社概要>
◆株式会社ジンジブ
代表取締役:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
資本金:301,262,500円(2024年4月末現在)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。
2023年「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(経済産業省)に採択。
2023年12月「第13回キャリア教育アワード」(主催:経済産業省主催)にて「優秀賞」を受賞。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像