高知県須崎市立スケートパークにTTRを採用

滑走ラインを妨げない大スパン屋根で、雨天利用とランドマークとしての意匠性を両立

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村 祐己)は、8月16日にオープンする高知県須崎市立スケートパーク「サクラバンダ」において、管理棟及びステージ棟の膜屋根の工事を担当しました。立体構造システムTTR(TMトラス+膜)を採用した膜屋根により、スケートボードの滑走ラインを妨げない柱配置を実現し、雨天時でも利用できる空間を確保するとともに、地域の新たなランドマークとなる軽快なデザインを実現しました。

TTR(TMトラス+膜)が設置された須崎市立スケートパーク「サクラバンダ」

 本施設は、市内の高校生を中心に構成された「須崎市にスケートボードパークをつくる会」からの署名と陳情書によって実現したもので、「各世代の多様性を包摂するスケートパーク」をコンセプトにしています。須崎市は本施設を通じ、地域の若者や愛好者、須崎市外や高知県外からの来訪者との交流拠点として、地域経済の活性化を期待しています。

 本施設には、当社の立体構造システムTTRが採用されています。TTRは、一般的な鉄骨構造に比べて軽量で、柱の少ない大スパン空間を実現できることに加え、膜材の透光性により明るく開放的な空間づくりが可能です。

滑走ラインを妨げない柱設置

 本施設では、雨天時でも滑走できるエリアを確保するため、屋根の設置が計画されました。一方で、滑走ラインを優先するため、柱の配置に制約がありました。

 TTRは少ない柱で広い屋根を支えられるため、柱の設置場所の自由度が高く、設計条件に応じた位置に設置することが可能です。それにより、滑走ラインを妨げない空間を実現しています。

地域のランドマークとなるデザイン

 本施設は、地域の新たな拠点としてランドマークとなるデザインが求められていました。TTRは曲面や複雑な形状にも対応でき、印象的な屋根形状を実現しました。また一般的な鉄骨構造では、広い屋根を支えるために梁が大きくなり重厚な印象になりがちですが、トラス構造により細い部材で屋根を構成できるため、構造をスレンダーにでき、軽快な印象を与えるデザインを実現しています。さらに、透光性の高い膜と組み合わせることで、昼間は自然光を取り込み、明るくスポーティーな空間を形成しました。

管理棟上屋
ステージ棟上屋

TTR(TMトラス+膜)とは

 TTR(太陽トラスルーフ)は TMトラスと膜を組み合わせた立体構造システムです。TMトラスは、鋼球グローブに鋼管パイプを接続し組み合わせた立体トラス構造により、一般的な鉄骨構造に比べて約半分の重量で屋根構造を形成できるシステムです。屋根面全体で荷重を受けるため、局部的な応力集中が起こりにくく、部材を立体的に配置することで、高い剛性と耐力を確保し、柱の少ない大スパンの空間を実現できます。また、軽量化により柱や基礎への負担を抑えることができ、曲面や複雑な形状にも対応しやすく、意匠性の高い空間を形成できます。そのため、通路やキャノピーなど、人の往来が多い空間においても、安全性と意匠性を両立した構造計画が可能です。

TTR実績

今之浦市有地屋根付広場(https://www.taiyokogyo.co.jp/works/63952/
三井アウトレットパーク 木更津(https://www.taiyokogyo.co.jp/works/68194/
城崎マリンワールド(https://www.taiyokogyo.co.jp/works/68170/

須崎市立スケートパーク「サクラバンダ」概要

住所:〒785-0051 高知県須崎市神田2489-26

敷地:パーク面積約5,800㎡、滑走面積約2,600㎡

利用種目:スケートボード、BMX、インラインスケート等

膜屋根概要

主な用途:管理棟上屋・ステージ棟上屋

施主:須崎市

設計:株式会社若竹まちづくり研究所

施工:株式会社矢野建設

太陽工業の受注範囲:膜・トラス・柱・樋の工事

膜施工期間:2025年11月~2026年2月

膜構造規模(建築面積):862㎡(管理棟上屋)、355㎡(ステージ棟上屋)

鉄骨構造:TTR(TMトラス+膜)

膜材:AP450

太陽工業株式会社について https://www.taiyokogyo.co.jp/

 太陽工業は、創業100年を超える大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。1970年日本万国博覧会ではアメリカ館において、空気圧のみで屋根を支える低ライズ(高さを抑えた)方式の空気膜構造を世界で初めて実現しました。その後も東京ドームの膜屋根取り付けや世界最大級のドーム施設であるロンドンのミレニアム・ドーム(現:The O2 Arena)など、世界各地の大型プロジェクトに参画。さらに2025年の大阪・関西万博では20以上のパビリオンと施設に携わり、万博会場づくりを支えました。経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた膜構造技術を核に、建築事業をはじめ、土木、物流、防災、環境分野へと事業を展開し、社会の安全・安心を支えています。

 イベントコンサルティングを手がけるTSP太陽株式会社、施設運営を担うアクティオ株式会社などのグループ会社とともに、「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」を掲げ、社会に新しい価値を提供していきます。

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会社概要

太陽工業株式会社

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URL
https://www.taiyokogyo.co.jp
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市淀川区木川東4-8-4 太陽工業本館
電話番号
06-6306-3033
代表者名
能村祐己
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1947年10月