札幌で9店舗展開するLAUGH DINNINGがクラウドシフト管理「らくしふ」を導入
多店舗展開を見据えたDX推進とデータを活用した店長の意識改革でチームの成長を実現

「シフト」を切り口に「働く体験」の価値最大化を目指す株式会社クロスビット(所在地:東京都千代田区、代表取締役 小久保孝咲、以下「クロスビット」)は、札幌で鮮魚店を併設する居酒屋「シハチ鮮魚店」などを展開する株式会社LAUGH DINNING(所在地:北海道札幌市、代表取締役 大坪 友樹、以降「ラフダイニング」)に、クラウドシフト管理「らくしふ」が導入されたことをお知らせします。
■導入の背景 より働きやすい会社を目指しアナログな体制からDX推進へ
ラフダイニングは「(うみ)の課題を解決し、笑顔の食卓を未来につなぎ続ける」というビジョンのもと、札幌市で9店舗を展開する外食企業です。特に「シハチ鮮魚店」は、鮮魚店を併設し、北の海で獲れた新鮮な魚介をその場で購入・飲食できる店舗として人気を集めています。一方で、店舗数の増加に伴い、エクセルを用いたシフト管理では限界が生じていました。アルバイトの希望をLINEで収集し、スプレッドシートに手入力する作業は店長に大きな負担となり、店舗間のヘルプ調整やリマインド対応にも時間を要していました。さらに、売上・仕入れ・人件費などが別々に管理されていたため、人的ミスや余剰人件費の発生も課題となっていました。こうした背景のもと、同社では「DXを推進し、皆がより働きやすい会社にする」という方針を掲げ、業務のデジタル化を段階的に進めました。
第一歩として導入したのが、多店舗飲食店向け経営管理ツールが導入され、顔認証による勤怠打刻やワンクリックでの売上集計が可能となり、店舗間での情報共有を電話や紙からデジタルへと移行しました。さらなるDX化の推進としてクラウドシフト管理「らくしふ」を導入。シフト作成や希望回収の効率化に加え、労務アラート機能によって総労働時間や残業時間を自動で検出・通知できる仕組みを整えました。これにより、シフト段階で法令上の基準を超える勤務を未然に防ぐことが可能になりました。また両ツールを活用することで、残業時間の抑制や希望シフトへの柔軟な対応が可能となり、社員・アルバイト双方にとって働きやすい環境づくりが進んでいます。従来の「属人的・アナログな運用」から、数値と仕組みに支えられた現場マネジメント体制へと大きく舵を切りました。
■導入後の変化・成果
① シフト作成時間は従来の3分の1に大幅短縮!メモ活用でコミュニケーション活性も
導入前は、店長がLINEでアルバイトの希望シフトを収集し、エクセルやスプレッドシートに手入力していました。店舗によっては20名以上のアルバイトが在籍しており、全員の希望時間帯を反映するだけでも多くの時間を要していました。さらに、希望未提出者へのリマインドや、他店舗へのヘルプ勤務調整にも手間がかかり、やむを得ず月初3日分のみの暫定シフトを発行して運営を開始することもありました。「らくしふ」導入後は、シフト希望の回収から確定までをクラウド上で一元化。LINE連携のリマインド機能により提出漏れが大幅に減少し、締切内での回収が定着しました。結果として、シフト作成時間は従来の約1週間から1〜2営業日へと3分の1程度短縮しています。複数店舗を横断したヘルプ勤務調整も「らくしふ」上で完結できるようになり、電話やスプレッドシートでの手動転記が不要になりました。店舗間でアルバイトの所属やシフトを柔軟に設定できるようになったことで、近隣店舗間のヘルプ体制もスムーズに運用できるようになりました。
また、メモ機能をシフト作成時に活用し、店舗全体への共有事項や新入社員への周知事項を伝達するなど、店舗運営コミュニケーションの効率化にもつながっています。
② 人件費の適正化と数値に基づくマネジメントの実現
多店舗飲食店向け経営管理ツール「FLARO」からエクスポートした日別の売上目標値を「らくしふ」にインポートすることで、各店長が人件費率を意識したシフト設計を行えるようになりました。これにより、店長の経験や感覚に頼っていた人員配置から、売上・稼働データをもとにした配置判断が可能となりました。繁忙・閑散時間帯の配置人数を調整するなど、時間帯別の最適な人員配置が実現しています。また「FLARO」上の売上・勤怠打刻データと「らくしふ」上のシフト情報を突き合わせることで、勤務実態の乖離を可視化でき、シフト上では5時間勤務となっている従業員が、実際には7時間働いていた場合、その差異を把握し、売上増加など正当な理由がない場合には稼働人数の見直しを行うなど、人件費の適正化につなげる運用が定着しています。売上と人件費の関連性を分析しながらシフトを最適化することで、店舗ごとのコスト構造を把握できるようになりました。月次の予算・実績差異を確認する際にシフトを見直す店長も増え、店長層全体でのコスト管理意識の向上が見られます。
※多店舗飲食店向け経営管理ツール「FLARO」とは
「らくしふ」と連携可能な多店舗飲食店向けの経営管理ツール。AIを活用した売上予測、グルメメディア分析、KPI管理、データ統合を提供します。https://flaro.jp/
③データを活用した店長の意識改革とマネジメント文化の定着
導入前は、「シフト作成が大変だから遅れても仕方ない」という空気がありましたが、システム導入後は「締切内で作成・共有する」ことが自然に根づきました。シフトの確定が早まったことで、店舗運営全体の見通しが立てやすくなり、現場に余裕が生まれています。さらに、「FLARO」とのデータ連携により、店長が数字を基点にマネジメントを行う文化が定着しました。「どの時間帯に人を厚くすべきか」「なぜ今月は残業が増えているのか」といった分析ができるようになり、月の予算と実績の差異を確認する際にシフトを見直し数字をもとに現場運営を考える「店長の意識改革」が進みました。こうした変化は、単なるシフト効率化にとどまらず、店長自身のマネジメントスキル向上とチーム全体の成長につながっています。
■株式会社ラフダイニング ご担当者様のコメント
株式会社ラフダイニング 飲食事業部 事業本部長 千田 慎也様
「らくしふ」と「FLARO」の連携をさらに強化し、経営指標を踏まえた最適なシフト管理を実現したいと考えています。具体的には、「FLARO」上の日別予算を「らくしふ」と同期させ、売上目標だけでなく予算も反映したシフト設計を目指しています。これが実現すれば、経験を問わず誰でも最適なシフトを作成できるようになると期待しています。また、多店舗展開を進める飲食店ほど、早期にDXツールを導入することが重要だと感じています。店舗数や従業員が増えるほど現場での混乱のリスクが高まるためです。当社も8店舗目を展開した時点で「らくしふ」を導入しましたが、当初は「設定が大変そう」「なぜ導入するのか」といった声もありました。しかし導入を通じて、シフトが「作って終わり」ではなく、「作ったあとに分析するもの」へと変わりました。現場の数字をもとにしたマネジメントが進み、働き方改革や労務改善にもつながっています。今後も「らくしふ」を軸に、シフトを切り口としたDX推進をさらに進めていきたいと考えています。
引き続き、「らくしふ」の提供を通じて、働く環境の質向上を目指してまいります。
■クロスビット提供サービスについて

労働人口の減少に伴い、非正規雇用やオンデマンドワーク化が進んでいます。リソース分配計画の重要性が高まり、管理・作業工数削減、各種計算自動化を推進する動きが加速しています。私たちはクラウドシフト管理「らくしふ」の提供を通じて、シフト管理の効率化・管理工数削減・人件費最適化を支援しています。今後は必要な労働力を最適に配置するためAIを活用するなど、サービス提供を通じて企業の成長に貢献します。
「らくしふ」の特徴
・希望シフトの回収〜確定シフトの共有をLINEで簡単・スピーディーに
・法定労働時間遵守のための労務制限や、年少者・外国人労働者のための労務制限を設定可能!アラート表示で労務違反を防止
・業種業態に合わせた柔軟なカスタマイズ性
・時々に合わせた最適な人員数を設定し、人件費や人員配置を最適化
【株式会社クロスビット 企業情報】
社名:株式会社クロスビット
所在地:東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19階
代表:代表取締役 小久保 孝咲
設立:2016年4月
企業 URL:https://x-bit.co.jp
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