アイティフォー、ブロックチェーン活用の電子終活ノートアプリ「デジシェア」を2026年に提供開始
~超高齢社会の課題に寄り添う、“デジタル遺品”対策の新たな形を実現~
株式会社アイティフォー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田 幸司)は、熊本県の公募型企画コンペにて採択された「Digital Safe(デジタル金庫)」の構想に基づくスマートフォンアプリ「デジシェア(商標登録中)」を2026年1月にリリースすることを本日発表します。
2024年の熊本県での「電子終活ノート」検証作業で得た知見を基礎とする本アプリでは、自身の大切な情報をデジタルで安全に保管し、大切な人へ確実に共有できます。
デジタル化が進む超高齢化社会で、さらに深刻化している「デジタル遺品」の社会課題に対し、地域に寄り添った終活支援モデルを実現し、地方創生・地域DXの推進に貢献してまいります。

◆概要
近年、日本は超高齢社会を迎えていますが、終活に関する課題は年々複雑化しております。特に銀行の通帳レス化や保険・証券のペーパーレス化が進んだことで、家族にとって故人の金融資産の情報が目に見えにくい状況が生まれています。さらに、サブスクリプションの契約、SNSアカウント、クラウドサービスなど、個人のデジタル資産も急増していますが、これらのデジタルデータ管理や共有の仕組みは十分に整備されていません。
このような社会課題に対応するため、当社は熊本県と連携し、2024年に「電子終活ノート」実証事業を実施しました。その成果をもとに、この度、誰もが安全・確実に情報を管理・共有できるスマートフォンアプリ「デジシェア」の開発に着手し、全国での展開を目指しています。「デジシェア」は、前述の課題に対応するため、資産・負債情報、支払に関連する情報、身の回りのことや将来の意向、さらにはメッセージなどを安全に保管し、大切な人へ共有できるアプリです。本アプリを通じて、デジタル化が進む超高齢化社会における「デジタル遺品」対策を実現し、地域に根差した終活支援モデルの普及を目指します。
今後も、地方自治体や地域企業との連携を深めながら、安心して暮らせる社会づくりをご支援できるよう、地方創生・地域DXの推進に貢献してまいります。
◆当社のこれまでの取り組み
「デジシェア」は、2023年の熊本県のコンペで採択された「Digital Safe(デジタル金庫)」の構想に基づいており、2024年の検証作業での学びを踏まえ、開発を進めています。
・2023年5月 熊本県の公募型企画コンペにて採択
熊本県のコンペにおいて、ブロックチェーン技術を活用した地域密着型のデジタル終活サービス「Digital Safe」の構想を提案し採択されました。
・2024年1月~3月 ブロックチェーンを活用した電子終活ノートの検証作業
参加した8団体128名のスマートフォンに、「デジシェア」の前身である「電子終活ノート」アプリをインストールし、逝去時などの模擬シナリオに沿って利用。終活ノートのペーパーレス化、記録された情報の確実な伝達、ブロックチェーン技術による記録された情報の改ざん検知などについて検証しました。
◆関連ニュース
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2023年11月 くまもとDX推進コンソーシアムのサイトに「Digital Safe(デジタル金庫)」実証事業が掲載されました
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2025年8月 【Youtube試聴可】KKT「news every. くまもと」にて電子終活ノートの実証事業が特集されました
【株式会社アイティフォーの概要】
代表者:代表取締役社長 坂田 幸司
本社所在地:東京都千代田区一番町21番地 一番町東急ビル
上場区分:東証プライム(4743)
アイティフォーは、社会や人々の多様なニーズにITサービスで応える企業です。金融機関や地方自治体、小売業/EC事業者向けサービスをはじめ、キャッシュレス決済、コンタクトセンター、セキュリティ・基盤など幅広い分野におけるサービスの提供を通じて地方創生を支援し、「寄り添うチカラ」で人々の感動と笑顔を生み出す社会づくりに貢献します。
<お問い合わせ先>
広報部 TEL:03-5275-7914 Email:kouhou_ml@itfor.co.jp
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