富士ソフトの教育メタバース「FAMcampus」が奈良県の不登校支援事業に採択　社会とのつながりが少ない子どもたちに、新たな学び・交流の機会を提供

富士ソフト株式会社

2025年7月23日 11時05分

富士ソフト株式会社の教育メタバース「FAMcampus」が、奈良県の不登校支援事業「公設フリースクール『ならコネクト』」内に設置されたオンラインスクール「Cocoro キャンパス」に採択されました。奈良県内の、社会とのつながりに苦慮している子どもたちに、新たな学び・交流の機会を提供いたします。

　文部科学省の調査※1によると、2023年度の小・中学校における不登校児童生徒数は34万6,482人で過去最多となり、11年連続で増加しています。文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策（COCOLOプラン）」や「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を取りまとめるなど、不登校支援は依然として重要な課題となっています。奈良県でも2023年度の公立小・中学校における不登校児童生徒数は3,447人にのぼります※2※3。

　富士ソフト株式会社は、2022年に教育メタバース「FAMcampus」の提供を開始し、不登校支援における活用に取り組んでまいりました。この度、富士ソフトの教育メタバース「FAMcampus」が、奈良県の不登校支援事業「公設フリースクール『ならコネクト』」内に設置されたオンラインスクール「Cocoro キャンパス」に採択されました。本事業では、子どもたちに新たな学び・交流の機会を提供し、社会的自立を支援します。当社は「FAMcampus」上に子どもたちをサポートする不登校支援専門員を配置し、さらにコミュニケーションのきっかけとなるイベントを毎月企画・実施してまいります。

　富士ソフトは今後も、「FAMcampus」を活用した不登校支援に取り組み、新たな居場所や学びの選択肢を提供することで、子どもたちと社会の明るい未来を創造してまいります。

※1　令和５年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

　　 https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_2_2.pdf

※2　令和５年度「奈良県公立学校における生徒指導の課題に関する諸調査」結果の概要

　　https://www.pref.nara.jp/secure/316168/23_kouritsuchousa.pdf

※3　令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

　　 https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_1_2.pdf

奈良県　　　https://www.pref.nara.jp/

公設フリースクール「ならコネクト」

期間：2025年6月から2026年3月まで

目的：社会とのつながりが少ない児童生徒に対し、社会的自立を支援する

内容：信頼できる大人がいるオンラインスクール「Cocoro キャンパス」（「FAMcampus」を採択）に各自のペースやスタイルに合わせて参加し、心のエネルギーを回復する

奈良県立教育研究所教育支援部長北口貴之様よりコメントを頂戴しました。

「令和7年度、奈良県は県立教育研究所内に「奈良県公設フリースクール『ならコネクト』」を開校し、新しい不登校支援を行っています。「ならコネクト」内にメタバースを活用したオンラインスクール『Cocoro キャンパス』を設置し、学習支援や他者と交流する機会を提供しています。また、県立教育研究所の相談機能や各種支援と繋げ、包括的な不登校支援を行っています。いずれの支援にもつながっていない児童生徒が気持ちを楽にログインでき、スタッフがつくるあたたかくやさしい空間の中で成長できるような支援を行っていきます。」

FAMcampus（ファムキャンパス）　　　https://www.famcampus.jp/

「授業も、授業外も、個別質問も。みんなを感じられる教育メタバース」