「Wemex ストレスチェック」全24パターンのセルフケア動画を本格提供開始
パーソナライズ型のセルフケア支援で企業のメンタルヘルス対策を強化
ＰＨＣホールディングス株式会社（本社：東京都千代田区）傘下のウィーメックス株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：高橋秀明、以下「ウィーメックス」）は、従業員のストレスチェック結果に応じた一人ひとりに最適なセルフケア動画「パーソナライズ型セルフケア動画」サービスの本格提供を法人向けに開始しましたのでお知らせいたします。
#背景と課題
労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度の導入から10年が経過し、多くの企業で従業員のメンタルヘルス対策が定着しつつあります。
一方で、「医師面接を希望しない高ストレス者」や「低ストレスと判定されながらも不調を抱える潜在層」への対応は十分といえません。
全国労働衛生団体連合会の報告(※1)によると、高ストレスと判定された従業員のうち、実際に医師面接を受けた割合は約2.3%にとどまっています。
また、経済産業省の調査(※2)では、産業医や産業保健師などの活動時間や人員が限られ、必要な健康管理活動が行えていない事業場が多いことが指摘されています。こうした産業医や産業保健師のリソース不足により、現状は、医師による面接を希望する高ストレス者などすでに不調が顕在化した層に対する支援に偏りやすく、予防的なケアや早期支援の充実が今後の課題となっています。
そこで、ウィーメックスは、不調が顕在化していない層への予防的ケアや早期支援を図るため、このたびの法人向け「パーソナライズ型セルフケア動画」サービスの本格提供に至りました。ウィーメックスは、本サービスの提供を通じて、企業のメンタルヘルス対策の強化に貢献します。
#「パーソナライズ型セルフケア動画」の特徴
1．ストレスチェック受検者全員をケア
高ストレス者に限らず、潜在的な不調を抱える従業員も含めて全受検者を対象とし、早期予防的なセルフケア支援を行います。
2．6種類のストレスカテゴリ × 4つの関心テーマ＝24パターンの個別コンテンツ提供
ストレス状態と関心度合いを掛け合わせた24パターンの動画を自動選定し、対象者一人ひとりに最適なセルフケアコンテンツを提供します。
3．相談窓口への遷移アシストで相談行動を促進
動画内の案内やリンクを通じて、産業医・カウンセラー・社内相談窓口などへのアクセスを後押しし、相談のきっかけを提供します。
4．視聴データの分析・活用による効果検証
視聴有無や離脱ポイント、相談窓口への遷移データなどを分析し、今後のセルフケア施策や支援体制の改善に活用します。
●ストレスチェック結果に応じたセルフケア動画の送付～一人ひとりの視聴データ収集・対応
●セルフケア動画の構成
●「パーソナライズ型セルフケア動画」紹介ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=fpZcutxuBv8&t=2s
＃先行販売による導入実績と成果
本サービスは2025年2月より先行販売を開始し、2025年11月時点で32社・5,270人の対象者に提供しております。
導入企業のアンケート調査では、動画視聴者は未視聴者に比べてストレス対処行動の実施率が24ポイント高い結果（※3）となり、意識変化と行動変化の双方で効果が確認されています。
人事担当者からは「高ストレス者だけでなく、軽度の不調者にも届く仕組み」「従業員との面談前に動画を通じて理解が深まった」といった声が寄せられています。
●セルフケア動画視聴有無による、ストレス対処実施状況調査（※3）
セルフケア動画の視聴者は、未視聴者に比べてストレスへの対処行動に前向きな傾向が見られました。
具体的には、「すでに実施した」「今後実施予定」と回答した割合の合計が89％と、未視聴者の65％を24ポイント上回りました。
この結果は、動画によってストレスへの理解やセルフケアへの意識が高まり、実際の行動変容につながる可能性を示唆しています。
Q.ストレスチェックを受けて、ストレスへの対処方法を実施しましたか？
＃今後の展望
今後は、セルフケア動画の配信・分析データをもとに、AI活用によるパーソナライズ精度をさらに高め、従業員のストレス状況に合わせたコンテンツ拡充や、より適切なサポートにつなげる仕組みづくりを進めていきます。
ウィーメックスは、産業医や産業保健師の支援体制を補完し、誰も取り残さないメンタルヘルスケアの実現を目指します。
＃「Wemex ストレスチェック」製品紹介ページ
https://www.phchd.com/jp/medicom/hcs/stresscheck_wemex
（※1）全国労働衛生団体連合会『令和3年度ストレスチェックサービス実施結果報告書』
https://www.zeneiren.or.jp/cgi-bin/pdfdata/20220930151629.pdf
（※2）経済産業省『産業保健のあり方に関する検討会における検討状況』（2022年10月）
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/pdf/007_s02_00.pdf
（※3）調査概要：セルフケア動画視聴者群と未視聴者群の比較（回答者：ストレスチェック実施企業2社、合計197名）
＜ウィーメックス株式会社について＞
ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するＰＨＣホールディングス株式会社（証券コード6523 東証プライム）の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。また、2025年10月1日にウィーメックス ヘルスケアシステムズ株式会社を吸収合併しました。「メディコム」ブランドのレセプトコンピュータや電子カルテの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。国内の「医療DX」を推進するヘルスケア IT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
□所在地 ：東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 ：代表取締役社長 高橋秀明
＜ＰＨＣホールディングス株式会社（ＰＨＣグループ）について＞
ＰＨＣホールディングス株式会社（証券コード 6523 東証プライム）は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にＰＨＣ株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社ＬＳＩメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2024年度のグループ連結売上収益は3,616億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。ＰＨＣグループはＰＨＣホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
お問合せ先
ウィーメックス株式会社
E-mail：tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com
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