【登壇報告】スペースシードホールディングス代表・鈴木健吾、東北最大級のビジネスカンファレンス「ATERUI2026」に登壇

発酵による地方産業の振興と、魚沼産コシヒカリで醸す日本酒の世界展開を語る

スペースシードホールディングス株式会社

新しい日本酒造りにチャレンジする津南醸造の酒蔵

スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木健吾、以下「当社」)は、当社代表取締役の鈴木健吾が、2026年9月3日(木)に宮城県仙台市のSENDAI GIGSで開催されたビジネスカンファレンス「ATERUI2026」(主催:ATERUI2026実行委員会)のセッション「世界を魅了する創造地へ。東北の未来を醸す食農ビジネス」に登壇したことをお知らせいたします。

「ATERUI」は、「課題先進地からローカルの将来を考える」を掲げる東北エリア最大級のビジネスカンファレンスです。2年目となる今年は「共同戦線」をテーマに掲げ、企業、行政、金融機関、大学、起業家、学生が同じ当事者として東北の課題に向き合う場として開催されました。前回の1日開催・参加者522名から、今年は2日間・2会場へと規模を拡大し、延べ1,157名が参加。トークセッションのほか、アトツギ経営者と起業家によるピッチ、32件のブース出展などが行われました。

鈴木は本セッションで、発酵が地方産業の振興を後押しする技術になり得ることを提言するとともに、飯米(食用米)を使った日本酒が今後のトレンドになる可能性を示し、魚沼産コシヒカリを活かした日本酒造りを通じて、グローバルに競争力のある飲料を展開していく方針を語りました。

登壇セッション概要

セッション名

B-1「世界を魅了する創造地へ。東北の未来を醸す食農ビジネス」

日時

2026年9月3日(木)10:45〜11:45

会場

SENDAI GIGS(宮城県仙台市)

形式

パネルディスカッション

登壇者(敬称略・順不同)

高橋 大就 一般社団法人東の食の会 専務理事/Oisix US Inc. 取締役

千葉 大貴 有限会社マイティー千葉重 代表取締役

酒井 里奈 株式会社ファーメンステーション 代表取締役

鈴木 健吾 スペースシードホールディングス株式会社 代表取締役

渡邉 能宏 ワタヒョウ株式会社 代表取締役

セッションでの議論

本セッションでは、東北が誇る豊かな自然と、古くから受け継がれてきた食文化・発酵技術という「食と農」のポテンシャルを、一次産業の枠に留めず、世界市場で戦える高付加価値なビジネスへといかに昇華させるかが議論されました。人口減少や気候変動といった一次産業が抱える課題を前提に、食農の現場でテクノロジーとクリエイティビティを掛け合わせてきた登壇者が、それぞれの実践から「東北発の食農ビジネス」の勝ち筋を語り合いました。

議論のなかでは、地域の米と発酵の技術から生まれる日本酒が、地域の産業と文化を世界へ運ぶ存在として取り上げられ、他の登壇者や会場の参加者からも、新しい日本酒の可能性について言及がありました。

鈴木健吾の主な発言

  1. 発酵は、地方の産業振興を後押しする技術である

    発酵は、地域の一次産品に新たな価値を与え、その土地ならではの産業を生み出す技術です。鈴木は、微生物の力で原料の価値を高める発酵こそが、人口減少に直面する地方の産業を振興する力になり得ると提言しました。

  2. 飯米(食用米)を使った日本酒が、次のトレンドになる可能性がある
    日本酒は従来、山田錦や五百万石といった醸造専用の酒造好適米で造るのが常識とされてきました。一方、コシヒカリに代表される飯米(食用米)は、粘りが強くタンパク質も多いことから、酒造りには扱いにくい原料とされてきました。鈴木は、醸造工程の制御技術の進歩によってこの壁は越えられつつあり、飯米を使った日本酒の生産が今後のトレンドになっていく可能性を示しました。日本が誇る食用米のブランド力を、そのまま日本酒の価値へとつなげる道が開かれつつあります。

  3. 魚沼産コシヒカリを活かした日本酒で、グローバルに競争力のある飲料を展開する

    鈴木が代表取締役社長を務める津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)は、魚沼産コシヒカリを100%使用した純米大吟醸「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリ Edition」を醸造しています。鈴木は、魚沼産コシヒカリを活かした日本酒造りに全力で取り組み、世界の市場で競争力を持つ飲料として展開していく意欲を語りました。

津南醸造の取り組み──魚沼産コシヒカリ100%の純米大吟醸

津南醸造のフラグシップ的日本酒「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリ Edition」

「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリ Edition」は、世界有数の豪雪地帯である新潟県津南町で、地元・魚沼産のコシヒカリを100%使用して造る純米大吟醸です。飯米特有の粘りやタンパク質の多さという醸造上の難しさに対し、津南醸造は伝統的な醸造技術に加えて、AIを活用した「スマート醸造」によって醸造工程を設計し、杜氏の判断と組み合わせることで、米の旨味と後味のキレを両立させました。

同銘柄は、欧州で開催される日本酒品評会「KURA MASTER 2024」純米大吟醸部門で金賞、「ミラノ酒チャレンジ2025(Milano Sake Challenge 2025)」でプラチナ賞を受賞するなど、国際的な評価を得ています。津南醸造は、食用米で造るプレミアム日本酒を「Premium Table Rice Sake(テーブルライス日本酒)」として、海外市場に向けて発信しています。

代表コメント

スペースシードホールディングス株式会社 代表取締役 鈴木健吾

「発酵は、地域にある米や作物に新しい価値を与え、その土地にしかない産業を生み出す力を持っています。人口減少に向き合う地方にとって、発酵は産業を振興するための大きな武器になると考えています。今回のセッションでは、ほかの登壇者の皆さまや会場の方々からも日本酒の新しい可能性についてのお話があり、同じ思いを持つ仲間が東北にもたくさんいることを実感しました。

これからは、飯米を使った日本酒の生産がひとつのトレンドになっていく可能性があります。日本の食用米は、世界に誇れるブランドです。私たちは魚沼産コシヒカリを活かした日本酒造りに全力で取り組み、グローバルに競争力のある飲料として世界に届けていきます。」

今後の展開

当社は、発酵を軸に地域の資源を世界市場の価値へとつなげる取り組みを進めてまいります。ATERUI2026のテーマ「共同戦線」のもとで出会った東北の食農・発酵の担い手の皆さまとの連携を深め、地域の枠を越えて日本酒と発酵の新たな可能性を広げてまいります。津南醸造における魚沼産コシヒカリを活かした日本酒造りと海外展開を後押しするとともに、醸造工程の知見をデータと技術で受け継ぐ仕組みづくりを通じて、担い手が限られる地域の食農産業の振興に貢献してまいります。

「ATERUI2026」開催概要

名称

ATERUI2026

テーマ

共同戦線

会期

2026年9月3日(木)・4日(金)

会場

Day1:SENDAI GIGS(宮城県仙台市)/Day2:Communication Design Laboratory MEDIUM

参加者数

延べ1,157名

主なプログラム

トークセッション、東北アトツギ×起業家ピッチ、ブース出展(32件)、壁打ち道場 ほか

主催

ATERUI2026実行委員会(スパークル株式会社、株式会社ユーメディア、株式会社トークネット)

公式サイト

https://aterui.world/

※次回「ATERUI2027」は山形市での開催が予定されています。

スペースシードホールディングス株式会社について

スペースシードホールディングス株式会社は、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。

会社名:スペースシードホールディングス株式会社(Space Seed Holdings Inc.)

所在地:東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F

代表者:代表取締役 鈴木健吾(株式会社ユーグレナ 共同創業者 兼 エグゼクティブフェロー)

設立:2024年1月

公式サイト:https://ss-hd.co.jp/

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会社概要

URL
https://ss-hd.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
080-5063-8705
代表者名
鈴木健吾
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2024年01月