NearMe、代表取締役 髙原幸一郎が情報経営イノベーション専門職大学(iU)の教授に就任
~産学官連携で地域の社会課題を解決する「ライドシェア(シェア乗り)」の社会実装を目指す~
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMe(本社:東京都中央区、以下:ニアミー)の代表取締役社長である髙原幸一郎が、情報経営イノベーション専門職大学(以下、iU)の正教授へ就任することに決定いたしました。髙原は、これまで地域課題に向き合いモビリティ分野で培った知見と経験を生かし、2025年度からiUにて学生と共に地域社会の課題解決を目指す「モビリティ・ソーシャルデザイン学」を担当し、ライドシェアの社会実装に向けた取り組みを進めてまいります。
iUとは
iUは、「ビジネス」「ICT」「グローバルコミュニケーション」を学びの3本柱に据え、次世代のイノベーターを育成するための専門職大学※1です。ビジネス現場で必要とされる基礎的な知識とスキルを身に付けることに加え、長期インターンシップや起業チャレンジなど、実践的な経験を積むためのカリキュラムを提供しています。
「ビジネス」「ICT」「グローバルコミュニケーション」の知識を統合的に学ぶことで、幅広い分野で活躍できるビジネスパーソンや、新規事業やサービスを企画・提案できる創造力豊かな人材、さらには自ら起業して国際社会や地域社会の発展に貢献できるリーダーの育成を目指しています。
※1 専門職大学とは、職業に直結する高度な専門知識やスキルを実践的に学ぶために設置された日本の新しい高等教育機関で、2019年に制度化されました。産業界との密接な連携を特徴とし、講義と実務経験を融合した教育を行うことで、即戦力となる人材を育成することを目的としています。専門職大学では、4年制の課程を修了すると「学士(専門職)」の学位が授与されます。
担当プロジェクト:モビリティ・ソーシャルデザイン学とは
「モビリティ・ソーシャルデザイン学」は、最新のモビリティ技術とその進化がもたらす社会的、経済的、文化的な影響を多角的に探求する実践型講義です。地域社会における課題解決をテーマに、モビリティの観点から社会を理解し、持続可能な未来を目指した新しい社会モデルを構築する力を養います。当講義では、現地現物でリアルな社会課題に取り組むことで、現場ニーズに即した解決策を模索します。昨今のライドシェアを含め、移動手段の変革がもたらす地域社会の活性化や住民の生活向上に焦点を当て、テクノロジーがどのように社会を再形成するかについての洞察を深めます。
株式会社NearMe 代表取締役社長 髙原幸一郎 コメント
2024年4月からいわゆる「日本版ライドシェア(NRS)」が始まりました。NRSは自家用車を活用した呼んだら来る乗り方「ライドヘイリング(1台に1組)」ですが、もう一つのライドシェアである1台に複数組が乗る「ライドプーリング(シェア乗り)」はあまり活用されていません。人材不足や課題先進国である日本において、NRSだけでなく、少ない車両で環境負担を軽減させ継続性のある「シェア乗り」は即効性があり有効です。本プロジェクトでは、講義の中で社会実装に必要なAIなどテクノロジーの活用事例や新規事業開発・プロジェクト推進などを実践的に学び、学生と一緒に地域の社会課題を解決する「ライドシェア(シェア乗り)」の社会実装を目指します。
「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年8月のサービス開始よりこれまで延べ85万以上※2の方々にご利用いただいています。 現在は、全国16の空港※3(羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、旭川空港、帯広空港、青森空港、仙台空港、静岡空港、南紀白浜空港、徳島空港、北九州空港)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他にも、スポーツ観戦における移動をスムーズにし、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や排気ガスによる環境問題、交通事故など様々な地域課題解決を目指した『スタジアムシェアタクシー』※4や、秋田県美郷町の観光二次交通の課題解消を目指した『ミズモシャトル』※4、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムとして採用された山形市の「金井地区モデル事業(かなみちゃんタクシー)」※4など、地域ごとの交通課題解消を目指した様々な実証事業を行っています。
※2 2024年8月時点。
※3 2024年4月時点。旭川空港、帯広空港、仙台空港、静岡空港は貸切送迎サービスのみ。
※4 実証事業は終了しています。
■自治体版ライドシェア/日本版ライドシェアに関するお問合せフォーム
https://forms.gle/86crBvCKjcKqaLze9
会社概要
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 髙原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中相乗りサービスなどを展開しています。なお、ニアミーは、2023年4月、経済産業省が行政との連携実績のある企業を中心に事例を紹介する「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載。週刊東洋経済(発行:東洋経済新報社)の『「すごいベンチャー100」2023年最新版』、日経クロストレンド(発行:日経BP社)の「未来の市場をつくる100社【2024年版】」にそれぞれ選出。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でクランプリを獲得。デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2023 Japan」では、447.8%の収益(売上高)成長を記録して9位を受賞。
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