市内『唯一のソフト部』が関東ベスト8の快挙!中学デビューの選手たちが見せた奇跡の青春ストーリー
〜ソフト人口減少の逆風に立ち向かい、強豪校を次々撃破した入間市24人の絆〜
2日、入間市役所市長室に響く拍手と歓声。7月に開催された令和7年度関東中学校体育大会でベスト8入りを果たした藤沢中学校ソフトボール部が、杉島理一郎市長への表敬訪問を行いました。
しかし、この快挙の裏には、現代の中学生スポーツ界が抱える深刻な現実がありました。今年、向原中学校のソフトボール部が廃部となり、藤沢中学校が入間市内唯一のソフトボール部となったのです。

「入間市で唯一のソフト部になってしまった」部長の重い言葉
表敬訪問で報告に立った末永部長(3年)の口から出た言葉は、会場を静寂に包みました。
「向原中学校のソフトボール部が廃部になってしまって、藤沢中学校だけが市内にあるソフト部として唯一になってしまいました。ソフトボール人口が年々少なくなっている中で、関東大会という大きな舞台に立たせていただいたので、何らかの形で恩返しができたら」

中学デビューの選手たちが起こした奇跡
驚くべきことに、このチームの大半は中学校でソフトボールデビューを果たした選手たちでした。1年生の経験者はわずか1名、野球経験者も2名程度。残り20名以上が全くの未経験からのスタートでした。
「なんでこんなにいっぱい入部したの?」という杉島市長の素朴な疑問に、1年生は照れながら答えました。
「先輩が優しかったから」
この一言に、強豪チーム育成の真の秘密が隠されていたのです。

市長も脱帽!真夏の猛練習で勝ち取った栄冠
「みんな夏休み相当練習したでしょう。みんな日焼けしてる!」杉島市長の指摘通り、選手たちの腕には鮮明な日焼け跡が刻まれていました。

中田教育長は感慨深げに語りました。
「私が平成24年から28年まで藤沢中学校で校長を務めていた時、ソフトボール部の県大会最高位はベスト4でした。それを皆さんが準優勝で超えてくれた。団体スポーツは1人の力では結果は出せません。みんなが1つになって勝ち取った素敵な結果です」
全国3位チームと互角に戦った関東大会
関東大会では1回戦を突破するも、2回戦で惜敗。しかし末永部長は誇らしげに報告しました。
「2回戦の相手は今回の大会で全国3位に入賞するようなチーム。そんな名門校と戦えるのは貴重な体験でした」
エースピッチャーの草野さんは毎試合完投し、11奪三振の好記録をマーク。ベンチメンバーも声援で試合を支え、まさに全員ソフトボールで勝利を掴みました。
次期部長が語る「継承への決意」

来年度の部長候補は、先輩たちへの感謝を込めてこう宣言しました。
「先輩に関東大会まで連れて行ってもらったので、関東大会まで行けるかわからないけれど、みんなで頑張りたい」
市が本気で応援宣言!スポーツ振興に新風

杉島市長は力強く宣言しました。
「入間市はスポーツ振興まちづくり条例を制定し、みんなが夢を持ってプロになれる世界を応援している。市内のあちこちで『私たちの学校でもソフトボールをやりたい!』という声がでてくるよう、さらに輝いてほしい」
日焼け跡に刻まれた青春
表敬訪問の最後、選手たちは自然な笑顔で記念撮影に応じました。腕に残る日焼け跡は、この夏彼女たちが流した汗と努力の証。市内唯一のソフト部が見せた奇跡は、中学生スポーツの可能性を改めて私たちに教えてくれました。

入間市について
【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~
首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。

🌱 伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観
関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。
一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。
こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。
🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」
2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。
同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。
市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。
💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト
「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」
この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。
従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。
📊 注目ポイント
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商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地
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SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり
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狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観
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市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン
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全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承
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電話:04-2964-1111(代表)
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