石灰石を主原料とする「LIMEXフラワー」、株式会社ポピーの横浜ディスプレイミュージアムにて販売決定

神奈川アップサイクルコンソーシアムによるパートナーシップで実現

TBM

株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、株式会社ポピー/横浜ディスプレイミュージアム(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:北川武志、以下ポピー)のアーティフィシャルフラワー*に石灰石を主原料とした新素材「LIMEX」が採用されたことをお知らせいたします。アーティフィシャルフラワーの素材としてLIMEXが採用されることは初めてとなります。

「LIMEXフラワー」は石灰石など無機物を50%以上含んでおり、従来のプラスチック製のアーティフィシャルフラワーと比較して石油由来樹脂の使用を削減しています。また、ポピー独自の成型技術により、軽量化も実現しました。今回発売される4種類の「LIMEXフラワー」は、横浜ディスプレイミュージアムにて3月1日より販売開始予定であり、TBMの運営するECサイト「ZAIMA」(https://zaima.in/)においても、近日予約販売の開始を予定しています。
TBMは、サステナビリティー分野のリーディングカンパニーとなるべく、パートナー企業と協同することで、各種ディスプレイへのLIMEX導入を推進し、環境に配慮したプロダクトの普及を目指して参ります。 

*アーティフィシャルフラワー(造花)とは、生花をリアルに再現し、人工的な花のため、劣化しないことが特徴です。


■背景
<コロナの影響で生花需要が激減、フラワーロスの問題が浮き彫りに>
コロナの影響により、結婚式や卒業式などのイベントが自粛される中、2020年3月~5月の取扱数量は過去3年平均に比べ約3,300万本減少、取り扱い金額も約41億円減少*となっており、需要低迷で花が大量に廃棄されてしまう「フラワーロス」という課題が急浮上しています。また、生花店でのフラワーロス(仕入れた花を廃棄する割合)は、一般的に約30~40%*と言われています。
そのような中、アーティフィシャルフラワーは生花とは異なる独自の商品価値を生み出し、生花の持ち込みが禁じられている病院でのお見舞い用の花として、また屋外で利用されるお墓参り用の仏花など、近年あらゆるシーンで活用されるケースが増えています。長期間保管することができ、繰り返し利用することができるため、廃棄物を削減することが可能である点でも注目されています。
個人および企業の環境意識の向上に伴い、ディスプレイ業界各社は、主にポリエステルやポリエチレンといった素材が使用されているアーティフィシャルフラワーを環境負荷の低い素材へ転換することに取り組み始めており、この度LIMEXの環境性能をポピーに評価いただき、採用に至りました。

*農林水産省「花きの現状について」2020年11月

■LIMEXフラワーの利用シーン

優しいカラーリングのピンクとホワイトの2色展開の為、プロユースからホームユースまで様々な場面でお使いいただけます。近年インテリア業界で注目されているドライフラワーとの併用でファッション性のある演出ができると同時に、石油由来樹脂の使用を抑えたLIMEXフラワーをご活用いただくことで、企業価値の向上やイメージアップにつなげることが可能です。

会社や商業施設のフラワーアレンジや、ご自宅のインテリアにも最適

■LIMEXフラワーの商品詳細
ポピー独自の成型技術と着色加工により4種のアーティフィシャルフラワーが完成しました。優しいカラーリングのピンクとホワイトの各2カラーが展開されています。本日より、横浜ディスプレイミュージアムにてお求めいただくことが可能です。
<特徴>
・ポリエステルやポリエチレンを使用したアーティフィシャルフラワーと比較して、石油由来樹脂の使用量を削減
・ポピー独自の成型技術により軽量化を実現し、使い勝手は従来同様・高級感のあるマットな質感

 

<商品詳細>

(左上から順に)
①    FA-7351 W LIMEX ダリアスプレー ¥2000(税抜)
②    FA-7351 L/P LIMEX ダリアスプレー ¥2000(税抜)
③    FA-7352 P LIMEX ピオニースプレー¥1800(税抜)
④    FA-7352 W LIMEXピオニースプレー¥1800(税抜)
⑤    FA-7353 P LIMEXサクラスプレー ¥3500(税抜)
⑥    FA-7353 L/P LIMEXサクラスプレー ¥3500(税抜)
⑦    FG-5170 W LIMEX オーガスタリーフ¥1800(税抜)
⑧    FG-5170 L/P LIMEX オーガスタリーフ¥1800(税抜)

■ 神奈川アップサイクルコンソーシアムについて

かながわアップサイクルコンソーシアムは、LIMEXの開発・製造・販売元であるTBMと、神奈川県との連携により発足したコンソーシアムで、LIMEXを活用したアップサイクルを通じてサーキュラーエコノミーを推進し、循環型のまちづくりを実現することを目的としています。かながわアップサイクルコンソーシアムには神奈川県内の自治体、企業、団体、大学など、約50の多様なパートナーが参画しており、LIMEXを活用した様々なアップサイクルの実証事業を展開しています。

■ LIMEXとは
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。世界40ヶ国以上で特許を取得しており、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。

<LIMEXの特徴>
・主原料となる石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です
・石灰石は一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時にCO2を約58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できます

・ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品のライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都中央区銀座 2-7-17-6F
設立 :2011 年
資本金 :137億 2,993万円(資本準備金含む)/ 2021 年 2 月時点
事業内容 :LIMEX 及び LIMEX 製品の開発・製造・販売
URL :https://tb-m.com/

  • 2013年     経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
  • 2014年     国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む30か国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施  
  • 2015年     宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一プラントを建設
  • 2015年     経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
  • 2016年     米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
  • 2018年     COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
  • 2019年     軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
  • 2019年     中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
  • 2019年     代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
  • 2020年     使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
  • 2020年     100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
  • 2020 年  BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA」を開始
  • 2021年  宮城県多賀城市に年産23,000 トンの LIMEXを製造する第二プラントを建設

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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会社概要

株式会社TBM

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URL
http://www.tb-m.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
電話番号
03-6268-8915
代表者名
山﨑敦義
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年08月