2021年5月のスタートアップ雇用指数「WANTEX」は2ヶ月連続増加昨年の緊急事態宣言時と比べて力強く推移(前月比+0.03ポイント)

業種別、デジタル人材ニーズではエンターテイメント業界が大きく回復ほとんどの業種で対昨月比で増加を記録。地域別では福島県が今月も健闘

ウォンテッドリー

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2021年5月版のスタートアップ雇用指数「WANTEX」(Wantedly Job Market Index、読み:ウォンテックス)を公開しました。

  • 昨年の緊急事態宣言時とは異なり、昨月からWANTEXが増加
WANTEXは東京都が緊急事態宣言を発出した2020年4月~5月から増加し続け、2020年12月には過去最高値を更新しました。しかし緊急事態宣言が再度発出された2021年1月からは下落が続き、昨月4ヶ月ぶりに回復に転じました。4月度から5月度にかけての変動について昨年と今年を比較すると、どちらも緊急事態宣言下であるのにも関わらず、2020年5月は0.24ポイント減であるのに対して、2021年5月は募集公開数の伸びが応募人数の伸びを上回った結果0.03ポイント増となり、昨年とは異なった傾向で推移しています。

 

  • ほぼ全ての業種でWANTEXが増加
業種別のWANTEX推移を見ると、昨月から下落した業種は人材・福祉のみで、ほとんどの業種で増加という結果になりました。

 

2021年5月時点のWANTEXの業種別ランキングは以下の通りでエンターテイメント業界が対昨月比147%と大幅な伸びを見せました。WANTEXが1倍を割り込んでいる業種においては募集数に対して応募人数が超過しているため、該当業種のスタートアップ企業は採用しやすい状況にあると思われます。

  • デジタル人材ニーズも増加傾向。まだ完全に回復していない業界も
表1よりIT・情報通信業を除き、募集の対象職種をデジタル人材に絞った業界別WANTEXを算出したところ、デジタル人材のWANTEXは教育・研究業界と広告・マーケティング業界を除き対昨月比で増加を記録。最も伸びたのは表1同様エンターテイメント業界で、業界全体で回復の兆しが見られました。

※デジタル人材定義:「エンジニアリング」「PM・Webディレクション」「デザイン・アート」の3職種でWantedlyに登録している人を指します
  • 今月も伸長を見せる福島県。宮城県は5ヶ月ぶりのTOP10入り
東京都を除いた46道府県におけるWANTEXに着目すると、最も大きく伸長したのは2ヶ月連続福島県で対昨月比133%を記録しました。また宮城県は5ヶ月ぶりにTOP10入りを果たしました。

※非首都圏地域のWANTEX:該当する道府県を所在地として登録しているスタートアップ企業の掲載募集数を、それに対する応募者数で割り込んだ数を指します。
  • 職種別WANTEXは明暗が分かれる結果に
2021年5月時点の職種別WANTEXに着目すると、3月まで常にTOP3入りを果たしていたPM・Webディレクションは募集数に対する応募人数が増加し、昨月の4位から更に下落し6位という結果に。一方でメディカル系は昨月の2位に引き続き今月も3位と好調でした。

 

  • スタートアップ雇用指数「WANTEX」について
■ スタートアップ雇用指数「WANTEX」の定義
【算出式】「WANTEX」 = (スタートアップ企業が掲載している公開状態にある)募集数 ÷ (スタートアップ企業への)応募者数

※スタートアップ雇用指数は上記式の各項を月次で合算して算出しています。
※ 募集数、応募者数ともに、Wantedlyで公開された募集、応募した登録者を算出対象としています。
※ スタートアップ企業は算出月から創業10年以内の企業を指します。

■ WANTEX公開の背景 
Wantedlyはスタートアップ企業とともに成長し、2020年の情報・通信業に分類されるマザーズ上場企業のうち、約7割にご利用いただくに至りました。世界的には米国、中国を中心にスタートアップ経済が活況を示す中、未来の日本の産業を創る新興企業のトレンドを可視化することで、私達は日本のスタートアップ経済をより一層盛り上げていきたいと考えています。そのため、2020年11月よりスタートアップ経済の成長性を示唆する新たな先行指標として、スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を開始いたしました。

ウォンテッドリーは、企業の潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しております。スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を通じて、未来の日本の産業を創るスタートアップシーンの盛り上がりを加速させることで、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させてまいります。
  • ウォンテッドリーについて
ウォンテッドリーは、『シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、はたらくすべての人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。2012年2月のサービス公式リリースから現在まで、登録会社数40,000社、個人ユーザー数300万人を突破し、国境を越えて『はたらくすべての人のインフラ』を創っていきます。

<会社概要>
会社名                : ウォンテッドリー株式会社
URL                : https://www.wantedly.com
本社所在地           : 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
代表取締役           : 仲 暁子                                    
設立              : 2010年9月
事業概要             :
300万人以上が利用するビジネスSNS「Wantedly」
- 気軽に会社訪問ができる Wantedly Visit
- 出会いを記録し活躍を共有する Wantedly People
ビジネス向け
- 採用マーケティング
- エンゲージメントSuite

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会社概要

ウォンテッドリー株式会社

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URL
https://www.wantedly.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル 4F
電話番号
-
代表者名
仲暁子
上場
東証グロース
資本金
3424万円
設立
2010年09月