東洋製罐が支援する都市型ボトリング工場「CAN-PANY」が2025年度グッドデザイン賞でグッドデザイン・ベスト100に選出
東洋製罐グループホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村琢司)の連結子会社である東洋製罐株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:本多正憲、以下「東洋製罐」)は、同社が技術支援などを行っている都市型ボトリング工場「CAN-PANY(カンパニー)」において、同施設を運営するmitosaya株式会社(本社: 千葉県夷隅郡、代表: 江口宏志、以下「mitosaya」)と共同で、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。さらに、CAN-PANYは、受賞作品の中で「明日を拓くデザイン」や「未来を示唆するデザイン」として高く評価された案件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されました。

■CAN-PANY 概要
CAN-PANYは2023年5月、清澄白河に誕生した飲料の製造・充填を行う都市型のボトリング工場です。
「小ロット」「ノンアルコール」「コラボレーション」に重点を置き、レシピの開発から、原料加工、製造、充填、出荷、販売までを一貫して行っています。製造工程をすべて見通せる、機能的で衛生的な工場から、旬の素材を使った炭酸飲料や、新しいレシピからつくられたモクテルが生まれています。全国の生産者やシェフやバーテンダー、アーティストなどのさまざまな分野のクリエイターとのコラボレーションを積極的に行い、オリジナル製品だけではなく、コラボレーションによる商品開発を行っています。
CAN-PANYという名称は「充填する仲間」を意味する造語です。透明な壁で構成された工場で製造プロセスを街に開き、「つくる」行為を都市生活の中に再提示します。

■CAN-PANY 立ち上げの背景
CAN-PANYを運営するmitosayaは、千葉県夷隅郡大多喜町で自社栽培した果樹やハーブを使い、発酵や蒸留という技術を用いてものづくりを行っている蒸留所です。東洋製罐は、mitosayaの「新たなボトリング文化を醸成したい」という想いに共感し、食品・飲料製品のレシピ開発から製品化までを少量からトータルでサポートするサービス「Future Foods Labo.(通称:ふふら)」が充填機の導入や、製造などの技術支援を行いました。
東洋製罐は、CAN-PANYへの支援を通じて、飲料の新しい用途や市場の開拓に、これまで培った技術やノウハウを活かす活動を続けていきます。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
本プロジェクトは「街に開かれた飲料工場」として、閉鎖的な製造現場のイメージを刷新し、透明性と信頼感を高め “作る”を通してコミュニティを創出するという都市における新たなモデルを提示している。製造・充填・販売を一体化した動線により、訪問者は製品の背景を直接体験でき、透明ポリカーボネートを用いたデザインが境界を感じさせず、意匠と機能の両立、施設の仕組みとブランドの世界観と強く結びついている点も秀逸である。従来の工場の枠を超え、共創的な産業空間の好例として高い評価を得ており、今後の展開に大きな期待を抱かせる素晴らしい取り組みのデザインである。
東洋製罐について
東洋製罐株式会社は、創業以来 “包む”ことの大切さを基本に包装容器づくりに専念し、皆さまの価値観やニーズに応えた包装容器を世の中に供給し続けてきたリーディングカンパニーです。
当社は、日常生活を支える社会的インフラである包装容器を通じて「人類の幸福繁栄に貢献する」ことを使命としています。
お客様に満足いただける、「東洋製罐ならでは」の高付加価値な製品やサービスの開発・提供により、社会の発展に寄与すべく、次なる飛躍の実現に向けて邁進してまいります。
https://www.toyo-seikan.co.jp/
東洋製罐グループについて
東洋製罐グループは、金属・プラスチック・紙・ガラス等、それぞれの素材が持つ特性を活かしたさまざまな容器をグローバルに提供する総合包装容器メーカーです。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業の5つの事業を有しています。
当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進していきます。
1917年に創立し、国内44社(東洋製罐グループホールディングス含む)、海外50社のグループ会社を擁し、約19,000人の従業員が働いています。2025年3月期の連結売上高は9,225億円です。
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