【mederi調査】ピルについて、半数の女性が年上世代との知識差を実感

オンラインピル診療サービス『mederi Pill(メデリピル)』を提供するmederi株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役 坂梨 亜里咲 以下、mederi)は、女性のヘルスケアに関する意識や実態を把握するため、定期的に調査を実施しています。
2025年9月は「ピル服用実態に関する意識調査」をテーマにアンケートを実施しました。
今回の調査では、「処方を受けた経路」「服用による生活の変化」「世代間の知識ギャップ」「周囲からの理解度」に焦点を当て、ピルに対する理解がどの程度進んでいるのか、そして“まだ残る壁”について明らかにしています。
【調査背景】
近年、避妊のみならず生理痛・PMS・生理不順などの改善を目的にピルを使い始める女性が増えています。
しかし利用者の中には、「知識不足」「周囲との理解差」「処方へのハードル」など、“見えない壁”を感じる女性も少なくありません。
本調査ではこうした現状を踏まえ、処方経路、服用による生活の変化、世代間の知識ギャップ、周囲の理解度といった観点から、ピルに対する社会的理解の現状を明らかにしました。
【調査概要】
調査実施時期:2025年8月30日(土)~9月11日(木)
調査方法および人数:mederi Pill 公式Instagram ストーリーズアンケートにて調査
有効回答数:女性101名
■ 6割が「初めての処方はオンライン」と回答
Q:ピルを初めて処方してもらったのは病院?オンライン診療?
結果:「オンライン」61.8%、「病院」38.2%

今回の調査では、6割の方が初めての処方をオンライン診療で受けたと回答。従来の対面診療に加えて、時間やアクセスのハードルが低いオンライン診療を利用する人の割合が高まっている傾向が見られました。一方で、「対面で医師に相談できないことを不安に感じる」という声もあり、利便性と安心感の両立が今後の課題です。
また、ピルを安心して服用し続けるためには、必要に応じて対面での検査や診察を受けることも欠かせません。オンラインと対面の両方を適切に組み合わせることが、安心につながると考えられます。
■4割が「生理に関する不安が減った」と回答
Q:ピルを服用してから日常生活にどのような変化を感じましたか?
結果:「生理に関する不安が減った」39.2%、「外出や予定が立てやすくなった」34.8%、「気持ちが安定した」21.7%、「特に変化は感じない」4.3%

ピルを服用することで、約4割の方が生理に関する不安の軽減を実感していることがわかりました。ピルを服用することでホルモンバランスが安定し、生理不順や生理痛などの症状が軽減され、生活が過ごしやすくなったと感じる声があがっていることが背景にあると考えられます。
また、3割以上の方が「外出や予定が立てやすくなった」と回答しており、生理日をコントロールできることが、旅行やイベントをはじめとした日常生活の自由度を高めていることがうかがえます。
さらには、「気持ちが安定した」と感じる人は約2割を超え、PMSによる気分の変動やイライラの軽減など、精神面での効果も報告されています。一方で、「特に変化は感じない」と回答した人もわずかにおり、個々の体質や状況によって実感には差があることも明らかになりました。
ピルの服用は多くの女性にとって、生理に伴う不安や制約をやわらげ、日常生活をより快適に過ごすための有効な手段になっているといえます。
■ 5割が「年上の人と比べて知識差を感じる」と回答
Q.ピルについて周囲の人との間にどれくらい知識の違いを感じますか?
結果:「年上の人と比べて差を感じる」52.0%、「周囲全体と比べて特に差を感じない」28.0%、「同性代と比べて特に差を感じない」12.0%、「年下の人と比べて差を感じる」8.0%

半数以上の方が年上の人と比べて知識の差を感じており、その背景には、世代によってピルの位置づけが異なってきたことがあります。
従来は避妊を目的とするイメージが強かったピルですが、現在では生理痛やPMSなどをきっかけに服用を始める女性が増えていることが背景にあると考えられます。
さらに、オンライン診療の普及により若い世代を中心に利用の裾野が広がっていることも、知識獲得の要因の一つとなっています。
一方で、同性代や周囲全体との比較では「差を感じない」という回答も一定数あり、知識の感じ方には個人差があります。
世代ごとの認識の違いを踏まえ、必要な情報を届けることが知識差を埋めるために必要なことであるといえます。
■ 4割が「周囲にある程度理解されている」と回答
Q:あなたの周りでピルの服用はどのくらい理解されていると感じますか?
結果:「ある程度理解している」45.9%、「あまり理解されていない(誤解や偏見がある)」33.3%、「ほとんど理解していない(知られていない・否定的)」12.5%、「十分理解している」8.3%

全体の半数以上の方が周囲にある程度理解されている、十分理解していると感じている一方で、あまり理解されていない、ほとんど理解されていないと答えた方も4割程にのぼることがわかりました。これは、ピルに対する理解や認識がまだ十分に浸透していない現状を示しています。
具体的には「パートナーや家族に話しにくい」「周囲の誤解や偏見を感じる」といった声が挙げられます。背景としては、日本では生理やセルフケアに関する話題がタブー視される傾向があり、「生理痛は仕方ないこと・我慢するもの」と捉えられがちです。このような社会的な文化や環境も、率直に相談や共有をしにくい理由の一つと考えられます。さらに、日常会話の中でピルや生理の話題があまり触れられないことも、正しい知識や理解が十分に広がらない要因になっています。こうした状況は、ピルを服用する女性が安心して選択し、日常生活に取り入れることを“妨げている見えない壁”となっているのです。
こうした結果から、ピルに関する正しい知識の共有や固定概念の払拭は、安心して服用を継続できる環境づくりに欠かせません。情報発信や教育を通じて、女性一人ひとりが自分の体と向き合いやすい社会をつくることが重要です。
mederiでは引き続き、より女性が生きやすく暮らしやすく、働きやすい社会を実現するフェムテックカンパニーとして、すべての女性が自分の体のことをきちんと知り、大切に愛でられるよう、安心・安全を追い求めるとともに、心と体のバランスを整えるためのサービスを展開してまいります。
■mederi Pill(メデリピル)について

mederi Pillは、いつでもスマホから簡単に受診できる、オンラインピル診療サービスです。ユーザーと医療機関を繋ぐプラットフォームとして、「誠実」と「続けやすい」を大切に、ピル代初月無料かつ診療代無期限無料で提供しています。
公式サイト:https://mederi.jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/mederi_jp
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する産婦人科の医師が行います。
【mederi株式会社】

誰もが愛でりあえる社会へ。
すべての人が自分の体のことをきちんと知り、大切に、愛でられるように。安心、安全を追い求めながら、心と体のバランスを整えるためのサービスを展開しています。
代表者:代表取締役 坂梨 亜里咲
所在地:東京都目黒区大橋2-22-6 唐木ビル5F
設立日:2019年8月1日
事業内容:
・生理の悩みを産婦人科医に相談できるオンラインピル診療サービス『mederi Pill(メデリピル)』の運営
・企業向け福利厚生プラン『mederi for biz』の提供
・学生向け性教育出張授業『mederi for school』の提供 など
【本リリースに関するお問い合わせ先】
mederi株式会社 広報窓口:https://contact.mederi.jp/corporate
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
mederi株式会社 広報窓口
E-mail:pr@mederi.jp
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