名古屋市が富士ソフトの教育メタバース「FAMcampus」を活用した2年目の不登校支援実証事業を開始
子どもたちが安心できる居場所の提供に加え、家の外の環境や家族以外の人に関心を持てるきっかけづくりにつながる新たな取り組みを実証

富士ソフト株式会社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した不登校支援パッケージによる、名古屋市の不登校支援実証事業が2年目の取り組みを開始しました。名古屋市立小中学校の、家から出にくかったり、家族以外とのつながりを持ちにくかったりする子どもへの安心できる居場所の提供に加え、家の外の環境や家族以外の人に関心を持てるきっかけづくりにつながる新たな取り組みを実証します。
文部科学省の調査※1によると、2023年度の小・中学校における不登校児童生徒数は34万6,482人で過去最多となり、11年連続で増加しています。文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」や「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を取りまとめるなど、不登校支援は依然として重要な課題となっています。
富士ソフト株式会社は、2022年に教育メタバース「FAMcampus」の提供を開始し、不登校支援における活用に取り組んでまいりました。不登校支援をスムーズかつ効果的に運営するために欠かせないメタバース空間、カリキュラム、講師、不登校支援専門員の4要素を「不登校支援パッケージ」として提供しています。
この度、富士ソフト株式会社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した不登校支援パッケージによる、名古屋市の不登校支援実証事業が2年目の取り組みを開始しました。2023年度の名古屋市内の小・中学校における不登校児童生徒数は5,888人にのぼります※2。本事業では、名古屋市立小中学校の、学校内外の機関等による相談・指導を受けていない不登校児童生徒に対し、学習・交流・相談が可能な安心できる居場所を提供し、子どもたちの社会的自立を支援いたします。
また、2025年度からの新たな取り組みとして、よりリアルなオンライン授業と「展示会」を実施いたします。よりリアルなオンライン授業では子どもたちが外の世界に関心を向けられるよう、また、地域学習の一環としても機能するよう、リアルな現場と中継をつなぎながら、理科の実験や地域の植物観察等を行う予定です。「展示会」では授業での成果物や、夏休み中の思い出の写真などを、教育メタバース「FAMcampus」内のギャラリーに展示します。自己表現の場として、また、他者へ関心を持ち子どもたち同士の交流を生み出す場として機能することを目指します。
富士ソフトは今後も、「FAMcampus」を活用した不登校支援に取り組み、新たな居場所や学びの選択肢を提供することで、子どもたちと社会の明るい未来を創造してまいります。
※1 令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_2_2.pdf
※2 不登校児童生徒の多様な学びの保障に向けた支援方策 Nagoya HEART Plan(なごやハートプラン)
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000185/185160/nagoyaheartplan.pdf
名古屋市 https://www.city.nagoya.jp/
Nagoya Compass Campus
実証期間:2024年9月から2026年3月まで
内容:主要5教科を中心としたオンライン学習授業
児童生徒の興味・関心に応じた特別授業
オンライン学習システムを活用した自習
リラックスした雰囲気で参加でき、達成感を得られるよう工夫されたオンライン体験活動
公認心理師や臨床心理士による相談室
リアルな現場と中継をつなぎながら、理科の実験や地域の植物観察を行う、よりリアルなオンライン授業
授業での成果物や、夏休み中の思い出の写真等を掲示する展示会の開催
FAMcampus(ファムキャンパス) https://www.famcampus.jp/
「授業も、授業外も、個別質問も。みんなを感じられる教育メタバース」


教育メタバースを活用した不登校支援 https://famcampus.jp/refusal-support/
不登校支援パッケージについて

富士ソフトは、これまで取り組んできた不登校支援事業および教育メタバースを活用した実証事業を通じて得た知見をもとに、不登校支援の運営に不可欠な4つの要素を統合した「不登校支援パッケージ」を提供しています。
本パッケージは、学びの場となる「メタバース」に加え、子どもたちの特性に配慮した「カリキュラム」、専門性を備えた「講師」、子どもたちに寄り添いサポートする「不登校支援専門員」で構成しています。
また、人的リソースの確保や、不登校支援に関する知識・ノウハウの蓄積が十分でないといった課題を抱える自治体に対して、富士ソフトは企画立案から体制構築、日々の運営支援までを一貫してサポート。自治体と連携しながら、不登校支援の実現に向けた取り組みを幅広く支援しています。
以上
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