研究者の活躍の場やオープンイノベーション機能を集約する「米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジNesrad」開所式を実施
■山梨県 長崎幸太郎知事よりご挨拶
山梨県 長崎幸太郎知事より「水素・燃料電池および蓄電システムに関して世界最先端の研究を行う9つの団体が、このNesradに入居しスタートします。水素などの次世代エネルギーに関しては、国内に光り輝く多くの技術を一つのシステムとして取りまとめ社会実装を進めていく必要があると考えています。そのための技術や人材を集積し、多様な分野でトップレベルの研究者が交流、連携することでイノベーション創出に繋げていくことが重要であり、山梨県として次世代エネルギーや様々な技術や人が集う、世界に拓かれた「開の国」の実現を目指し取り組みを進めて参ります。」と、ご挨拶をいただきました。
■経済産業省 資源エネルギー庁 曳野様 ご来賓祝辞
経済産業省 資源エネルギー庁 曳野様より「カーボンニュートラルの実現のために組成された国の2兆円規模のイノベーション基金の“顔”も「水素」であり、先陣を切って世界の先端事業にチャレンジしている山梨県の取り組みは国内外における期待も高く、世界が注目する事業として成功を期待しています。このNesradから世界が驚くような研究開発の成果が生まれ、その成果の発信により、関連産業の成長も期待しています。」と、ご来賓祝辞をいただきました。
■FC-Cubic理事長 濱村様 ご来賓祝辞
技術研究組合FC-Cubic理事長 濱村様より「FC-Cubicは、技術や志を集積させ、産業育成や発展の構想が明確に示されている山梨県のビジョンに共感し、Nesradへの入居を決めました。本日の開所式を機に、未来の水素社会づくりに貢献する気持ちがより一層高まり、皆様の期待に応える更なる技術の創出を願い日々の研究に邁進していきたいと考えております。」と、ご来賓祝辞をいただきました。
■Nesrad(米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ)概要
Nesrad(米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ)は、山梨県甲府市米倉山に整備された次世代エネルギーの水素や燃料電池の普及に向けた世界最先端の研究所を目指して建設された施設です。
山梨県では、再生可能エネルギーで社会生活を営む社会を創造するため、電力貯蔵に関する新技術について民間企業と共同し研究・実証を積み重ねてきており、国や民間企業との連携を更に深め、新たな産業の芽を創造し、県内産業の発展、世界最先端の蓄電システムや水素・燃料電池等に関する技術者が交流する研究開発拠点となるNesradを設置いたしました。
■Nesrad開所で目指す未来
4月から正式に運用開始するNesradには、9つの団体が入居いたします。
2030年に開業予定のリニア新幹線の新しい駅が米倉山の近くにできるため、水素や蓄電の最先端の仕事や研究を志す多くの人々がリニアに乗って山梨へ集まってくる「水素のシリコンバレー」となる未来を目指しています。
そして、2050年には、山梨県内の主力エネルギーを再生可能エネルギーにし、「オールグリーン」といえる領域まで進め、日本のエネルギー事業を山梨からけん引していきたいと考えています。
■国内外から注目を集める山梨の水素エネルギー開発のきっかけ
山梨県は、日照時間が日本で最も長く、太陽光発電のポテンシャルが高い地域ですが太陽光は天候に左右されるため安定した電力供給が難しいことが課題でした。
その課題を解決するため2012年に太陽光発電所PR施設としてオープンした「ゆめソーラー館やまなし」に、屋上の太陽光パネルで発電した電気をリチウムイオン電池など蓄え、さらに余剰の電気で水素を作るシステムを作ったことをきっかけに水素エネルギー開発に取り組んできました。その後、山梨大学のネットワークを活かして出会った様々な民間企業との実証実験を経て、国内外より注目される事業へと成長しました。
■山梨県公式のブランド情報発信サイト「ハイクオリティやまなし」
本事業以外にも、山梨県の様々な魅力について特集しております。是非ご覧ください。
▶本事業に関するレポートはこちら:https://hq-yamanashi.jp/article/a01390/
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