テュフズードジャパン、国内初となるFSSC FSMA PCHF Addendum証書を株式会社明治 坂戸工場に発行

食品安全認証FSMA・FSSC22000双方のギャップを補完

テュフズードジャパン株式会社

​国際的な第三者認証機関であるテュフズードの日本法人テュフズードジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレア・コシャ)は、株式会社明治(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松田 克也)坂戸工場に対し、FSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)証書を発行しました。本補遺は食品安全認証FSMA・FSSC22000双方のギャップを補完するために公開されたもので、証書の発行は国内初です。
近年、食品安全への関心は世界各地で高まっており、各国がより厳しい食品安全基準を定める傾向にあります。例えば米国ではFSMA(米国食品安全強化法)が制定されており、米国で流通される食品を製造・供給する海外の食品関連事業者に対しても適用されています。日本国内においても、国際的な食品安全マネジメントシステム認証の取得が大手小売企業との取引条件になっているケースが多く、FSSC 22000認証が広く取得されています。
 

このたびテュフズードジャパンは、株式会社明治 坂戸工場に対し、国内初となるFSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)証書を発行しました。FSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)とは、FSMAの要求事項とFSSC 22000規格の要求事項を統合し、双方のギャップを補完するものとして公開されたものです。株式会社明治 坂戸工場は、テュフズードジャパンによる本補遺のトレーニングおよび審査サービスを経て、証書取得に至りました。

テュフズードジャパンは株式会社明治に対し、2011年より、FSSC 22000、SQF、JFS-Cなどの食品安全認証サービスを提供してきました。今回のFSSC FSMA PCHF Addendum証書取得を受け、国内の食品業界における米国規制に対する意識向上と、米国への輸出強化が期待されます。

草野 亜紀子様(株式会社明治 坂戸工場 品質保証課長)は次の通りコメントされています。「今回、FSSC FSMA PCHF Addendum証書を取得できただけではなく、審査を通じてさまざまな知識を得ることができたと感じています。米国のお客様が求めることや、FSSCでは満たせない点などを明確にすることができました。国内ではまだFSSC FSMA PCHF Addendumの認知度が低いため、食品メーカーの米国市場への輸出に影響を与えてしまう可能性があります。テュフズードジャパンには今後、FSSC FSMA PCHF Addendumの認知度を高めるためのセミナーなども開催していただけたら嬉しいです。」

2022年10月には、株式会社明治 坂戸工場において証書授与式が行われました(写真)。授与式に際し、アンドレア・コシャ(テュフズードジャパン株式会社 代表取締役社長)は次の通り述べました。「株式会社明治様の国内初となるFSSC FSMA PCHF Addendum証書取得を、心からお祝いします。今回の証書取得を通じて、明治様とテュフズードジャパンのパートナーシップがより強いものとなることを願っています。この新しいFSSC FSMA PCHF Addendumサービスにより、テュフズードジャパンは、日本国内の食品関連企業の新市場へのチャレンジをさらにサポートしていきたいと思っています。」

写真左から:吉田泰三(テュフズードジャパン株式会社 マネジメントサービス部 部長)、アンドレア・コシャ(テュフズードジャパン株式会社 代表取締役社長)、島川豊弘様(株式会社明治 坂戸工場 工場長兼品質保証部長)、草野 亜紀子様(株式会社明治 坂戸工場 品質保証課長) *撮影時のみマスクを外しています


FSSC FSMA PCHF Addendumとは
  • 背景
日本国内では、FSSC 22000をはじめ、食品安全認証への取り組みが盛んです*。このような背景から、特にアメリカへの食品輸出の際、FSSC 22000認証がFSMAの要求事項を代替・補完するか?という点が懸案事項とされてきました。  *日本国内のFSSC 22000認証取得サイト数は世界第2位(2022年Q1 )
  • 概要
・FSSC 22000 FSMA PCHF Addendum(補遺)は、FSMAの要求事項とFSSC 22000規格要求事項を統合し、双方のギャップを補完するものとして、FSSC22000の管理団体であるFSSC財団により公開されました。この補遺は、食品関連業者様自身が、自社既存のFSSC 22000管理とFSMA要求事項のギャップを確認する際に利用可能です。
・さらに、FSSC 22000の審査資格を持つ認証機関の審査員により実施されるFSSC 22000の年次審査に合わせて、このFSMA PCHF Addendum(補遺)適合性評価を受けることにより、FSSC 22000規格への適合性に加え、FSMA要求に関連する管理の運用状況についても第三者による検証を受ける事ができます。
  • FSSC22000 FSMA PCHF Addendum証明(Confirmation)とは
FSSC 22000+FSSC 22000 FSMA PCHF Addendum(補遺)の審査後、FSSC 22000の証書と合わせて発行される証書(Confirmation)です。自社のFSMAに対する取組みを、対外的に証明するものとしても活用可能です。



テュフズードジャパンの食品安全認証サービス
テュフズードは、世界1,000以上ある拠点のネットワークを駆使し、生産地及び消費地における第一次産業から、加工業、小売業、外食産業に至るフードサプライチェーン全般に向けた食品安全、及び企業の社会的責任CSRの第二者監査、第三者審査サービスを提供します。
 

Add value. Inspire trust. ―新たな価値、さらなる信頼
テュフズードは、安全、安心、かつ持続可能なソリューションを提供し、信頼されるパートナーであり続けています。試験、検査、認証、そして監査を専門とし、人々や環境、財産をテクノロジーのリスクから守るという理念のもと、1866年以来取り組み続けています。全世界に1,000以上の拠点を置き、25,000以上の従業員と共に活動し、リスク管理や市場へのアクセスを円滑にするという価値をお客様やパートナーに提供しています。テクノロジーの進歩によりもたらされる変化を手助けし、自然界・デジタル界においてより安全かつ持続可能な未来を創造するため、テュフズードはこれからも信頼を提供し続けます。https://www.tuvsud.com/ja-jp

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会社概要

URL
https://www.tuvsud.com/ja-jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-31-11 住友不動産新宿南口ビル12F
電話番号
03-5919-1310
代表者名
アンドレア・コシャ
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
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