基幹システムのモダナイゼーションを支えるコンテナ関連サービスを強化
手軽にコンテナを試せる「コンテナ導入支援サービス」など新サービスを追加
株式会社日立製作所(以下、日立)は、基幹システムのモダナイゼーションを支えるコンテナ*1関連サービスの強化として、コンテナ環境を手軽に検証できる「コンテナ導入支援サービス」およびコンテナ上の開発におけるビルド・テスト・デプロイを自動化する「CI/CD*2環境構築サービス」を追加し、9月15日より提供開始します。
これらのサービスにより、コンテナ基盤の導入に向けた迅速な検証や、コンテナ上のアプリケーション開発のスピードと品質の向上を実現し、お客さまの基幹システムのクラウドネイティブ*3化を支援します。
今後も、日立は、コンテナ関連サービスをはじめ、「クラウドジャーニーを支援する日立のサービス*4」のサービス拡充を図り、クラウドを活用したアジャイル開発の戦略策定から導入、運用までサポートすることで、お客さまのDX*5推進を支えていきます。
*1 コンテナ:アプリケーションの動作環境を仮想的に区切る技術の1つで、アプリケーションの実行に必要なリソースをパッケージ化したものです。
*2 CI/CD:Continuous Integration/Continuous Delivery(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)の略称です。
*3 クラウドネイティブ:柔軟に拡張可能なクラウド環境の特性に合わせてシステムやサービスを設計する考え方です。クラウドネイティブを実現する技術としてコンテナなどがあります。
*4 「クラウドジャーニーを支援する日立のサービス」Webサイト:https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/professionalservice/
*5 DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略称です。
■背景
企業を取り巻く市場環境の不透明感が増す中、多くの企業では、市場変化にスピーディーに対応するため、迅速なアプリケーションの開発・更新を可能にするクラウドネイティブなシステムを志向する機運が高まっています。クラウドネイティブなシステムを実現するためには、その基盤として俊敏性や可搬性に優れるコンテナ技術を利用することが不可欠です。コンテナ技術を利用することで、パブリッククラウドやプライベートクラウド、オンプレミスの違いを意識することなくアプリケーションを利用可能となります。一方で、コンテナのメリットを最大限享受するためには特有のノウハウが必要であるとともに、システム運用の複雑性が高まり、インフラからアプリケーションまで稼働状況を監視・管理することが難しくなっています。
日立のコンテナ関連サービスは、社内での実践やお客さまへの豊富な提供実績から得たノウハウを基に、開発環境に最適なコンテナ化の提案から、迅速なコンテナ環境の構築、運用支援までお客さまの課題に応じたサービスを提供しています。また、複雑化したシステム全体を可視化するオブザーバビリティ*6に対応した、クラウドネイティブ環境監視コンサルティングにも対応しています。今回、お客さまの要望が高かった以下の新たなサービスを追加し、基幹システムのクラウドネイティブ化をさらに支援します。
*6 オブザーバビリティ:システムの全体を観測し、システムの動態を理解するための能力を備えることです。
■新サービスの概要
1. コンテナ導入支援サービス
日立の社内実践で培ったベストプラクティスを体験できる検証用コンテナ環境をマネージドサービスとして提供します。何から着手して良いか分からないお客さまでも手軽に検証を行えるよう、サービスの運用体制や運用ワークフロー、PoC検証項目などを合わせて提供することで、お客さま側はアプリケーションを準備するだけで迅速にPoCを実施できます。また、コンテナの実行環境を運用管理する基盤として、VMware TanzuとRed Hat OpenShiftに対応しており、お客さまの要望に沿ってどちらかを選択して利用できます。
サービス紹介ページ:
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/service/container_is/index.html?pr0915
2. CI/CD環境構築サービス
コンテナと一緒にCI/CD環境を導入したいお客さま向けに、お客さまのコンテナ環境に適したCI/CDツールの選定・評価、環境構築、運用保守を支援します。また、CI/CD環境の効果的な使い方を日立の経験豊富なエンジニアがレクチャーし、お客さまの中での活用を促進します。これにより、コンテナ上のアプリケーション開発におけるビルド・テスト・デプロイの自動化が可能になり、機能の改善や追加などによるプログラムの修正に対する不具合を早期発見し品質を維持するとともに、テスト作業を効率化できます。また、テスト環境や本番環境に自動的にアプリケーションをデプロイすることで、手動による人的ミスや手戻りを防ぐことが可能になります。
サービス紹介ページ:
http://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/service/cicd/index.html?pr0915
- サービス価格および提供開始時期
- 新サービスに関するウェブサイト
・コンテナ導入支援サービス
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/service/container_is/index.html?pr0915
・CI/CD環境構築サービス
http://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/service/cicd/index.html?pr0915
- 商標関連
・OpenShift is a registered trademark of Red Hat, Inc. in the United States and other countries.
(OpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。)
・本お知らせに記載の社名、商品名はすべて各社の登録商標または商標です。
- お問い合わせ先
https://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/
以上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像