麻布大学附属高等学校、Monoxer活用で生徒の学力向上と教師の業務効率化を実現
~導入からわずか1年で全国模試において古文・漢字分野の成績が全国平均を上回る結果に~
モノグサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)が提供する記憶のプラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、麻布大学附属高等学校(キャンパス:神奈川県相模原市、校長 坪井 芳朗)での国語学習に活用され、導入から1年で生徒全体の学力の底上げが顕著に表れました。
Monoxerの導入によって、全国模試において古文・漢字分野の成績が全国平均を上回る結果となったほか、各生徒の学習データが可視化されたことで、学力向上だけでなく学習評価基準の公正化、さらに教員の業務負担の軽減・効率化も実現しました。本リリースでは、その取り組みと成果をご紹介いたします。

■ 背景と課題
神奈川県相模原市にある麻布大学附属高等学校は、「夢を語り、学問を追求・実践し、誠実なる校風の基、平和社会の建設に貢献する。」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの個性と学力に応じた教育を実践しています。
同校は、国公立大学および最難関私立大学への現役合格を目指し、生徒それぞれの習熟度に応じて「S特進クラス」「特進クラス」「進学クラス」と3つのクラス制を採用しています。
知識の習得にとどまらず、将来社会に貢献できる人材の育成を目指しているため、上記のようなきめ細やかな進路指導と学習サポートが特徴です。
同校では、国語の基礎的な語彙力(古文単語、漢字の書き取りと読み・意味の理解)の定着が学力向上の鍵と捉え、日々の授業や小テストで暗記学習を行ってきました。しかし、生徒の中には「暗記学習が退屈に感じる」「どこから取り組めばいいかわからない」といった声も多く、継続的な学習習慣の定着に課題を感じていました。
■ 導入時の工夫
2023年度より運用を開始した同校では、“学びを無理なく日常に取り入れる”ことを目的に、授業と自習の両面でMonoxer活用を進めました。
授業では、毎回の授業内で5分間Monoxerに取り組む時間を設定したり、自習時間に「何を勉強すればいいかわからない」という生徒には、「まずMonoxerをやってみよう」と声をかけることで、学習の入り口として定着させました。こうした取り組みにより「Monoxerをやるのが当たり前」となり、自然と学習に取り組む流れが醸成されました。
漢字の書き取り学習では、導入前に教員自らがシミュレーションを行い、「大人でもこれ以上は続けにくい」と感じる量を上限とした“ちょうどいい負荷”を設定し、無理なく続けられる分量を維持することで、学習を長期継続しやすい設計としました。
さらに、Monoxer上で生徒の進捗を確認しながらリアクション機能※1で生徒のモチベーションを維持させ、学習評価においてもMonoxerのデータを参考にし、定量的な指標を基準にすることで、評価の透明性と公平性を高めています。
また、通常は計画を立てて学習を進めていますが、長期休暇期間や受験を控えた3年生の時期にはあえて計画を外し、生徒が自分のペースで進められるよう工夫しています。
こうした環境づくりにより、学習の主体性と継続性の両立が実現しました。
※1 Monoxer上で学習者に「いいね!」や「ファイト!」などのスタンプを送ることができる機能
https://blog.monoxer.com/reaction-1/

■ 導入後の成果
導入から1年で、国語の古文・漢字分野における全国模試の平均点が全国水準を上回る結果となり、学校全体としての学力向上が確認されました。
また、生徒たちの学習姿勢にも大きな変化が見られます。Monoxerでは、学習の進み具合が「%」で表示されるため、「あと少しで100%になる」と自然と教室内に良い競争意識が生まれ、学習習慣が定着しています。
また、これまで小テストの作成・採点・集計などに多くの時間を要していた教員業務は、Monoxerの自動化機能により大幅に削減されました。加えて、学習データが可視化されるようになったことで、成果を客観的に把握できるだけでなく、評価基準の明確化やフィードバックの効率化にもつながりました。
こうした仕組み化により、生徒にとっては"毎日続けやすい学習"として学習意欲の向上、教員にとっては業務負担の軽減・効率化の両立を実現させました。
■「麻布大学附属高等学校」横山 麻美教諭のコメント
対面で教える場の価値はありますが、その前段階の基礎的な学習や反復練習は、もっと負担をかけずに進められる方法があると感じています。
反復学習のように「手間をかけずに成果を出せる部分」から広げていけば、学校全体の業務負担も確実に減らせると考えています。
基礎的な反復学習が効率化されれば、先生方は「本来伝えたかった教科の面白さ」を生徒に届ける時間が増えるはずです。
こうして生徒が「勉強=義務」ではなく「楽しいからやる」と感じられる環境を、学校全体で作っていきたいです。
麻布大学附属高等学校でのMonoxer活用方法や導入成果の詳細については、当社活用支援ポータルサイトにて公開しています。
詳細はこちら:https://corp.monoxer.com/blog/education/azabu
今後も当社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供を進めていきます。

■「麻布大学附属高等学校」について
所在地:252-0206 神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-50
校長:坪井芳朗
連絡先:TEL(042)757-2403 FAX(042)751-6280
設立:1961年
URL:https://www.azabu-univ-high-school.jp/
■ 「モノグサ株式会社」について
モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。
記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。
人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。
その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。
つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。
■会社概要
会社名 :モノグサ株式会社
設立 :2016年8月10日
代表者 :代表取締役 CEO 竹内 孝太朗
代表取締役 CTO 畔柳 圭佑
所在地 :〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル 7階
事業内容:記憶のプラットフォーム Monoxer の開発と運営
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