フロムページ、AkamaiのEdgeWorkers と EdgeKV で APIリクエストの処理を10倍高速化、タイムアウトを解消
予測不能のアクセス集中にも対応
アカマイ・テクノロジーズ合同会社(本社:東京都中央区、職務執行者社長:日隈 寛和、以下「アカマイ」)は、株式会社フロムページ(※1)(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森兼 勝志、以下「フロムページ」)がアカマイのエッジコンピューティング「EdgeWorkers」と、キーバリュー型データベース「EdgeKV」を導入した結果、APIリクエストへの応答速度が導入前に比べ約10倍高速化し、さらにオリジンのAPI処理量の6割以上をエッジにオフロードできたため、処理に必要なオリジンサーバーの台数をおよそ1/4に削減できたことを発表しました。
※1:https://frompage.jp/
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フロムページは、大学と高校生を繋ぎ最良の進学を支援する事業を幅広く展開しています。中でも「夢ナビ」は、各大学の教員による高校生向けの講義動画を約4,000本配信しており、生徒が動画を自由に視聴することができる「講義動画サービス」を展開しています。約1,800の高校で進路指導や授業などに活用されており、登録者は55万人に達しています。一方で、アクセス状況には波があり、さらにコンテンツの充実に応じて利用する学校や生徒もますます増え、ピークトラフィックの処理が大きな課題となっていました。
同社では、アクセスの増加に備えてオリジンのリソースを動的に増やせるIaaSのオートスケール機能を利用していました。しかし、数百名の高校生が授業で一斉に動画を視聴する場合など、予測できないアクセス集中が起きると、オートスケーリングが間に合わないことが、特に大きな技術的課題となっていました。
ピーク時にあわせた過剰なオリジンサーバーへの投資を回避しつつ、稼働中のオリジンに可能な限り手を加えずにすむ解決策を模索していたフロムページは、アカマイの「EdgeWorkers」と「EdgeKV」を利用して、この課題に取り組むことにしました。「EdgeWorkers」と「EdgeKV」は、独自のカスタムロジックをエッジサーバーに実装できるサーバーレスコンピューティング環境と、エッジで稼働するキーバリューストア型のデータベース を提供しています。
フロムページがEdgeWorkersを選択するうえでの大きなメリットは、オリジンサーバーの仕組みを一切変更することなく、開発者に馴染みがあるJavaScriptで独自のロジックを実装できるという点でした。その結果、コーディング開始から本番環境への実装までは、わずか1か月程度で終わった他、トークン処理のロジックをエッジで駆動することで、APIリクエストへの応答速度は導入前に比べ約10倍高速化し、以前はアクセス集中時に一部利用者で発生していたタイムアウトも起こらなくなりました。また、オリジンのAPI処理量の6割以上をエッジにオフロードできたため、処理に必要なオリジンサーバーの台数を削減することにも成功しました。
フロムページ 情報システム部 部長の佐野哲世氏は、「アカマイは、当社が抱えていた課題の本質を理解し最適な解決策を示してくれました。より良いサービスを共に構築していけるパートナーに出会えたことは、我々にとって幸せであり、誇りであると感じています。エッジコンピューティングは先進的なチャレンジでしたが、好奇心と探究心をもって取り組めたことは得難い経験になりました。このようなテクノロジーを社内全体へ浸透させたいと考えています」と述べています。
アカマイ 社長の日隈寛和は、「今回、大学進学を目指す次世代の夢を導くフロムページ様にEdgeWorkersとEdgeKVをご採用いただいたことを大変嬉しく思います。インターネットでビジネスを展開する企業は、ユーザーにより良いサービスとともに体験を提供することが常に求められています。アカマイはその知見と経験でお客様のビジネスの成長を全力でサポートいたします。アカマイは、人々のオンラインライフの力となり、守ることで、なお一層お客様に貢献してまいります」と述べています。
Akamai について:
Akamai はオンラインライフの力となり、守っています。世界中のトップ企業が Akamai を選び、安全なデジタル体験を構築して提供することで、毎日、いつでもどこでも、世界中の人々の人生をより豊かにしています。クラウドからエッジまで、世界で最も分散されたコンピューティングプラットフォームにより、Akamai は、アプリケーションの開発や実行を容易にし、同時に、体験をユーザーに近づけ、脅威を遠ざけます。Akamai のセキュリティ、コンピューティング、デリバリーの各ソリューションの詳細については、akamai.com および akamai.com/blog をご覧いただくか、Twitter と LinkedIn で Akamai Technologies をフォローしてください。
※アカマイとアカマイ・ロゴは、アカマイ・テクノロジーズ・インクの商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに組織名は、各社の商標または登録商標です
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