傘シェアの「アイカサ」2030年使い捨て傘ゼロに向けた成果発表。大手不動産、J-REIT運用5社も参画。首都圏大手鉄道会社全10社と連携を達成。JR東日本グループなど既存株主からの追加資金調達も実施。
6月11日(日)の「傘の日」に向けマシンガンズ滝沢がビニール傘の廃棄方法を実演。新パートナーとして、関電工、東京ガス、MIRARTHホールディングスも参画。
年間約8,000万本のビニール傘(※)を消費する世界ワースト1位の日本で使い捨て傘をゼロにする取り組み「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト」とは
毎年日本で消費される傘は年間約1.2億本~1.3億本(※1)。そのうちの6割にあたる約8,000万本(※2)がビニール傘などの使い捨て傘と呼ばれ、そのほとんどが自宅に傘がある状態で予期せぬ雨の際に仕方なく購入される傘であり、資源の無駄や生産から廃棄まで余計なCO2の排出に繋がっています。
※1日本洋傘振興協会(http://www.jupa.gr.jp/pages/faq )の調査による
※2 環境へ与える傘の廃棄問題 Environmental issue of Umbrella(サレジオ工業高等専門学校 デザイン学科 価値創造研究室)
「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト」は、アイカサが主導し、SDGsの達成期限である2030年に向けて使い捨て傘をゼロすることを目的に2022年度に立ち上げたプロジェクトです。大手企業と連動して、いつでもどこでもアイカサを借りられる仕組みをより大きく展開することを実現してまいります。
昨年のスタートから新たに株式会社関電工、東京ガス株式会社、MIRARTHホールディングス株式会社などのSDGsやESG経営に積極的に取り組むパートナーも加わりました。
参画企業とはより多くの傘を作ることで使い捨て傘削減につながることから、共同で各企業のオリジナルデザイン傘を作成し、設置して参ります。また、参画企業に所属する全従業員に対しアイカサ1年間無料クーポンを発行するなど、アイカサと共に行動を通して使い捨て傘ゼロを目指す取り組みを共同で行います。
「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」 に新しく参画した企業からのコメント
株式会社関電工 様
当社は電力・通信インフラの構築を通じて、安全で快適なまちづくりに貢献し、社会やお客様へ高い価値を提供する『グリーンイノベーション企業』となることを目標としております。
東京ガス株式会社 様
お客さまと共に社会課題の解決を目指すため 「みんなではじめよう! 脱炭素アクション」に取り組んでいます。 脱炭素社会の実現に向けた行動を身近に感じていただきたい思いから、 本プロジェクトへの参加を決めました。
MIRARTHホールディングス株式会社 様
当社グループは、新築分譲マンションをはじめとする住宅の供給や再生可能エネルギーを活用した発電所の開発など、事業を通じたサステナビリティ活動を推進し、社会課題の解決に貢献することで、持続的な発展を目指しています。本プロジェクトは当社グループが目指す「人と地球の未来を幸せにする」につながる取り組みであると共感し、参加いたしました。「アイカサ」の利用を通じ、グループ全社で使い捨て傘ゼロに取り組んでまいります。
オフィスビルなどの働く場などにおける使い捨て傘削減を目指し「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」を開始し、大手不動産、J-REIT資産運用会社ら5社との連携を開始
アイカサは、2022年6月に2030年使い捨て傘ゼロプロジェクトを開始。2022年度の成果として、首都圏の大手鉄道会社全てとの連携が完了しました。今後も"2030年使い捨て傘ゼロ"に向けた取り組みを推進すべく、オフィスビル等のビルに向けて「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクトforビルディング」を開始いたしました。
駅、オフィスビル、マンション、コンビニ、商業施設、大学。どこにいても近くにアイカサがあり、雨の日に困ることがなくなる社会インフラを作っていくにあたり、駅の次の拡大場所としてお客様からのニーズが多いオフィスビルで拡大を進めてまいります。生活の大半を過ごしている、駅とオフィスビルをアイカサで繋げることにより、働く方にとっては雨の心配がいつでもなく安心して日々の移動や活動をしていただくことができます。同時にオフィスビルにて各入居企業の中で発生している放置傘の廃棄量を減らすとともに、今後より環境対策が推進されていく中排出するCO2並びに循環型経済の実現にて寄与できればと思います。
また新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、リモートワークを取り入れていた企業のオフィスへの出社回帰が増加してきたこのタイミングでオフィスビルの入居者様の雨の日の利便性向上に取り組み、雨の日に欠かせないインフラを各パートナーと連携して作り上げてまいります。
今回の連携を機会に、参画パートナー様の所有している物件へ傘立ての設置を広げていくとともに、物件に入居されているテナント様に無料クーポンを配布し、アイカサの利用を促進するなどの連携を実施し、使い捨て傘削減に寄与してまいります。
「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」 に参画した企業からのコメント
ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社 様
当社はESGの取り組みを経営の最優先課題の一つと考えており、アイカサさんの「2030年までに使い捨て傘をゼロにする」というミッションに共感し、本プロジェクトに参画しました。大量に廃棄されるビニール傘を減らすことによりオフィスビルから出る廃棄物を削減し、また、ビルのテナント様に「雨の日を快適にハッピーに」過ごしていただけることを目指しています。
東急不動産リート・マネジメント株式会社 様
私たちは社会インフラを目指すアイカサさんの想いに共感しており、オフィスビルへ傘を設置することで当社も役に立ちたいと考え本プロジェクトへの参加を決めました。 雨の日でも環境に優しい傘で快適に過ごせる、まさにサステナブルな社会の発展に繋がるように、共に取り組んでいきたいと思います。
東京建物株式会社 様
当社グループは長期ビジョン「次世代デベロッパーへ」を掲げ、「社会課題の解決」と「企業としての成長」をより高い次元で両立することを目指しています。ビル事業でも開発と運営両面からSDGsの取組を継続しており、今回のアイカサさんの持続可能な社会の実現に向けた取り組みに共感し、本PJへ参加させていただきました。
複数企業での協働をきっかけに、環境負荷低減とテナントサービス向上を目指していきたいと思います。
三菱地所株式会社 様
三菱地所グループでは、長期経営計画における環境関連のKPIとして、2030年までに2019年度比で廃棄物排出量を20%削減することを目標に掲げています。この目標を達成する為には、私たちが運営管理する建物で廃棄されるビニール傘の削減は重要な課題の一つであり、アイカサによる傘のシェアリングサービスは、非常に有効な対策だと考えています。当社グループでは、約3年前から、「2030 年使い捨て傘ゼロプロジェクト」に賛同し、丸の内エリアのビル共用部に計9箇所のアイカサ傘立てを設置し、エリアの就業者の利便性向上と廃棄物削減の両立を実現しています。また、当社グループ10社においても、社員向けに「アイカサオフィスプラン」を導入しています。
これからも、関係各社様との協働を通じて、廃棄物排出量の削減と、使い捨てにされる傘の無い社会の実現を目指していきたいと考えています。
森トラスト株式会社 様
神谷町エリアの持続的な発展を目指す当社は、Nature Innovation Group様とのご縁で、2019年7月からエリア内の複数のビルに「アイカサ」のスポットを設置させていただいており、街の利便性と環境意識の向上に繋がったと感じております。 当社ではサステナビリティ活動のスローガンとして「まちづくりからみらいづくりへ」を掲げています。今回のプロジェクトへの参画を通して、Nature Innovation Group様の掲げる『使い捨て傘をゼロへ』という未来に貢献したいと考えています。
2022年度は8社とスタートした「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」は2023年度現在では12社まで取り組みを拡大しています。
<2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト 現在の参画企業>
・旭化成ホームプロダクツ株式会社
・株式会社関電工
・サントリーホールディングス株式会社
・ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社
・東急不動産リート・マネジメント株式会社
・東京ガス株式会社
・東京建物株式会社
・100BANCH(パナソニックグループ主催)
・三菱地所株式会社
・MIRARTHホールディングス株式会社
・森トラスト株式会社
・Rethink PROJECT(JT主催)
「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」の成果報告として、首都圏大手全鉄道会社との連携完了
2022年度に発表した本件プロジェクトの成果として、首都圏全大手鉄道会社10社との連携を発表しました。直近の目標としているアイカサ首都圏全駅設置に向けた大きな基盤が出来上がり、2030年使い捨て傘プロジェクトの中期目標としている2024年中1000駅設置へ向けた一つの大きなマイルストーンを達成いたしました。
アイカサは、2019年4月に京浜急行電鉄とサムライインキュベートが実施する『モビリティを軸とした豊かなライフスタイルの創出』をビジョンに掲げた『KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM』に採択され、品川駅周辺での実証実験がスタートしました。
その連携を皮切りに、鉄道を軸とした移動インフラと新しい移動体験や生活サービス、沿線地域の魅力をつなげていく“地域連携型MaaS”として雨の日に優しい傘が要らない街づくりのため、移動の支点となる駅やその周辺地域での設置を重点的に行いました。
その後も京成電鉄、JR東日本、小田急電鉄、西武鉄道、2021年には京王電鉄、東急電鉄、2022年には東京メトロ、東武鉄道、相模鉄道と、この4年間で首都圏大手私鉄9社並びにJR東日本各路線との連携を実現し350駅以上にスポットを設置。日本初のスマホアプリで無人で傘が借りられるIoT傘シェアサービスとしての高い認知度を実現し、雨の日の快適な移動体験と日本の使い捨て傘削減に寄与する体制を構築しました。
JR東日本含めた既存株主より資金調達を実施
アイカサは2023年3月にシリーズAエクステンションラウンドにてJR 東日本スタートアップ株式会社及びSGインキュベート株式会社より資金調達を実施しました。JR東日本スタートアップ株式会社が1つの企業に追加出資を行うのはアイカサが初となります。今回の資金調達を通し鉄道会社との連携をさらに強化していきます。
JR 東日本スタートアップ株式会社 シニアマネージャー 阿久津智紀(あくつ ともき)さまからのコメント
鉄道との相性がよいアイカサが各沿線に広がっていくことがお客様の指示の表れだと思います。引き続き、サービス認知、エリアの拡大に向けて一緒に伴走してまいりたいと思います。
マシンガンズ滝沢秀一さんがスペシャルサポーターとして、手間のかかるビニール傘ゴミの廃棄の仕方を紹介
「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」成果発表会では、環境省サスティナビリティ広報大使をつとめゴミ清掃員としても活動するお笑い芸人 マシンガンスの滝沢秀一さんが、ビニール傘の廃棄の仕方について実演しました。ビニール傘の廃棄方法自治体によっては異なりますが、その中でも、丁寧に分別をしなくてはいけない例を紹介し傘ゴミ削減のための工夫を共有しました。
滝沢秀一(たきざわ しゅういち)
1976年、東京都出身。太田プロダクション所属。東京成徳大学在学中の1998年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。2012年、妻の妊娠を機に、ごみ収集会社で働きはじめる。ごみ収集の体験をもとにSNSや執筆、講演会などでは発信している。2018年、エッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)などを上梓したあと、現在までに13冊出版している。2020年10月、環境省『サステナビリティ広報大使』就任。2023年5月、コンビとしてフジテレビ「THE SECOND」で準優勝。
日本初の傘シェアリングサービス「アイカサ」とは
「アイカサ」は、“雨の日を快適にハッピーに”と“使い捨て傘をゼロに”をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した日本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。現在のアプリ登録者数は約44万人。首都圏をはじめ、関西、愛知、岡山、福岡、佐賀、札幌などで展開し、鉄道沿線を中心にスポット数は1,250か所以上にわたります。
突発的な雨にもビニール傘をその都度購入せずに、駅や街中で丈夫なアイカサを借り、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することで手ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。
必要な時にだけ傘を利用するシェアリングサービスの仕組みを構築することで、限りある資源で豊かに暮らし、無駄な傘ゴミの消費を抑えCO2排出量の削減(アイカサ1回の利用でCO2約692g削減※)につなげてまいります。
2022年度のCO2削減量相当量:約192,126kg
2022年度のプラスチックごみ削減量相当量:23,543kg
2020年東京都主催「世界発信コンペティション」サービス部門優秀賞、2021年環境省主催「グッドライフアワード」ユース部門環境大臣賞、2022年「グリーン購入大賞」大臣賞を受賞し、傘がないことによって移動ができないことや濡れて不快になることを無くし、ひとりひとりが過ごしたい今を過ごせるよう「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし人にも地球にも愛ある社会づくりを構築しております。
※環境省3R 原単位の算出方法より https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf
アイカサ 公式HP URL:https://www.i-kasa.com
アイカサ アプリダウンロード URL:https://ikasa.onelink.me/IdAp/390be792
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