上場アパレルの7月度売上、7割超が前年同月を下回る

新型コロナの感染再拡大と長雨により客足が後退

株式会社帝国データバンク

新型コロナウイルスの感染拡大から約6カ月が経過した。緊急事態宣言の解除後、全面的に営業が再開したことで6月には回復の兆しがみられたが、感染者数の増加による外出自粛や天候不順の影響を受け、7月の客足は後退した。その後も感染者数は増加傾向にあり、7月31日に沖縄県は県独自の緊急事態宣言を発出、東京都は8月3日より、酒類の提供を行う飲食店・カラオケ店に営業時間短縮の要請を行った。各企業は再び厳しい環境に置かれ、業績動向が注目される。
帝国データバンクでは、アパレルを中心とした衣服類販売を手がける上場企業(または上場グループ中核企業)のうち、HPなどで月次売上高をリリースしている24社について、2020年7月分の全店実績を集計し、分析した。
■月次売上高の集計方法等は、リリース企業の手法・方針に準ずる
 
  1. 集計対象24社のうち、2020年7月の月次売上高が全店ベースで前年同月(2019年7月)を下回ったのは18社(構成比75.0%)、上回ったのは6社(同25.0%)。長雨による客足の低下や、新型コロナウイルスの感染の再拡大による外出自粛で、前月より前年同月を下回った社数が増加した。上回ったのは西松屋チェーンとワークマンのほか、TOKYO BASE、しまむら、コックス、ファーストリテイリング
  2. 前年同月を下回った企業の前年同月比の減少幅をみると、18社のうち12社で前年同月比の減少幅が6月と比べて拡大した。6月は10%未満の減少幅が約3割で最多であったが、7月は10%以上20%未満の減少幅であった企業が約4割で最多。減少幅が縮小したのは、はるやまホールディングス、コナカ、青山商事の紳士服関連企業の3社

集計対象企業一覧(24社)集計対象企業一覧(24社)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
シンクタンク
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社帝国データバンク

156フォロワー

RSS
URL
https://www.tdb.co.jp/index.html
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南青山2-5-20
電話番号
03-5775-3000
代表者名
後藤 信夫
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
1987年07月