長期脱炭素電源オークション第一号!福岡県田川市の特別高圧系統用蓄電所が11月末日より運転開始
グリーンに特化した電力事業を展開する、しろくま電力株式会社(東京都港区、代表取締役 谷本 貫造 以下、しろくま電力)は、ヘキサ・エネルギーサービス合同会社(東京都千代田区、職務執行者 シャー優子、以下、ヘキサ・エネルギーサービス)が、SPCを通じて保有・事業推進する「田川蓄電所」について、2025年11月末日より運転を開始する運びとなりましたのでお知らせいたします。
また、本件は国が進める「2023年度長期脱炭素電源オークション」*1 に採択された案件において、国内で初めて運転を開始する系統用蓄電所となります。

*1 経済産業省が2023年に導入した制度で、再生可能エネルギーや原子力などの脱炭素電源を対象に、長期契約をオークション形式で決定する、安定的な電源確保と投資を促す制度。https://www.occto.or.jp/market-board/market/oshirase/2024/20240426_youryouyakujokekka_kouhyou.html
●取り組みの概要
本事業は、ヘキサ・エネルギーサービスが、SPCを通じて保有・事業を推進し、しろくま電力は技術パートナーとして開発、設計・施工、運用、保守管理まで一貫した支援を行います。「2023年度長期脱炭素電源オークション」に採択された案件として、両社は全国10カ所の系統用蓄電所の開発を進めており、本件はその第一号案件となります。また、本件に続く特別高圧系統用蓄電所の開発が、北海道や三重県などで進行中です。
<田川蓄電所 設備概要>

案 件 名 :田川蓄電所
所 在 地 :福岡県田川市
出 力 :29,970KW
定格容量合計:130,390KWh
●しろくま電力の系統用蓄電池事業について
しろくま電力では、現在5.3GWhの系統用蓄電所の開発を進めています。これは経済産業省が発表する2028年時点での系統用蓄電池の導入見通し約16GWh*2 の3割を占めるもので、すでに64MWh*3 の系統用蓄電所が運転を開始しています。
しろくま電力は、再生可能エネルギーの開発で培った設計・施工技術、そして市場連動型プランの電力小売りや蓄電池と同じ性質をもつ揚水発電所の運用から得た電力市場での運用ノウハウを強みとしています。また、これらを支えるシステム開発にも注力しており、土地開発AIシステム「Green Map」を代表とする自社開発システムが事業速度を加速度的に早めています。
再エネの調整力として欠かせない系統用蓄電池の普及のため、しろくま電力は引き続き業界を牽引する存在として、本事業に注力してまいります。スピードと価格、そして技術集団ならではの品質を強みに、エネルギーの安全保障と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
*2 経済産業省「系統用蓄電池の現状と課題」2024年5月29日参照
*3 2025年9月時点において弊社が開発し運転を開始している案件の合計蓄電容量
【ヘキサ・エネルギーサービス合同会社】
世界70か国以上の国々でインフラ事業を展開するI Squared Capitalグループの本邦事業会社。エネルギーの脱炭素化に資する再生可能エネルギー事業や系統用蓄電池事業などを展開している。グローバルな視点で日本のエネルギーインフラにおける課題にコミットし、系統用蓄電池事業においてはすでに日本国内で合計549MW(2025年11月時点) の開発を進める。
設 立:2023年4月
代 表 者:職務執行者 シャー(渡邉)優子
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー7階
事 業 内 容:再生可能エネルギーや蓄電池等を活用した電力事業全般
U R L :https://www.hexa-es.com/ja
【しろくま電力株式会社】
創 業:2016年10月
代 表 者:代表取締役 谷本 貫造
本社所在地:東京都港区芝大門2-4-6
事 業 内 容:グリーン電力事業
U R L :https://corp.shirokumapower.com
系統用蓄電池事業について:https://af.shirokumapower.com/storage
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