KARTE DatahubがBI(ビジネスインテリジェンス)と機械学習の機能を追加するメジャーアップデートを実施
多種大量なデータから意思決定に必要な指標を描画する 「Datahub BI」と、ビジネスニーズに応じた機械学習モデルが簡単に使える「Parameterized ML」のβ版提供を開始
※ BI(ビジネスインテリジェンス)とは、企業の情報システムなどに蓄積される膨大な業務データを収集して分析し、その結果を可視化し、業務や経営の意思決定に活用する仕組みのことをいいます。
KARTE Datahub は、基幹システム上の顧客データや店舗からのPOSデータなど、社内外に点在する様々なデータを KARTE がリアルタイムに解析したユーザー行動データと掛け合わせ、より解像度の高い顧客の理解やCX(顧客体験)を実現したいという企業の声から開発がスタートし、2018年12月に提供を開始しました。現在では三菱地所や三井住友銀行、リクルートなど多くの企業やサービスでご利用いただいています。
KARTEDatahubの導入企業
サービスの提供開始から2年を迎え、データの蓄積と活用との間にある様々な障壁や分断をこれまで以上に解消すべく、今回のKARTE Datahubメジャーアップデートで追加されたのは以下2つのβ版機能になります。
1.多種大量なデータから意思決定に必要な指標をリアルタイムで描画する「Datahub BI」
「Datahub BI」は、KARTE Datahubの管理画面上からビッグデータの加工・分析と可視化を簡単に実現できる機能になります。表計算ソフトのように関数やフィルターを使ってデータの加工・分析が行える「シート」と、クエリやシートの分析結果からチャートを作成しデータを可視化、ドラッグ&ドロップの操作でダッシュボードの作成が行える「チャート&ダッシュボード」で構成されています。
Datahub BIを用いることで、KARTEがリアルタイムに解析したオンライン上でのユーザー行動データに加えて、社内の基幹システムや様々な外部サービスに存在するオフラインデータを対象に、データの加工・分析から可視化までをワンストップで実行可能になります。意思決定に必要な指標をリアルタイムで描画することで、事業と顧客の解像度を上げ、持続的なサービス改善に取り組むことができます。
また、Datahub BIとKARTEを組み合わせることで、専門的な技術を持たないビジネス部門の従業員でも貯めたデータを直接活用する機会を得られ、顧客への施策に直接反映することができます。データ蓄積と活用における役割・プロセス・ツールによる分断を解消することで、エンジニアリング業務の効率化・省力化だけでなく、CX向上のためのPDCAサイクルも、より高速で回せるようになります。
2.優良顧客の予測などビジネスニーズに応じた機械学習モデルがテンプレート化されて簡単に使える「Parameterized ML」(パラメタライズドML)
「Parameterized ML」は、KARTE Datahubの管理画面上から機械学習による予測分析を簡単に実行できる機能になります。機械学習は、データの収集、整形、モデルの作成、予測、サービスへの繋ぎこみなど、ビジネスに活用するまでの道のりが非常に長く、また設計から実装までの専門的な技術を持った人材も必要になるため、多くの企業にとって取り組むハードルの高い分野となっています。その課題に対しParameterized MLでは、ビジネスニーズに応じた機械学習モデルをテンプレート化し、機械学習に必要な工程を自動化することで、誰でも簡単にパラメータを設定するだけで機械学習を利用することができます。
Parameterized MLを用いることで、購買予測によるクーポン配布の最適化や離脱予測による休眠復帰(リエンゲージメント)メールの送付、優良顧客(ロイヤルカスタマー)になる可能性が高いユーザーの特徴的な行動(マジックナンバー)を発見・特定するなど、これまで以上に顧客の解像度を上げた効果的な施策が可能となります。
また、Parameterized MLとKARTEを組み合わせることで、これまでの機械学習において課題だったデータ連携の工数を最小限に抑えることが可能になり、機械学習の予測結果をシームレスに顧客への施策に直接反映することができるようになります。
「Datahub BI」と「Parameterized ML」のクローズドβ版先行利用企業様からのコメント
株式会社リクルート 次世代事業開発室 グループマネージャー 瀬沼 裕樹 様
DXを推進するうえでデータの蓄積や見える化は必須の対応事項ですが、KARTE Datahubによって企業のデータ活用をワンプロダクトで実現することができます。KARTEで取得したオンライン上でのユーザー行動データと自社で保有する顧客や商品等の業務データを紐づけて、BI機能を活用した多面的かつきめ細やかなデータ分析を行うことで、改善施策の精度が大幅に向上しました。今後はKARTE Datahubに蓄積したデータと機械学習を組み合わせることで、顧客一人ひとりに最適化された体験を提供できる未来が訪れることを期待しています。
NRIデジタル株式会社 DX企画ユニット ディレクター 吉田 純一 様
これまでもKARTE Datahubにより高機能なCDP(カスタマーデータプラットフォーム)の構築が可能でしたが、複雑なデータの可視化や機械学習は外部ツールに頼っていました。今回、「Datahub BI」と「Parameterized ML」という新機能が加わったことで、データの集約から機械学習を活用したモデリング、CX施策の実行、BIによる可視化までをKARTE内でワンストップに行えるようになりました。これにより外部ツールとの連携開発が不要になるため、IT部門の支援がなくともマーケティング部門主導でのデータ活用がますます進めやすくなるほか、我々コンサルタントも「システム」ではなく「お客様」に向き合う時間を最大化できると感じています。
「KARTE Datahub」サービスサイト
https://karte.io/product/datahub/
「KARTE Datahub」に関する企業からのお問い合わせは、こちら(https://karte.io/enterprise/)からお願いします。
KARTEについて
https://karte.io/
「KARTE」は、ウェブサイトやアプリを利用するお客様の行動をリアルタイムに解析して一人ひとりを可視化し、個々のお客様にあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームです。2015年3月にサービスを開始しました。高い拡張性を備えており、オンサイトに限らず様々なシーンでのマーケティング課題やニーズに合わせた活用が可能です。KARTEは、あらゆるデータを個客軸で統合・解析することで圧倒的な顧客理解を可能とし、エンドユーザーにおける体験価値(CX)の向上を実現します。
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