DHL Express、AI搭載の「マイグローバルトレードサービス」に新機能が追加、企業のグローバル市場進出を後押し
・トレードレーンの比較分析が可能に ・新規市場参入における競争力を強化
シンガポール発:国際エクスプレスのグローバルリーダーであるDHL Expressは、AIを活用した通関情報ポータルサイト「マイグローバルトレードサービス(通称:MyGTS)」をさらに強化し、新たに「トレードレーン比較機能」を追加しました。この機能により、輸出国と輸入国または地域間の既存のトレードレーン規制や通関要件を検索できるようになります。
「マイグローバルトレードサービス」は、企業が新規市場への参入や新製品の発売に際し、荷物の出荷計画に必要な通関情報を簡単に取得できる無料のオンラインツールです。このたび追加された新機能は、AI(人工知能)と機械学習を活用し、既存の貿易協定の概要や各貿易ルートにおける陸揚げコストに含まれる関税や税金の推定額を提供します。陸揚げコストとは、製品を工場から顧客先まで届けるための総費用を指し、送料や保険料に加え、海外輸送にかかる推定関税額や税額も含まれます。
「マイグローバルトレードサービス」は、プラットフォーム上で出荷する荷物と希望の輸出・輸入国または地域を選択するだけで利用ができるほか、輸出入統計品目番号(HSコード)の検索なども可能です。本サービスは、特に通関規制などの専門知識を扱う部門がない中小企業(SME)のお客様にとって利便性を高めるツールであり、複雑な手続きをスムーズに進める支援をします。
DHL Expressアジア太平洋地区コマーシャル担当シニアバイスプレジデントのYung C. Ooiは、「特に中小企業のお客様は、ビジネスレジリエンスを発揮しグローバルで事業を展開するために、あらゆる手段を講じています。しかし、多くの企業が通関規制や手続きの複雑さによってしばしば足かせを感じ、海外への進出計画が遅れることがあります。この新しいトレードレーン比較機能によって、通関要件や陸揚げコストを事前に把握できるようになります。この取り組みは、企業が国境を越えてビジネスを展開する際に直面する障壁を減らすことを目的とし、常に革新的なソリューションを提供し企業を支援するという当社のコミットメントに基づくものです」と述べています。
トレードレーン比較機能について
トレードレーン比較機能を活用し、輸入および輸出条件を最も有利に提供するルートを分析することで、企業は潜在的なコスト削減と収益性の向上につなげることが可能です。数々の工場やサプライヤーから資材を調達する場合、輸入に必要なライセンスなどの参考情報を特定できます。一方で輸出の際には、仕向け国に出荷する荷物の輸入要件についての情報を取得することができます。これらの情報は、企業が新規市場に参入する際のポジショニング戦略の策定に役立ちます。
市場進出への期待
企業はこの新機能を活用することで、単一の調達先に依存する必要がなくなります。製造業と消費者市場に支えられ、飛躍的な経済成長を遂げるアジアへの参入は企業にとって重要な成長機会となります。2024年版「DHL Global Connectedness Index (DHL国際連結性指数)」によれば、企業のグローバル化が進み、企業は海外市場への投資や国際的な存在感の拡大を進めています。
マイグローバルトレードサービスの詳細:https://www.dhl.com/discover/ja-jp/starter-hub/customs-and-regulations
2024年版「DHL Global Connectedness Index (DHL国際連結性指数)」:https://www.dhl.com/global-en/delivered/globalization/global-connectedness-report.html
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