【いぼ治療の最新調査】市販薬で自己治療した人の68.3%が悪化・拡大を経験、液体窒素治療の平均通院回数は5.2回と判明

〜皮膚科医が解説する「いぼの正しい見分け方」と「痛みを抑えた最新治療法」〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、いぼを自分で取ることは危険であり、68.3%の人が悪化・拡大を経験しています。いぼの治療法は液体窒素凍結療法が保険適用の標準治療ですが、痛みが強く平均5.2回の通院が必要です。痛みを抑えたい方にはレーザー治療や外用薬併用療法など、複数の選択肢があるため、まずは皮膚科を受診して適切な診断を受けることが重要です。

 ・市販薬や自己治療でいぼが悪化・拡大した人は68.3%に達する 

・液体窒素治療の完治までの平均通院回数は5.2回、期間は約3.4ヶ月 

・いぼ治療で最も不安に感じる点は「痛み」が57.7%で最多

 用語解説 

■ ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)とは 

ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染して生じる良性腫瘍である。主に手足に好発し、表面がザラザラした角質の隆起として現れる。自然治癒することもあるが、放置すると数や大きさが増えることが多く、他者への感染源にもなるため早期治療が推奨される。 

■ 液体窒素凍結療法とは 

液体窒素凍結療法とは、マイナス196度の液体窒素を用いていぼの組織を凍結壊死させる治療法である。保険適用の標準治療として広く行われており、1〜2週間間隔で複数回の治療を要することが多い。治療時に痛みを伴い、水ぶくれや色素沈着が生じることがある。

■ モノクロロ酢酸療法とは

モノクロロ酢酸療法とは、強酸性の薬剤を用いていぼの角質を化学的に溶解・除去する治療法である。液体窒素と比較して痛みが少なく、特に小児や痛みに敏感な患者に用いられることがある。保険適用外となる場合もあるため、事前確認が必要である。

いぼ治療法の比較(液体窒素・レーザー・外用薬)

比較項目

液体窒素凍結療法

炭酸ガスレーザー

外用薬(サリチル酸等)

治療時の痛み

強い

局所麻酔で軽減可

ほぼなし

1回の治療時間

5〜10分

10〜20分

自宅で毎日塗布

完治までの期間

1〜6ヶ月

1〜3ヶ月

2〜6ヶ月以上

通院回数目安

3〜10回

1〜3回

月1回程度

費用目安

1,000〜2,000円/回(保険適用)

5,000〜20,000円/個(自由診療)

500〜1,500円/回(保険適用)

傷跡リスク

色素沈着あり

軽度の瘢痕リスク

ほぼなし

再発率

中程度

低い

高い

※当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍治療実績に基づく目安です。いぼの部位・大きさ・数により異なります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、いぼ(ウイルス性疣贅)の治療経験がある全国の20〜60代の男女300名を対象に、いぼ治療に関する実態調査を実施しました。本調査では、自己治療による悪化リスクや液体窒素治療への不安、患者が求める治療法について明らかになりました。

調査背景 

いぼ(ウイルス性疣贅)は、日本人の約10%が生涯で一度は経験するとされる一般的な皮膚疾患です。しかし、「たかがいぼ」という認識から市販薬での自己治療を試みたり、放置したりするケースが後を絶ちません。また、保険適用の標準治療である液体窒素凍結療法は「痛い」「何度も通院が必要」というイメージから、受診をためらう方も少なくありません。このような背景から、いぼ治療の実態と患者ニーズを把握し、正しい治療選択を支援するため本調査を実施しました。

 調査概要 

調査対象:いぼ(ウイルス性疣贅)の治療を受けた経験がある、または現在治療中の全国の20〜60代の男女

調査期間:2026年3月2日〜3月11日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果 

【調査結果】半数以上が自己判断で対処、皮膚科をすぐ受診したのは27.3%にとどまる 

設問:いぼができた際、最初にどのような対処をしましたか?

いぼができた際、すぐに皮膚科を受診した人は27.3%にとどまり、半数以上が市販薬の使用や自己処置など自己判断で対処していることが判明しました。「たかがいぼ」という認識が受診を遅らせている可能性があります。

【調査結果】自己治療で悪化・拡大した人は68.3%、完治はわずか8.4% 

設問:市販薬や自己処置でいぼを治療しようとした結果、どうなりましたか?(該当者のみ)

市販薬や自己処置を試みた人のうち、完治に至ったのはわずか8.4%でした。一方で、いぼが増えた・大きくなった(38.7%)、炎症や出血が起きた(14.5%)、かゆみや痛みが出た(8.8%)と、68.3%が何らかの悪化・拡大を経験しており、自己治療のリスクの高さが浮き彫りになりました。

【調査結果】液体窒素治療の完治までの平均通院回数は5.2回、半数以上が4回以上通院 

設問:液体窒素治療を受けた方に伺います。完治までに何回通院しましたか?

液体窒素治療で完治するまでの通院回数は、4回以上が64.7%を占め、平均5.2回という結果になりました。11回以上通院した人も11.7%存在し、いぼの部位や大きさによっては長期の治療が必要であることがわかります。

【調査結果】治療への不安は「痛み」が57.7%で最多、次いで「再発」が心配 

設問:いぼ治療で最も不安に感じることは何ですか?

いぼ治療で最も不安に感じる点として「治療時の痛み」が57.7%と圧倒的に多く、液体窒素治療の痛みへの懸念が受診をためらわせる大きな要因となっていることが推測されます。

【調査結果】「痛みが少ない治療法」を求める人が42.3%、「通院回数が少ない」も23.7% 

設問:いぼ治療について、どのような治療法があれば利用したいですか?(複数回答可・最も利用したいもの1つ)

患者が最も求めているのは「痛みが少ない治療法」で42.3%、次いで「通院回数が少ない治療法」が23.7%でした。液体窒素以外の治療選択肢へのニーズが高いことが明らかになりました。

調査まとめ 

本調査により、いぼ(ウイルス性疣贅)患者の半数以上が自己判断で対処し、そのうち68.3%が悪化・拡大を経験している実態が明らかになりました。また、保険適用の標準治療である液体窒素凍結療法は平均5.2回の通院を要し、痛みへの不安から受診をためらう人が多いことも判明しました。患者が求める「痛みが少ない」「通院回数が少ない」治療法へのニーズは高く、液体窒素以外の治療選択肢についての正しい情報提供が重要であることが示唆されました。

 医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍治療実績から申し上げると、いぼ(ウイルス性疣贅)は自己判断での治療が最も危険な皮膚疾患の一つです。今回の調査で68.3%の方が自己治療で悪化・拡大したという結果は、臨床現場の印象と一致しています。

 いぼは見た目が似ていても、ウイルス性疣贅、老人性疣贅(脂漏性角化症)、伝染性軟属腫(水いぼ)、さらには悪性腫瘍など、原因や治療法が全く異なります。特にウイルス性いぼは、爪で削ったり市販のいぼ取り液を使用したりすることで、ウイルスが周囲に広がり、いぼが増殖するリスクが高まります。また、出血を伴う処置は感染症のリスクも伴います。

液体窒素凍結療法は日本皮膚科学会でも推奨されている保険適用の標準治療ですが、調査結果にもあるように治療時の痛みが強く、複数回の通院が必要です。特に足底のいぼは角質が厚く、10回以上の治療を要することも珍しくありません。痛みへの不安から治療を中断してしまうケースも見られます。

液体窒素以外の選択肢として、炭酸ガスレーザーによる蒸散治療、モノクロロ酢酸などの外用薬、活性型ビタミンD3外用薬との併用療法など、複数のアプローチがあります。当院では患者様の痛みへの耐性、いぼの部位・数・大きさ、ライフスタイルを考慮し、最適な治療法を提案しています。

重要なのは、いぼに見える皮膚病変が本当にウイルス性疣贅なのかを正確に診断することです。まれに皮膚がんがいぼに似た外観を示すことがあり、自己判断は禁物です。気になる症状があれば、まず皮膚科を受診してください。

【エビデンス】

日本皮膚科学会の尋常性疣贅診療ガイドラインでは、液体窒素凍結療法が推奨度Bの標準治療として位置づけられています。当院監修医師の臨床経験では、治療法の選択と患者様への十分な説明が、治療完遂率の向上に直結すると考えています。

 いぼの種類と見分け方 

・ウイルス性疣贅:表面がザラザラで点状出血あり、手足に好発

・老人性疣贅:茶〜黒色でシミのような外観、体幹・顔に多い

・水いぼ:中央がへそのようにくぼんだ光沢のある丘疹、子どもに多い

 受診すべきタイミング 

・いぼが急に増えた、または大きくなった場合

・出血や痛みを伴う場合

・市販薬を2週間使用しても改善しない場合

・いぼか他の病気か判断できない場合

 治療法選択のポイント 

・痛みに弱い方・小児:モノクロロ酢酸や外用薬併用療法

・通院回数を減らしたい方:炭酸ガスレーザー治療

・費用を抑えたい方:保険適用の液体窒素凍結療法

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

 よくある質問(Q&A) 

Q1. いぼの種類と見分け方は?
A. いぼは主に「ウイルス性」「老人性」「水いぼ」の3種類があり、外観と好発部位で見分けますが、正確な診断には皮膚科受診が必要です。

ウイルス性疣贅は表面がザラザラした角質の隆起で、削ると点状出血が見られます。老人性疣贅は茶〜黒色でシミのような外観で、加齢とともに増加します。水いぼは中央にくぼみのある光沢のある丘疹です。調査では半数以上が自己判断で対処していましたが、いぼに似た悪性腫瘍も存在するため、自己診断は危険です。

Q2. いぼを自分で取っても大丈夫?

A. いぼを自分で取ることは危険であり、調査では自己治療を試みた68.3%が悪化・拡大を経験しています。

市販薬や自己処置でいぼを取ろうとした人のうち、完治したのはわずか8.4%でした。38.7%がいぼの増殖・拡大を経験し、14.5%が炎症や出血を起こしています。ウイルス性いぼは削ることでウイルスが周囲に広がり、かえって悪化するリスクが高いため、皮膚科での治療をお勧めします。

Q3. いぼの治療法にはどんなものがある?

A. 液体窒素凍結療法が保険適用の標準治療ですが、レーザー治療や外用薬療法など痛みの少ない選択肢もあります。

調査では「痛みが少ない治療法」を求める人が42.3%と最多でした。液体窒素凍結療法は保険適用で1回1,000〜2,000円程度ですが痛みが強いです。炭酸ガスレーザーは痛みを軽減でき通院回数も少ないですが自由診療です。モノクロロ酢酸や外用薬併用療法は痛みが少なく、小児にも適しています。

Q4. いぼの液体窒素治療は痛い?何回通う?

A. 液体窒素治療は強い痛みを伴い、調査では平均5.2回、64.7%の人が4回以上の通院を要しました。

調査結果では、液体窒素治療で完治するまでの平均通院回数は5.2回、期間は約3.4ヶ月でした。11回以上通院した人も11.7%存在します。治療への不安として「痛み」を挙げた人は57.7%と最多で、特に足底のいぼは角質が厚く治療回数が増える傾向があります。痛みに不安がある場合は、他の治療法についても医師に相談してください。

Q5. いぼ治療は保険適用される?

A. 液体窒素凍結療法や一部の外用薬は保険適用ですが、レーザー治療は自由診療となります。

調査では「保険適用の治療法」を希望する人は11.0%でした。液体窒素凍結療法は保険適用で1回1,000〜2,000円程度(3割負担)で受けられます。サリチル酸外用薬なども保険適用です。一方、炭酸ガスレーザーは自由診療で1個5,000〜20,000円程度です。費用と治療期間のバランスを考慮して選択することをお勧めします。

 放置のリスク 

・自己処置によるウイルス拡散で、いぼが全身に広がる可能性

・家族や他者への感染拡大リスク

・放置により難治性となり、治療期間が長期化する可能性

・いぼに似た皮膚がん(有棘細胞癌等)を見逃すリスク

 こんな方はご相談ください|受診の目安 

・いぼが急に増えた、または大きくなった

・市販薬を2週間以上使用しても改善しない

・いぼから出血や浸出液がある

・いぼの色が黒や赤に変化した

・痛みやかゆみが強くなった

クリニック案内 

アイシークリニックの特徴 

・皮膚腫瘍・皮膚外科専門の医師による正確な診断と治療法の提案

・液体窒素、レーザー、外用薬など複数の治療選択肢を提供

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通院しやすい

・当日受診可能な体制を整備、忙しい方にも対応

各院情報

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月